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複数の力作を一挙に投稿いただきありがとうございます。
みなオリジナリティを感じ、楽しく拝見いたしました。
私たちみんなが物語の主人公になれるわけではなく、ほぼ100%の確率でモブとして生きることになるのですが、そうした「生」の意味について積極的に肯定してくれる作風が持ち味であると感じています。
とりわけ本作ではそうした「モブとして生きる意味を肯定する」という作者の優しい目線が伝わりやすい仕立てで描かれていたと思います。
商業誌での企画につながっていくかどうかは、おそらく次の段階にあります。特筆すべき生き方をしていないのに、目が離せなくなる。この矛盾した要請を満たせるキャラクターを作れれば、この段階に到達したことになるでしょう。
大島弓子や高野文子といった方々が描いてきた、、外形的には小さなことしか起きていないのに読んだ人が腰を抜かしてしまうような物語は、その先に立ち現れてくると思います。
作者の読者に対する愛が伝わってくるようなキャラクターの登場を、楽しみにお待ちしています!2020/10/11 21:55