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ヒネモスの地獄

田沼

★29 9,510

最新話公開 2018年03月30日 第1話公開 2018年03月30日

2016年に出した本の再録です。
過去にとある方に「持ち込みしなよ」と言われたものの、当時恐ろしく出来ないままかなりの時間が経ってしまいましたがこんな素晴らしい場所があると知り勇気を出して投稿させて頂きました。何卒宜しくお願い致します。



追記:今回沢山のコメントや担当希望を頂き、正直「まさか自分が?」と驚きが隠せず、また頂いた担当者様のコメントを読み考えた結果、イブニング様を指名致しました。
このような場所を作って頂いたDAYS NEO様には感謝の気持ちでいっぱいです。頂いたコメントは全て大切に何度も読み返させて頂きます、ありがとうございました。
また、何か良いアイデアが出た際はここに投稿出来ればなと思っております。

もくじ

  • 第1話

    公開日:2018年03月30日

    ★27

編集者メッセージ(新着)

  • ほっこりしました。
    勇気を出して投稿していただき
    ありがとうございます。

    デイズネオで、今作品を読んだ人は
    間違いなく、
    子供の頃の食卓を思い出したと思います。
    そして、温かい気持ちになりました。

    「悪魔が教えるとんかつのおいしい作り方」
    という奇抜の内容ながらも
    主人公の少年にも、食材たちにも
    どうしたら魅力的に描けるだろうという
    田沼さんの愛情がたくさん込められているからこそ
    これほどまで温かい気持ちになれたのだと思います。

    是非、次回作でも、感動を生み出したいです。
    よろしくお願いします。

    2018/04/09 18:19
  • めちゃ面白いですね!すばらしい!
    手触りの残った筆致も、とても作品にあっていて良いと思います。
    悪魔さんがいい人すぎて家族の晩餐は涙無くしては見れない。。。
    家族との距離感といい、田沼さんの人間への暖かい視点が感じられるようで、とても幸せな気分になりました。

    他の作品もぜひ読みたいので、ぜひご投稿をお待ちしております!

    2018/04/08 17:48
  • めちゃめちゃ完成度が高い漫画だと思いました!

    なんといっても入りが素晴らしいですね。1コマ目のうるうるした瞳の少年がサムネイルで見えた瞬間からすでに面白そうに思えましたし、悪魔が出てくるファンタジー活劇を期待してワクワクしました。

    …その期待は見事に裏切られたわけですが、気持ちのいいハシゴの外され方でした。読み手の気分をぶん回す手際が見事です。

    そして田沼さんの最大の美点は絵の情報量がとても多いことです。短めのページ数ながら、満足度が高い短編に仕上げられている理由になっていると思います。入りの良さもそうですし、P17/1コマ目のくしゃくしゃにされてるシーンなんかは、わかりやすく発揮されているんじゃないでしょうか。…いや本当に、人物一人一人がすごくちゃんと演技していて、画面から心地よさみがビシビシ出ていてすごいです。

    あと食べ物はいいですよね。とにかく食べ物はいいと思います。もっと食べ物を、ぜひ!

    2018/04/05 21:36
  • 肉が「よれる柔らかさ」をキッチリ描けるからこそ、「絵映え」からは、ほど遠い厚切り肉をキャラにできるわけですなあ。「ありえないもの」を絵にできる基礎能力が、すでにして備わっている。つまりは、あらゆる自由な「発想」を盛り付ける「器」を手にしているってこと。だからこそ「豚肉=悪魔」という奇矯な発想と、少年の一途な家族への思いという、万人に響く感情が、まったく分離せず、みごとな料理に仕上げられています。恐るべし!

    2018/04/05 14:54
  • 豚肉に悪魔が宿って、少年がそれを揚げている漫画を読んでいたら感動していた‥‥。
    自分でも何を言っているかわからないけれど、最初この漫画を読んだときに思った感想です。

    とんかつに悪魔が宿るという発想の奇抜さと、そこから丁寧に少年に共感させていく構成力が凄まじいですね。ネームやコマ割りの上手さはもちろんのこと、読者にどう思ってもらいたいかを考えて漫画を作られているなと。

    悪魔のキャラの秀逸さもそうですが、「次、この世界に生まれ落ちたら、必ずお前の命を貰いに来る」という彼のセリフ、最後のシーンを読み終わった後、「命を貰う」というのは、ただ奪うだけではなく、共に人生を過ごすことも「命を貰う」ことなのかなと考えさせられます。

    そして何より、とんかつの揚げている音と家族が集まってくるシーンの連なりを見た時、文字と絵で表現する漫画というものの真骨頂を見せられた気がしました。本当に素晴らしい3ページです。

    ひとつ贅沢を言うと、お姉さんが簡単に部屋から出てきているところだけ、少し引っかかってしまいました。最初、少年がお姉ちゃんが部屋から出てこないと吐露しているので、お姉さんが部屋を出る時の葛藤や、なんで出てきたのかもう少し理由が欲しかったなと。そして、お姉さんが出てきたことに対してのリアクションもあって欲しいとも。
    ただ、最後の畳み掛けるテンポを消してしまう可能性もあるので、編集者の余計な一言かもしれませんが‥。

    色々と書いてしまいましたが、完成度が高いからこそ見えてしまうささくれみたいなものです。是非、田沼さんの他の作品も読ませていただきたいです。
    よろしくお願いします!

    2018/04/03 02:29
  • 少年が家族の為にとんかつを作る。
    それだけなのに・・・。

    深いこと難しいことを描くのに、深い設定や難しいドラマはいらないということを再認識しました。
    日常の些細なこと、一見バカバカしいくらい当たり前のことの中にも感動をある。それを見つけ出せるセンスに感動です。



    2018/04/02 21:17
  • 家族のあたたかさが伝わってくる、優しい物語……だけじゃない!!
    のが、とてもよかったです。


    豚肉と話すシュールな展開には、今までに見たことない面白さがありました。
    見た目は豚肉なのにやたら口調がかっこいいし、頼りになるし、
    自分で本のページめくるし(!?)(衛生的な問題は大丈夫なのか?)
    キャベツもそろって、皿に乗ったとんかつをしっかり描いて、
    さらにそれを見て「ごくりっ!」と喉を鳴らすような家族みんなの顔や仕草が見たかったです!
    なんてったって豚肉さんが自信満々だったわけですから。

    田沼さんの他の作品も是非見てみたいです。

    2018/03/30 13:39

編集者メッセージ(いいね)

  • 少年が家族の為にとんかつを作る。
    それだけなのに・・・。

    深いこと難しいことを描くのに、深い設定や難しいドラマはいらないということを再認識しました。
    日常の些細なこと、一見バカバカしいくらい当たり前のことの中にも感動をある。それを見つけ出せるセンスに感動です。



    2018/04/02 21:17
  • 肉が「よれる柔らかさ」をキッチリ描けるからこそ、「絵映え」からは、ほど遠い厚切り肉をキャラにできるわけですなあ。「ありえないもの」を絵にできる基礎能力が、すでにして備わっている。つまりは、あらゆる自由な「発想」を盛り付ける「器」を手にしているってこと。だからこそ「豚肉=悪魔」という奇矯な発想と、少年の一途な家族への思いという、万人に響く感情が、まったく分離せず、みごとな料理に仕上げられています。恐るべし!

    2018/04/05 14:54
  • たった19Pなのに1冊の本を読んだかのような、豊かで幸せな体験をしました。
    まずそのことに感謝です。

    その発想はなかったわぁという一見コミカルな始まりから、決して恥じらいからくるコメディやディフォルメに流れることなく、家庭の復活を描き切った姿勢に感服です。
    涙と油の演出も上手い。

    「願ったことは〜」というテーマがひしひしと伝わりました。
    漫画を描く際に思ったことの7割は伝わると思っているので、この作品への愛は伝わりましたし、この作品への自信も伝わりましたよ。


    絵はもう少し描線がはっきりとしたほうが広く受け入れられるかなと思いました。
    着想(奇想)をもとに短編やオムニバスを描かれるのが得意かと察されますが、
    ぜひ魅力あるキャラクターの葛藤や闘いや成長を描く、連載にチャレンジしていただきたいなと願っています(弊社で)!

    2018/03/30 01:57
  • 家族のあたたかさが伝わってくる、優しい物語……だけじゃない!!
    のが、とてもよかったです。


    豚肉と話すシュールな展開には、今までに見たことない面白さがありました。
    見た目は豚肉なのにやたら口調がかっこいいし、頼りになるし、
    自分で本のページめくるし(!?)(衛生的な問題は大丈夫なのか?)
    キャベツもそろって、皿に乗ったとんかつをしっかり描いて、
    さらにそれを見て「ごくりっ!」と喉を鳴らすような家族みんなの顔や仕草が見たかったです!
    なんてったって豚肉さんが自信満々だったわけですから。

    田沼さんの他の作品も是非見てみたいです。

    2018/03/30 13:39
  • ほっこりしました。
    勇気を出して投稿していただき
    ありがとうございます。

    デイズネオで、今作品を読んだ人は
    間違いなく、
    子供の頃の食卓を思い出したと思います。
    そして、温かい気持ちになりました。

    「悪魔が教えるとんかつのおいしい作り方」
    という奇抜の内容ながらも
    主人公の少年にも、食材たちにも
    どうしたら魅力的に描けるだろうという
    田沼さんの愛情がたくさん込められているからこそ
    これほどまで温かい気持ちになれたのだと思います。

    是非、次回作でも、感動を生み出したいです。
    よろしくお願いします。

    2018/04/09 18:19
  • まず、とても感動しました!

    トンカツ食べたくなりました!

    田舎の家族に会いたくなりました!

    じっくり味わいながら
    ページをめくるたびに、
    まだ終わらないで、
    終わらないで、、、
    と願う自分がいました。

    悪魔の転生から始まる
    まさかまさかの感涙物語。
    斬新かつお見事の一言に尽きます。

    きっと田沼さんの中に、
    この少年と同じような動機があって、
    描き進められたのかなって感じます。
    それくらい気持ちのこもった
    作品になっていたと思います。

    絵柄も独特で魅力的です!

    タイトルロゴもカッコいい!!

    ぜひまた新作を拝読させてくださいませませ。応援しております。押忍ッ!!!












    2018/03/30 06:40
  • 豚肉に悪魔が宿って、少年がそれを揚げている漫画を読んでいたら感動していた‥‥。
    自分でも何を言っているかわからないけれど、最初この漫画を読んだときに思った感想です。

    とんかつに悪魔が宿るという発想の奇抜さと、そこから丁寧に少年に共感させていく構成力が凄まじいですね。ネームやコマ割りの上手さはもちろんのこと、読者にどう思ってもらいたいかを考えて漫画を作られているなと。

    悪魔のキャラの秀逸さもそうですが、「次、この世界に生まれ落ちたら、必ずお前の命を貰いに来る」という彼のセリフ、最後のシーンを読み終わった後、「命を貰う」というのは、ただ奪うだけではなく、共に人生を過ごすことも「命を貰う」ことなのかなと考えさせられます。

    そして何より、とんかつの揚げている音と家族が集まってくるシーンの連なりを見た時、文字と絵で表現する漫画というものの真骨頂を見せられた気がしました。本当に素晴らしい3ページです。

    ひとつ贅沢を言うと、お姉さんが簡単に部屋から出てきているところだけ、少し引っかかってしまいました。最初、少年がお姉ちゃんが部屋から出てこないと吐露しているので、お姉さんが部屋を出る時の葛藤や、なんで出てきたのかもう少し理由が欲しかったなと。そして、お姉さんが出てきたことに対してのリアクションもあって欲しいとも。
    ただ、最後の畳み掛けるテンポを消してしまう可能性もあるので、編集者の余計な一言かもしれませんが‥。

    色々と書いてしまいましたが、完成度が高いからこそ見えてしまうささくれみたいなものです。是非、田沼さんの他の作品も読ませていただきたいです。
    よろしくお願いします!

    2018/04/03 02:29

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