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全てのシーンで表情1つ1つへのこだわりが光っていました。
実は優しさに溢れているテンノーが一度も優しいっぽい顔を見せないから、幼少期のマコが感じたであろう嫌悪感にもリアリティが出ますし
11Pで仲間がべそをかいていても毅然とした態度でいるから、制作委員の男子が彼なりに堪えていた思いにも重みが出るのだと思います。
そして冒頭1~2Pで「∧」の字だったマコの口がラストでしっかり「∨」の字になっている。
一読して一瞬で惹き込まれたこの作品の魅力は、そういった細部への丁寧さの積み重ねで出来ているのではないかと、二度三度読んでしみじみ感じた次第です。
よく見ると、オブジェもこの表情(ビジュアル)だからこそ「壊れてほしくない」という気持ちを強く誘われたんだと思います。
ドルヲタまんがをイチ読者として楽しく読ませてもらっておりましたが、今はイチ編集として是非お話を伺いたいという気持ちになり担当希望させていただきました。
2018/04/13 04:27 -
サムネイルのおっちゃんの絵がめちゃくちゃ上手いですね……。
鮫肌天皇は鮫肌町そのものだったりしたのかな、と思いながら楽しく読みました。
こういうのを描きたいという初期衝動がちゃんと伝わってくる良い漫画でした。
すこし不思議系のマンガがお好きなんですね。
はじめてちゃんと描かれた作品だとは思えない。
太陽が考えていることなんて誰にも判り得ないように、
『彼が何者なのか』を作中で描く必要はないとは思うのですが、
かわりにマコちゃんの目線では彼がどういう存在なのか、具体的なエピソードを以って踏み込んで描かれているともっとキャラに乗っかれて最後が引き立つようになるのかな、と思います。
最近描かれた長めのストーリー漫画があるのなら、それも読んでみたいです。2018/04/11 19:37 -
他の作品もすべて読ませていただきました。軍手さんの、人間をとらえる愛情深い視点が私は大好きです。
ドルヲタに限らずオタクというのは、圧倒的な敬愛・畏怖の対象(=推し)を前に「名も無き自分」で在り続けたいと願いながらも、推すという営みにおいて己の中に生まれる濃厚なドラマの主人公にならざるを得ないという相克を抱えているんですが(当事者なのでつい熱く語ってしまった…)、そんなアンビバレントな存在である名も無きドルヲタたちを、揶揄するでも賛美するでもなく、「愛すべきだが困った隣人」の距離感でフラットに描いているのが良い!
現状だと「ドルヲタあるある」で読まれてしまうかもしれないのが、もったいないです。軍手さんの人間を愛情深く肯定する力があれば、より普遍的なテーマで読者の心を大きく動かすことが可能だと思います。『鮫肌天皇』には、その種がしっかり植わっていますし! 『ドルヲタ4コマ』作中でも<おたく先輩とニーハイ後輩>シリーズには素直にニヤニヤできる恋愛要素を感じました。ぜひ、軍手さんとじっくりお話させていただきたいです。2018/04/14 18:27 -
ご投稿いただいてから時間がたってしまってからのコメントで恐縮ですが、本当に面白かったです。ただの感想ですが、ご覧いただけると幸いです。
私も地下アイドルの現場に通っていた時代があり共感の嵐でした!
とくに3話の「色んな現場がある」を読んで胃がキュっとしました。
「ちょっとやばいオタクだ~!」みたいな人も、決して下げて描くことなく、この作品から軍手さん自身の優しさ(人類愛?)みたいなものを感じました。読んでいて気持ちよかったです!次もご投稿おまちしております。
担当とかではなく、ドルオタとして軍手さんのアイドル観とかお伺いしたいです!
もし、現場などでお会いすることがございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
2018/09/03 22:26 -
愛嬌あるmadnessを描ける人は、きっとご本人の内にデフォルトで「愛嬌」がある人なんだと思います。街並みの丁寧な描きこみを見ても、軍手さんが世界を慈しみながら捉えようとしている様が容易に想像できますね。さあ次はどんな風に、僕らに世界を見せてくれるのか…
2018/11/01 15:05