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この作品のラストと同じで、27P目にして一号をかわいいと思った自分がいました...。
完全に主人公と同じ気持ちで読み進められたということの証左ですね。
視点人物(この作品の場合は主人公)の見たことと聞いたこと以外描かない、という、
基本なのに意外と実行する人が少ない「読者に共感をさせやすい方法」を守ってらっしゃるからだと思います。
前半は、絵柄と作品がマッチしていないかなと思いましたが、
後半徐々に合っているように思えてきました。
おそらくですが、「人間の真剣な気持ち」を描くことに適している絵柄なのだと思います。
コメディシーンは緩急の「緩」を作るために有用ですが、ディフォルメ顔とかわちゃーっとした感じではない方法で「緩」が作れるようになったら最強だと思います。
他の作品も読ませていただきたいです。期待しています。2018/03/17 01:31 -
読み終わったあとに、じんわりとあたたかい気持ちになり、5回拝見させて頂きました。
とても丁寧に、人の気持ちを描かれよう、掬いとろうとされているのが伝わってきて、読めば読むほど魅力的な作品ですね。
大好きな人の幸福な日に、お祝いを伝えながらも、ほんとうに伝えたい言葉を封じるコーイチの姿には、共感せずにはいられませんでした(私だったら、こんなに美しく在れないなと思って!コーイチ、幸せになってほしい!!)。
それだけで終わらずに、2話目で健太という少年をコーイチに絡める形で登場させてくれたこと、さらに健太にも、また別のやり切れなさ(しかも恋ではなく老いに対する、やりきれなさ!)でドラマをしっかり作ろうとされているところも、とてもいいですね!
ぜひ一度、michiさんとお話ししてみたいと思いましたので、担当希望ボタンを押させて頂きます。2018/03/18 23:22 -
「一号、めっちゃ可愛い、私もほしい!!」と読み終わった時に思いました。
つまり最後の最後に、主人公の新藤さんとおんなじ気持ちで、一号のことを好きになっていたのです!!いちいち、一号が健気で可愛いからですね。
欲を言えば、進藤さんの見た目が、ややさえないおっさんの印象だったので(現実にいたら、多分さえないんだろうなって思ってしまったのでした)、もっと眼鏡のイケてる、超かっこいい(しかし、やや残念な)萌えるおじさん、であって欲しかったなあと思いました。
michiさんのフェチズムをもっともっと前面に出してキャラクターを作って頂きたいな、と思いました。2018/03/19 00:08 -
まず、細かいことですが、2P目で主人公が「ごまさばといわし明太」を頼んでるところがよかったです!(よくよく見ると1P目にも玄界灘産アラカブってありますよね!素晴らしい!カサゴじゃないところがいい!)この居酒屋は福岡のどこにあるのかな?って想像してしまい、冒頭、それだけで心掴まれました。笑 細部へのこだわりや、執着って、ほんとときめきます!
サラリーマンが楽しく、お酒を飲む漫画なのかと思いきや、SFだったんですね。最後の最後の仕掛けは予想してなかったので、意外性がありました!
「変わりゆく現実に飽きたらまた会いましょう」のおじさんの台詞も刺さりましたね。なかなか言えなくないですか?「変わりゆく現実に飽きたら会いましょう」! なんて、気が利いてるんでしょう。「意気」を感じました!2018/03/19 00:22