よるのくにおぼえがき
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最新話公開 2021年08月06日 第1話公開 2021年07月28日
「よるのくに」という不思議な世界を少女が探索するお話。現在part02まで作画済。アップロードで画質が死ぬほど劣化しました。。。
担当決定済み
編集者メッセージ(新着)
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2話目お待ちしてました!
この世界のルールが分かり始めて、話も大きく動いてとても面白かったです!ヒキで「怖っ…!!」となりました笑
ラストの前にキラキラしているシーンを入れたことでストーリーに振り幅が出来ていると思いましたし、「アレは声無しだから…」という伏線を回収しているのも構成の妙を感じました。あとは個人的にP.29で部屋に向けて頭を下げる主人公が素晴らしかったです。こういう細かい行動で読者はキャラクターのことが好きになっていくものだと思います。
世界観についても、「ここでは知識は木に、記憶は石になる」という設定が凄く好きです。非常にロマンがありますし、人によって木の大きさや医師の美しさが変わるのが面白いですね。また、主人公が世界を描き写していく描写を見て、「だからこのタイトルなのか…!」と思いました。
よく「ファンタジーを描くときは、その世界で最も価値のある物を決めるといい」と言いますが、この世界は“記憶”に価値があるのが良く分かって、世界観の土台がしっかりしていますね。進撃でいう“壁”とか、ハガレンでいう“等価交換のルール”もそれに当たると思いますが、以前ハガレンの等価交換については、荒川弘先生が「人の命に代えられるものはない」というテーマを示すために作った設定だと伺ったことがあります。この“記憶”の設定が、荒川さんの中でどういうテーマを示すために作られたものなのか、一度教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。2021/08/06 20:33 -
part02キター!
控えめに言って…めちゃめちゃ良かった、です。
主人公等身大目線から、漫画上で新たに描かれたこと、まだ描かれてないことの両面から、一気に世界観が広がった。
そしてラスト、ヒキが強い。part03への期待がさらに高まりました。
(以下ネタバレ含みます。すみません。)
1話で”見せシーン”的に描かれていた、眠っている人と植物と鉱石、そこにちゃんと意味と繋がりがある。というか街が出来上がっているのはその集積。
その中で特にキレイな場所(記憶)を”おぼえがき”する主人公、ということだったのか。
読んでいて頭の中でいろんなことがビビビっと繋がって気持ちよかったです。
よく練られていてるなと思いました。
持ち物を見せるモノローグにあった「こっち」と「あっち」の世界の認識。
ここも、まだ描かれてないにせよグッと世界が広がった箇所でした。
「あっち」はどこなんだろうか。そこで主人公はどうしているのか…。
サンルームが出来上がる見開きページが特に美しくて、
色はないのに美しく、”今出来上がった”感をすごく感じられるのも良かったです。
細部と、引きの全体を意図的に描きかれているところが成功していますね。
黒い奴に見られてるシーンの緊張感もあり、そこがまたヒキを強めていましたね。
すみません、あれこれ書いてしまいましたが、良いシーンは書ききれないほど。
part03、04がどうなっていくのか、ネームだとしても大変興味あります。2021/08/06 19:37 -
2話も読ませて頂きました!早速ご投稿いただき、ありがとうございます。楽しみにしていたので、嬉しいです。
美しさと恐ろしさが交える世界…謎が深まる一方ですね。黒い化け物との遭遇の場面に大変緊張感があり、角を曲がった後でもまた出てくるのではないかとドキドキしました。クローズアップと引きのコマを上手に交代で使用していらっしゃるおかげで、感情と状況が両方伝わりやすいです。
教会とサンルームの中の描写は本当に素敵です。よるのくににこんなに明るく、暖かいところもありますね。心まで温かくなります。それなのに、最後の場面にまた恐怖を感じます。強いヒキです。
荒川さんの漫画を読むと、弊社が出しているにっけ先生の「Beyond the Clouds」を思い出します。日本語版がまだ出ていませんが、もしよかったら絵だけでも見てみてください。フランス語版の試し読みです。
www.ki-oon.com/preview/beyondtheclouds/index.html#page=36
フランスで大変人気のある漫画です。荒川さんの作品も魅力的なので、ヨーロッパの読者に気に入って頂けるのではないかと思います。
ご検討頂ければ幸いです。
では、3話を楽しみにしてます!
2021/08/06 19:13 -
子供のころにファンタジーの絵本を読んで
その世界に浸たれたときの気持ちを思い出しました。
2ページ目の窓枠は本当に完璧な一枚だと思います。
この漫画に読者を引き込むためには、あの2ページ目で来る窓はまっすぐではなく
斜めの窓じゃないといけないんです!と思えるくらい、考えられた構図じゃないでしょうか。
またセリフを書かずとも表情と構図で、読者の気持ちをコントロールできているところがすごいですね。
主人公の感情と絵が完璧に一致しているなと。
綺麗なものは綺麗に描かれていますし、怖いモンスターは
怖く描かれている。
これってとてもすごいことだと思います。
そして物語の流れが、すべて疑問→回答 になっているのが荒川さんの漫画のうまさを感じさせます。
「影の光源はどこだろう」「あの綺麗な石はなんだろう」「なんで見つからないんだろう」と疑問に思ったら、ちゃんとそのあとにその解答がモノローグで語られているなぁと。
素晴らしい世界観と才能をもつ
荒川さんとぜひ一度お話してみたいです。
担当希望させていただきます。
よろしくお願いいたします。2021/08/06 04:21 -
1話の最後の方の見開きが我が国の首都「パリ」にちょっと似ていてドキッとしました。フランスのアポカリプスの世界はきっとこんな風になるでしょう。
雰囲気もキャラも世界観も魅力的です。赤頭巾に似たこの主人公がどこに向かっているのか、とても気になります。あの宝石は?あの病院は? 知りたくてしようがありません。
覚書の段階でこんなに丁寧に描かれているのなら、完成度の高い作品になりそうです。ヨーロッパの童話と共通点があるため、日本のみならず、フランスでも面白く読んでもらえると思います。
もしフランスでの出版に興味があれば、ぜひ一度お話してみませんか?
「よるのくに」パーツ2を楽しみにしています!
2021/08/02 13:22 -
息を潜んで読みたくなるような、本当に素敵な作品でした。
荒廃としていて、でもどこかに人のあたたかさが残るこの不思議な街にスッと心を奪われちゃいましたし、とても可愛らしくて多くを語らないミステリアスな少女の視点で、目覚める瞬間から一日を描いていく構造がめっちゃよかったです…!!
その導線のおかげで物語に入り込みやすいですし、本当にこの国で生きているんだなぁ…としみじみ実感することができました。
飲みかけの缶や窓から差し込む光などの小さなディテールに作り手のこだわりと世界観が伝わってきて、なんだか愛おしく思いました。
そして凍りついたまま眠っている人たちや、段ボールで塞がれた通路、倒れかかっている建物たちの見開きなど、読者を楽しませ、次回も読ませる工夫もすごくよかったです。この世界は一体何があったんだ…!!少女は何が目的で、これからどうなるんだ…!!早くpart02を読みたい!!!となっているところです。
part02はもちろん、荒川さんのほかの作品、これから描いていく物語を一番近くで応援し、いい作品になりますようにお手伝いさせていただけたらとても嬉しいです。ご検討のほどよろしくお願いいたします。2021/07/30 19:33
編集者メッセージ(いいね)
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息を潜んで読みたくなるような、本当に素敵な作品でした。
荒廃としていて、でもどこかに人のあたたかさが残るこの不思議な街にスッと心を奪われちゃいましたし、とても可愛らしくて多くを語らないミステリアスな少女の視点で、目覚める瞬間から一日を描いていく構造がめっちゃよかったです…!!
その導線のおかげで物語に入り込みやすいですし、本当にこの国で生きているんだなぁ…としみじみ実感することができました。
飲みかけの缶や窓から差し込む光などの小さなディテールに作り手のこだわりと世界観が伝わってきて、なんだか愛おしく思いました。
そして凍りついたまま眠っている人たちや、段ボールで塞がれた通路、倒れかかっている建物たちの見開きなど、読者を楽しませ、次回も読ませる工夫もすごくよかったです。この世界は一体何があったんだ…!!少女は何が目的で、これからどうなるんだ…!!早くpart02を読みたい!!!となっているところです。
part02はもちろん、荒川さんのほかの作品、これから描いていく物語を一番近くで応援し、いい作品になりますようにお手伝いさせていただけたらとても嬉しいです。ご検討のほどよろしくお願いいたします。2021/07/30 19:33 -
2話目お待ちしてました!
この世界のルールが分かり始めて、話も大きく動いてとても面白かったです!ヒキで「怖っ…!!」となりました笑
ラストの前にキラキラしているシーンを入れたことでストーリーに振り幅が出来ていると思いましたし、「アレは声無しだから…」という伏線を回収しているのも構成の妙を感じました。あとは個人的にP.29で部屋に向けて頭を下げる主人公が素晴らしかったです。こういう細かい行動で読者はキャラクターのことが好きになっていくものだと思います。
世界観についても、「ここでは知識は木に、記憶は石になる」という設定が凄く好きです。非常にロマンがありますし、人によって木の大きさや医師の美しさが変わるのが面白いですね。また、主人公が世界を描き写していく描写を見て、「だからこのタイトルなのか…!」と思いました。
よく「ファンタジーを描くときは、その世界で最も価値のある物を決めるといい」と言いますが、この世界は“記憶”に価値があるのが良く分かって、世界観の土台がしっかりしていますね。進撃でいう“壁”とか、ハガレンでいう“等価交換のルール”もそれに当たると思いますが、以前ハガレンの等価交換については、荒川弘先生が「人の命に代えられるものはない」というテーマを示すために作った設定だと伺ったことがあります。この“記憶”の設定が、荒川さんの中でどういうテーマを示すために作られたものなのか、一度教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。2021/08/06 20:33 -
中世風ヨーロッパ風建築と現代のビル、日本家屋などが歪に融合した不思議な世界は、一目見ただけで興味を引かれました。よく見ると飛行機や船底のようなものも見えていて、ますます想像力が刺激されます。
異世界(よるのくに)と現実世界を行き来している少女のお話だと思いますが、冒頭のモノローグだけでその説明をスパっと終え、早々にこの奇妙な世界を読者に見せてくれるテンポの良さが、この1話目の読みやすさを生んでいると思います。
主人公の警戒した様子から、この世界には何か脅威となる存在がいるのでしょうか。彫刻刀という心もとない武器を手に、この世界を探索する少女の気持ちに共感し、ドキドキしながら読める作品でした。机の引き出しにあった酸素吸引スプレー(?)も気になりますね。
欲を言えば、主人公がこの世界を探索する動機は早めに知りたいなと思います。(前述の推察が正解であれば)リスクのある世界をたった一人で進むわけですから、好奇心というだけでは少し納得のいかないところがあります。突然消えた「この場所について教えてくれた人」を追っているのでしょうか? それとも、その人の意思を継いだのでしょうか? はたまた、リスクはあるがこの美しい世界に身を置きたいと思うほど現実には何かしらつらい事情があるのか? 気になるところです。
SFがお好きとのことで、自分の表現したい世界をしっかりお持ちだと感じました。ぜひ打ち合わせでお話をうかがってみたいと感じましたので、担当希望を出させていただきます。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました!
---【2話を拝見して追記】---
なるほど、2話目にも情報が散りばめられていて目が離せませんね。
やはりいたのか、モンスター! 小刀は鉛筆を削るために持っていたんですね。
「生成」のシーンも見事でした。こうやって人の記憶が無秩序的に具現化して建物になるので、このごった煮のような街がどんどん奇妙な形に成長していくということでしょうか。
2話目で気になった点や感想を追記させていただきます。
★「記憶」と「知識」が分かれているのはなぜ?
この二つは同一のものと(私は)認識しているので、別々の物質、石と樹に分かれていることに違和感を覚えました。
★「石」と「樹」のことを言葉だけで説明してしまっていて実感がもてない
主人公がいこれらに触れ、その人の「記憶」「知識」に触れる様子を絵として見たかったです。
★この世界と現実世界はリンクしている?
これは単純に感想です。この「よるのくに」が主人公が普段暮らしている世界(仮に原生世界とします)の影として――つまり、原生世界にも存在する人物が、「よるのくに」で眠りについているのか、それともまったく異世界として、原生世界には存在しない人たちが眠りについてるのか、非常に気になるところです。この設定如何によっては話の方向性や広がりが変わってくるような気がしますね。
細かいところで気になる点はありましたが、2話目のラストも「次が読みたい!」と思わせる見事な”引き”でした。
ご投稿いただき、ありがとうございました!2021/07/28 14:21 -
めっちゃ好きな世界観です!
冒頭の文章以降、極力少なくした言葉と音が、この謎の世界に集中させてくれて期待感がぐんぐん上がりますね。
斜めの窓からの光にはじまり、暗さの中にも陰影がある表現がキレイ。
建物の異質な重力バランスも、この世界の魅力にプラスとなっています。
(『少女週末旅行』をはじめに読んだ時のような不思議な感覚でした)
この「よるのくに」で主人公が何をしていくのか?
この世界は何なのか?
興味深く次話をお待ちしたいと思います。
このお話とは別でも、荒川さんの創作に興味があるので、担当希望もさせていただきます。
(少年誌の部署所属ですが、扱うジャンルが狭いわけではないです)2021/07/28 17:39 -
1話の最後の方の見開きが我が国の首都「パリ」にちょっと似ていてドキッとしました。フランスのアポカリプスの世界はきっとこんな風になるでしょう。
雰囲気もキャラも世界観も魅力的です。赤頭巾に似たこの主人公がどこに向かっているのか、とても気になります。あの宝石は?あの病院は? 知りたくてしようがありません。
覚書の段階でこんなに丁寧に描かれているのなら、完成度の高い作品になりそうです。ヨーロッパの童話と共通点があるため、日本のみならず、フランスでも面白く読んでもらえると思います。
もしフランスでの出版に興味があれば、ぜひ一度お話してみませんか?
「よるのくに」パーツ2を楽しみにしています!
2021/08/02 13:22