編集者メッセージページ
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シャーリ―のスカートの膨らみ、髪の毛束の空間にただようライン一本など、作画でまとわせる空気というものを非常に意識されているところがよかったですし、その力で作品世界にちゃんと誘われました。
遊星のシャーリーへの対応や、わざわざ「花」をそなえてくれるところなども、女性がトキメける男性像を描けていたと思います。
唯一気になったのは、この作品は「孤独とはなにか、人と分かち合うとはなにか」という話だと思うのですが、どうしても(設定上、展開上がそこが極まらざるを得ないつくりのため)もう少し掘り下げてこれ以上いけないくらい深く描き切ってほしかったなという気持ちになってしまいました。
次回の投稿も楽しみにお待ちしております!2018/03/01 22:21 -
世界観がステキ過ぎる…!
「月面墓地」という突飛な設定を、レゴリス等の単語や宇宙の知識を交えて、しっかり地に足つけて進めていく力には驚愕しました。冷静な主人公と我儘なシャーリーの掛け合いは見ているだけで面白いですし、後半でそんなシャーリーが感情むき出しで主人公を救う様は非常にグッと来ました。
唯一気になった点を申し上げると、全体通してセリフの量が多くなってしまっているので、大事なセリフが埋もれないよう見せ方に強弱を付けられるとさらに良いと思います。
一言だけ入っているフキダシを背景無しで置いてみたり、大事なことを言うシーンではキャラクターと読者の目が合うようにしたり。
雑誌をパラパラっとめくった時、絵だけでなく、セリフでも目に留まるコマを作れるとさらに良いと思うのです。
「月からはさ 地球がずっと見えるんだよ」とか、「ここはそういう とびきり愛された人が眠る場所さ」とか、印象的なセリフを作る力がほろばさんにはあるので、その力をさらに活かせるよう意識してみて頂けるとありがたいです。2018/03/02 04:10
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