編集者メッセージページ
-
ディストピア的世界観にやられました~!
人口過多などは古典的な設定ですが、やはり兄弟の決断、これから人々が進んでいく未来が悲しく美しいですね。死とは何か?幸せとは何か?考えさせられます。
最後のセリフを放った助手は博士と重なって見えて、ちょっと寒気がしました、、、 「歴史は繰り返すのか」と。この世界がこれから進んでいく未来、さらには、かつては人々の幸せを願っていたかもしれない博士の過去まで想像してしまいました(笑)
ここまで設定があるのに短く終わってしまうのはもったいないと思いました。短くまとめる良さもありますが、この世界はもっと膨らませることができそうじゃないですか?
この作品関連でも全く別の作品でも読んでみたいです!
2018/05/31 20:12 -
まさに正しい意味でのセカイ系。
あらゆる手段で世界の終焉に立ち向かううち、心の擦り切れてしまった主人公の絶望。
それがヒロインをきっかけに、本当の「自分」に出会う。
崩壊しループする世界が、自分とともに救われていく…
セカイ=私の世界 という当たり前かつ神秘的な公式をまざまざと見せられました。
最初から最後まで、とても興味深く読みました。
褒めるところも、アドバイスしたいところも、ほぼ全くスズキさんに同じです。
僕は読んでいて、結構自分の想像で補ってるなあという感覚がありました。
ロジカルな説明はなくて良いと思いますが、主人公を世界救済に向かわせたモノがなんであったのか、どんな挫折を経たのか、ヒロインとの関係、などなど感情だけでも知りたいなあと思いました。
テーマもよく漫画も上手く、とても才能があると思うので、あとほんの少しだけ読者へのサービス精神が持てれば更に上のレベルになると思います。
応援しています。また読ませていただきます。2018/06/01 03:48 -
妄想力と構成力が達者で、飽きさせない作りをしていると思います。
漫画で重要な「省略する力」が特に高いです。
ただし、「面白い」の種となる「共感させる」部分まで省いてしまっている気もします。
読者として「主人公はどちらを選ぶのだろう」(=自分だったらどうするだろう)という【選択肢】があると、
その予想を主人公が超えたとき、驚いて心が震えると思います。
そのためにはあらかじめ読者に必要十分な理解を与えなければいけません。
彼は何度終わりを体験したのか、
それまではどういった人間だったのか、
周りの評価はどうだったのか、
彼女はどうだったのかなど、
もう少し知れると良かったなと思いました。
他の作品も拝読し、すぎらくさんのレベルが高いので高度な要求となってしまいましたが、少しだけ気に留めておいていただけますと幸いです。
2018/05/31 18:02