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最新話公開 2018年05月21日 第1話公開 2018年05月21日
ひねくれた恋愛感情を描きました。
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読んでいてつづらさんの描く世界に引き込まれました!!
二人の男女の甘酸っぱい恋物語だけでは、このような気分になることはなかったはずです。
大気汚染によって、常に灰色がかった世界と二人の絶妙な距離感のアオハルが絶妙にマッチしているからこそ、私はやられてしまったのだと思います!
暗めの水色が作品の大半を占めていることも新鮮でした。工場から出る煙であるはずなのに、なぜか水色。
二人の淡い恋が、灰色であるはずの煙を水色に見せているのだと感じたときにはハッとさせられました。
(私の思い違いであったら申し訳ありません・・)
また、細かいところで言いますと、ペットボトルの絵がお気に入りです!
水泡、や落ちる雫といった絵だけで、夏らしさを存分に感じることができました。
うわー!飲みてぇ!!と思わせる力があると思います。
しかし、つづらさんの世界に引き込まれながらも、キャラクターを理解することがあまりできませんでした。
チコちゃんはなぜ、アオイくんのことが知りたいのか、アオイくんはなぜ、チコちゃんに星を見せてあげたいのか、明示しなくても、ヒントを与えるだけでも、ぐっとキャラクターに対する愛着が増してくると思います。
それができてくると、終盤のモノローグもすっと読者に入ってくるものになるはずです。
つづらさんの繰り広げる世界をもっと体感したいと強く思います。
次の物語がとても楽しみです!!
2018/05/22 02:06 -
すごく素敵な世界観ですね!
これだけ青に染められた漫画は初めて見ました笑
個人的には最後のページのモノローグが切なくて超好きです。
作品に出てくるアイテムを上手く使って、二人の心の距離を見事に表現してます。
星ってどうしてこうもロマンを感じてしまうんでしょうか…。
そしてコマ割りがとても面白いと思います。
煙突の煙の表現とか、見開きの使い方とか、つづらさんの読者を楽しませようとする気概を感じました。キャラクターの顔や街並を色々な構図で描けていることも素晴らしいですね!
1点だけ贅沢を言えば、キャラクターのバックグランド(生活感や考え方)がまだあまり見えていないので、そこさえ見えるとさらに良くなると思いました。
星の見えなくなっていく世界を主人公はどう感じているのか。抗議活動を続けるチコちゃんにどうなってほしいのか。主人公はチコちゃんが好きなのか否か。
現状、読者に感情移入を促すための情報がやや足りていないので、導線となる心理ネームがもう少しあると、よりつづらさんの描きたいことが伝わりやすくなると思います。
見開きのバッグを被せるシーンなどは正直めちゃくちゃ良いので、このシーンにどんな意味があるかが、さらに読者にわかりやすく伝えられると良いですね。
つづらさんの世界観はとても素敵だと思うので、もう少しだけ主人公の心の内を読者に見せて頂けたら、ぐっと寄り添いやすい作品が作れると思います。
次作も楽しみにしております!2018/05/22 00:20