編集者メッセージページ

  • 2話のご投稿ありがとうございます!
    今回はルラちゃんのバイト回でしたが、その中でもやはり女の子の魅力の際立たせ方が圧倒的にうまい…!!と感じました。
    吸血鬼としては欠かせないだろう尖った八重歯は、猫耳メイドに確かに丁度いいなと感じました。カチューシャのフリルの感じなどにもこだわりが感じられ、女の子の魅力を引き出すのを意識されているのが伝わってきました。髪に関しても(三つ編みは自己制作ブラシとのことでしたが)流れや生え際を意識されていてフェチを感じます。
    今回のルラちゃんはリルちゃんといるときは明らかに口調が違う(バイト時以外のバックヤードでも少し媚びた感じで話している)、1話ではわざわざリルちゃんの家に行ってご飯を作ってあげていたのに今回はおねだりしている、など細かい点のふるまい方の違いについても描写されていたのが印象的でした。
    1話の際も細かい小道具などで生活感を出すことに成功されていましたが、2話ではそれらの点でキャラの現実みを増すことにさらに成功していらっしゃると実感できました。
    そしてなんといっても目!!目ですね。目の存在感が違います。きちんとこの話ではこのシーンが見せたい!というのが決まっている方の描き方だと思われますが、それがきちんと作用しているのが分かります。
    さらに飴井様の作る作品について気になってしまう回でした。ぜひお手伝いさせていただけますと幸いです!

    2021/08/23 19:31
  • 2話目も面白かったです。
    やっぱりキャラクターがイキイキしていて、呼吸してそうな存在感があります。
    1話目でもほのめかされていたルラのバイト先がメイド喫茶というのも、なるほどと唸らされました。初めて見たのに「こんな生活してそう」と思わされる納得感があります。本当に上手です…。
    充分面白いけれどちょっと思ったのが、この漫画の面白さを考えた時、
    この話はこれが完成形ではなく、これをベースにして、ここからさらにもう一考してみるといいかもしれません。
    1話を読んで、ルラというキャラクターが出てきて、それが非常に魅力的でキャラクターが立っているので、読者はこのキャラはこういう動きをしそうだ、という予測(期待感)ができます。(キャラが立ってないと予測のしようがなくて、そういうキャラは印象に残りません)
    その想像上のルラに、メイド喫茶でのバイトという要素を与えると、まさにこの2話目のような挙動をしそうです。これは期待を裏切らないということでもありますが、予想の範疇に収まってしまっているとも言えます。予想を裏切ることを意識しすぎるとキャラがぶれたり突拍子がなくて読者がついていけなくなってしまうので、期待にこたえつつ、ほんの少し予想を超える描写を目指せると良いのではないでしょうか。
    ドキュメンタリーをフィクションに変える工夫というか、ルラのメイド喫茶でのリアルな日常が今の2話目で描かれている描写だとして、そこにひとつ演出かフィクションを加える。そんな風にできると、さらに面白くなると思います。それはヨミとのやり取りなのか、あるいは男性客との接客における何かなのか、それ以外か、ルラにまつわることでさえあれば、いくらでもやりようはあると思います。そしてその1個演出を加えた予想を上回る何かが、この作品の読み味になっていくのかと思います。担当したら、これを考えるお手伝いはできると思います。
    あとは、これは本当に個人的な印象ですが、連載の1.2話と考えていくと、2話はまだリルとルラの二人の話を見たいと思いました。今回の話はもう少し先で見たいかなと。
    (1話の感想でルラの名前を間違っていました。大変失礼しました‥!)

    2021/08/21 18:04
  • 2話目、投稿ありがとうございます!執筆お疲れさまでした!

    本当に良きでした…。
    ルラちゃんのバイト編が早くも! 猫耳メイド喫茶かぁー。強いですね。
    ドレス、フリル、猫耳&しっぽ、フェチ感出てて良いです。
    それもただの趣味的なものではなくて、ルラちゃんの顔面偏差も含めて、読者を巻き込んで行ける感しかない。

    新キャラのヨミちゃんもイマドキ女子のクールさが良かったです。
    黒髪ボブの髪かき上げ、からのうなじをルラちゃんに狙われてる…!?
    1話に最低1吸血鬼チャンス、ドキッとしてクセになりますねこりゃ。

    早くもリル家から外に出たお話でしたが、メイド喫茶編ももっともっと話広げられそうでいい設定でした。
    まかないにもちゃんとケチャップで猫の絵描くぐらいですもん、そりゃ人気メイドでしょうよ、
    と思えるキャラ立ちが素晴らしいんだと思います。

    担当必要でしたら、ぜひ。諸手を挙げて立候補しておきます!

    2021/08/18 17:57
  • 『ポーの一族』を再開するにあたって40年ぶりにネームを描き始めた時、萩尾先生は「エドガーとアランが語り掛けてくる」とおっしゃっていました。(私大ファンで前部署で読み切りを担当させていただいたことがあります)
    この作品のリルとリラも、飴井さんに語り掛け、勝手に動き、勝手に喋り出しそうな気がします。絵も設定も非常に秀逸で魅力的ですが、この「キャラクターの実在感」こそが、本作の最大の強みだと思いました。この絵、設定に加え、その他さまざまな要素(セリフ、口調、挙動、表情、ポーズ、ストーリーなど)がうまいこと組み合わさって初めて、これほど強いキャラクターが生まれるんだと思います。
    「いるはずないけどいそう」と思わせてくれるキャラクターは魅力的です。
    絶対に6秒でターゲットを片づける殺し屋なんているはずないけど、「ファブル」はいそうと思わせてくれるし、容疑者の家に上がり込んで料理をふるまった挙句ストッキングをかぶってタバコを吸う刑事なんているはずないけど、「古畑任三郎」はいそうだと思わせてくれます。
    それくらい、リルとリラは魅力的で強いキャラクターだと僕は思いました。どちらかというと、彼女たちの存在よりも、飴井さんが漫画歴浅めだということの方が信じられないかもしれません…。

    2021/08/17 16:10
  • 美味しそうな食べ物を、かわいい女の子が美味しそうに食べる。これがしっかり表現できているというだけでも、この作品は魅力的な漫画として成立していると思います。

    方針としては高カロリーな美味しそうなものを作って食べていくグルメ漫画でしょうか。吸血鬼という設定は大胆ですが、高カロリー食という括りに説得力を持たせる噛み合わせのよい設定だと感じました。

    個人的にはリルルラには日本の生活に馴染んだ、もっと所帯じみた格好をしてくれていたほうが親近感が持てますが、一方でこのヒラヒラした可愛らしい格好の女子と高カロリー食のミスマッチが生む魅力もあるので悩ましいところです。

    1点気になるのは、まだ2人が積極的に人の血を吸いたがっているのかどうか。
    人を襲うのを我慢しているのではなくて、単純に人の血に飽きたとか、人間の食文化に興味を持ったとか、人権という概念が生まれた現代では時代遅れと考えているとか、そんな理由で普通のご飯を食べていてくれたほうが気楽に読めてよいかな、と思いました。

    この度はご投稿いただき、ありがとうございました!

    2021/08/12 18:12
  • ご投稿ありがとうございます!

    あのコンビいいですね。付き合いがとてつもなく長いことが伝わります。魔女狩りに合ったらそれは人間嫌いになりかねません。逆に堂々と外に出られるルラのしぶとさが羨ましいです。魔女狩りには合っていないかな。

    現在の姿より過去の姿の方が気になります。あの二人がどういう吸血鬼の人生を歩んできたのか、ルリの昔のその瞳に何が隠されているのかが見てみたいです。過去に起きた出来事で今でも悩んでいるルリは実は、人間嫌いなだけではなく、他に何かを恐れているのではないか…と妄想してしまいます。
    日常系の場面から、より大きな規模の物語に持っていくことも考えられます。それだけp. 9-10の見開きがヒキとして強いです。瞳の描き方が素敵です!米粒がついているルリの表情がそれだけで恐ろしく見えます。

    吸血鬼の伝説がヨーロッパで生まれたことだけあって、フランス人にとってはヴァンパイヤーの話が親しみやすいです。日本での日常系のストーリーにすると、日本人以外の人にとって理解しにくい部分が多く出てくる恐れがありますが、日本を舞台にしても、ドラマのある物語に展開できたら普遍的な作品になる可能性があります。
    もしヨーロッパでの刊行にご興味があれば、「モダンドラキュラの堅実な生き方」を始め、今後どういう物語を描いていきたいのかについて、聞かせていただけますか?

    どうぞよろしくお願いします。

    2021/08/10 16:38
  • 2回目のメッセージなので、重複してしまって申し訳ないのですが‥‥
    再度お送りさせていただきます!


    ご投稿ありがとうございます!

    リルとルラ、めちゃくちゃカワイイですね......!

    インターホンを鳴らすルラ、ご飯粒を口につけながら、ごちそうさまを言うリル。

    カラーなのもありますが、超美麗すぎて思わず見惚れました。

    吸い込まれるような美しい表情はもちろんですが、ロコモコ丼を頬張るリルの表情、リルを見つめ返すルラ(犬歯?が出ているのがカワイイです)の豊かな表情もとっても魅力的です!

    ここまでだけでも、素晴らしい画力だなと惚れ惚れしました。



    そして二人の生活、ディテールが細かい!!!

    この二人が本当にこの世界のどこかの街で暮らしているんだろうな、と思える抜群のリアリティが溢れていました。

    ゴミが溜まり出している部屋、冷蔵庫の上にレンジを置くキッチンの様子、部屋に飾られるたくさんのバッドばつ丸のようなグッズ...。全部彼女たちの「現実にいるのではないか?」という存在感につながっているようで素敵でした。



    そして、ヴァンパイアが現代日本で暮らしていたら...という設定が想起させる二人のキャラクターの背景。

    魔女狩りのくだりで二人は一体何年生きているのだろう?と想像したり、血に塗れているリルのかつての姿を浮かべてみたり、とにかくこの二人から目が離せなくなるような描写を散りばめるのがとても巧みです。



    物語は映画へ誘うルラで〆られていますが、この二人の物語をもっと読みたい...!とグッと興味を惹かれました!

    この先にある二人のお話だったり、もしくは飴井さんの構想されている他のお話だったりをぜひお伺いさせていただきたいです!

    そして飴井さんの作品づくりのお手伝いをさせていただけたら幸いです。



    担当希望させていただきます!

    何卒宜しくお願いいたします!

    2021/08/08 01:19
  • 可憐な吸血鬼の間に突如入ってくるバットばつ丸…!

    画力で殴ってくる漫画。
    久々にそんな感覚を味わいました。
    11ページを読み終えたときには殴られすぎてボロボロです。

    リルとルラの関係性がとても好きです。
    かつて強かったけど生活力皆無のリルと世話焼きのルラ。
    補いあう関係性って王道にして頂点ですよね。
    個人的にルラが来ても素っ気ない態度をとりながら
    後ろから抱き抱えるリルがお気に入りです。ルラの「くっつくな」も。

    この漫画のテーマは瞳でしょうか。
    こんなにもキャラの瞳と目が合う漫画はここ最近記憶にないです。
    瞳孔が透明な角膜の奥にあることをちゃんと表現できていたり、
    まつ毛を白線で描き分けていたり、目の描き方がちょっと変態すぎませんか?

    ただ、毛への偏愛も相当だなと。(三つ編みや飛び出た毛とか眉毛を一本一本描いてる…。)
    「ヴァンピアーズ」とかお好きなんですかね。

    そして、アドバイスとあるのですがセリフから見るに
    この世界での吸血鬼の立ち位置やキャラの設定などはもう飴井さんの中に出来上がっていると思うので僕はこの作品をこのまま連載に持っていって世に問いかけてもいい作品だと思います。


    ただ連載にするとなると、
    この先毎回どういう楽しみを繰り返しできるかを考えるのは重要でしょうか。
    日常漫画に吸血鬼がいるとどんな面白さになるのか、いうならばこの漫画の帯を考える感じですね。

    人の2倍は食べる必要があるので可憐な少女たちの大食い漫画になったり、
    もしくは毎日のリルのためにあくせくバイトをする吸血鬼ルラの奮闘を描いたり…。

    最後のルラはリルにどんな感情を抱いているのでしょうか。
    憧れなのか恋情なのか。そのルラの思いを毎回見せ場にする繰り返しもありだと思います。

    飴井さんがこの二人で何をしたいのか、どういう距離感を描きたいのか、
    そういうこの話では見えないところをお聞きしたいなと。

    ぜひ飴井さんの画力で読者を殴り倒すお手伝いをさせてください!
    よろしくお願いします。

    2021/08/07 23:48
  • おそらくヨーロッパ出身の、しかもおそらく結構長いこと生きている吸血鬼が、台所に、S字フックで、ちっちゃい正方形のふきんを吊るしている…!

    細かい描写の一つ一つに、この二人がどうやって生きてきたのか、何を大切にしているのかが込もっているような気がしました。そして読み返すたびに、それをもっと知りたくなるのです。。ピザのチラシ、菓子パン、買い置きのカップ麺、「バイト」、映画、バッドばつ丸、花柄のグラス…。

    黒いネイルとチョーカー、十字架の耳飾り。

    彼女らがここに至るまでにどんな物語があったのだろうか?自分たちだけでこの生活を見つけたのだろうか?同胞に導かれたのだろうか。もしくは理解者の人間に出会い、触れ合い、そして別れがあったのだろうか?

    絵の美しさや描き込みのバランス、構図などが素晴らしいのはもとより、こういった細部に物語を込めることができていることに驚き、感嘆しました。この漫画の続きが読みたいですし、どんな背景があるのか知りたくなっています。

    また、リルとルラのキャラクター造形も好きでした。口調や姿勢が反対だけど、二人の信頼を感じました。(そして二人とも髪の毛やわらかそう)

    もしかしてなんですけど、「乙嫁語り」「スキップとローファー」「スケラッコ」などお好きだったりしないでしょうか…?緻密な描写、日常生活や登場人物同士の関係性の描き方、そして最後のコマのゆるさなど、好きな作品と共振する部分があるように思ったので…。

    飴井さんが好きな作品の話、この作品をどうやって作ったのかとか、この先どんな作品を作っていきたいか、ぜひお伺いしたいです。そして、その作品作りをぜひお手伝いさせてください。

    担当希望いたします。よろしくおねがいします。

    2021/08/07 18:54
  • 投稿ありがとうございます!

    とても楽しく読ませていただきました。
    2人のちょっと甘めのやりとりと、吸血鬼らしさを忘れてない血生臭い会話、じっくりむぐむぐ食べるところにキュンとしました。
    ごちそうさまです。
    カラーの配色と瞳の綺麗さにもグッ!ときました。

    吸血鬼×料理モノ、昔進めようとして形にならなかったことがあり、自分の中では引っかかっておりました。
    飴井さんがこうしてシンプルに、吸血鬼らしさを活かしつつ良いキャラ関係で描かれるまでに、色んな推敲があったのかなと想像します。
    その上で、この11ページに着地したことに大変センスを感じました。

    まだまだ見たいこの2人のやりとりと、次の料理。
    (あとルラちゃんがしてるバイトと見たい映画も)
    僭越ながら担当希望させていただきます。
    こちらをベースにした連載化も、十分狙えるんじゃないかと思います。

    蛇足ですが、あと2つ。
    ・ロコモコ丼、ソースがあるともっと美味しそう!
    ・2人はにんにくは食べられますか?

    2021/08/07 18:48
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