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九十九ノ

kz86

★6 3,876

最新話公開 2023年07月02日 第1話公開 2023年07月02日

ほんの一歩、踏み出す話
※ネームです

担当決定済み

もくじ

  • 第1話

    公開日:2023年07月02日

    ★4

編集者メッセージ(新着)

  • ご投稿ありがとうございます。

    全体的に流れがわかりやすく、構成がかっこいいですが一つ引っかかっているのは谷崎と柴がキャラとしてかぶっているところです。二人とも根暗でなんとなく仕事をこなしています。谷崎がサラリーマンを辞めても、柴が九十九ノを辞めても特に問題が起きなさそうです。また、似ているからこそ漫画的なコンビになるイメージがちょっと湧きにくいです。

    世界観も話の概念も良かったので、改善点があるとしたら、それは主人公により強く親近感を持たせてもらうこと、および彼の選択肢次第で状況が大きく変わる構図を作ることです。

    組ませたら面白い会話が生まれそうなコンビにしたり、より具体的な問題で後戻りのできない選択肢を責められる状況を作ったり、人間として好きになれる特徴をつけたりすることができたら盛り上がると思います。

    キャラ作りがよくなればきっと熱い物語が描けるでしょう。Kz86さんが今後どのような作品を発表するのか、大変興味があります。応援します!

    2023/07/13 00:55
  • 伝えるべき情報の取捨選択がとても上手で、あまり説明していないにも関わらず世界観が分かりました。そしてネーム構成が素晴らしく、セリフも借り物ではない感じがしてとても面白かったです。ネームで出されておりますが、kz86さんのこれらからの作家人生を考えると時間はかかっても是非ご自身で描かれるのが良いと思います。あとは読者に応援してもらえる、好きになってもらえるキャラ作りが意識できれば良いと思います。自分が担当するとすれば、キャラの部分を重点的にやりたいです。

    2023/07/12 17:01
  • 外連味のあるネームづくりに魅力がありますね。
    そしてただはったりだけではなく人間の感情を恥ずかしがらずに
    真正面から描いているところにも好感が持てます。

    信念をもって人に嫌われることを言える人間というのは描けそうで描けないことだと思います。その点で柴はとても心に残るキャラでした。
    (こういうヤツ、お仕事漫画とかでいるとすごく物語を動かしてくれそう)

    「モノノフ」と「九十九ノ」、どちらも構造は同じネームですね。
    「現状に悩む主人公の前に、かつて下に見ていたやつが自分より先に答えを見つけている」。
    どちらが先かは分かりませんが「九十九ノ」のほうが読みやすかったです。
    「モノノフ」は世界観の説明と主人公の登場が同時にあるので視線が散らばり、
    なかなか物語に入れなかったですが「九十九ノ」は、
    一般人&そこをきっちり分けているので読みやすさが段違いでした。

    ただ一読者としての視点で「九十九ノ」を読むと、
    途中で読むのやめてしまいそうだなとも思えました。
    理由は「主人公が何をしたいか」分からないところにあるのかなと。
    二作品とも主人公が現状を憂いているだけで何もしていないので
    この先何を楽しむ漫画なのかを想像できずにいるのは
    読者にとっては読まない理由になってしまいます。
    こういう現状に憂いている主人公は「ブルーピリオド」などがありますが
    あの1話は冒頭と1話全体で物語の方向性はそれとなく示してあるのと
    「主人公が何かを探している」ことは分かるんじゃないかと思います。
    「天気の子」なんかもそうなんじゃないですかね。

    ただ読み切りは連載漫画と違って、カバーも帯もあらすじもなくどういう方向性かも全く分からないスタートから読者と向き合わなきゃいけないので何をしたいか分からない主人公はそれだけでマイナスになってしまうじゃないかと思います。

    アドバイスとしてはこんな感じでしょうか。
    色々書きましたがそれでもいいネームだったと思います。
    一度お話しできればうれしいです。

    2023/07/08 03:24
  • おおー…めっちゃ面白かったです。
    サラリーマンの、というか大人の人間を非常によく描けているので、青年誌を読む大人の読者にも受け入れられる才能をお持ちだと思います。
    僕はとても熱くなりました。
    ぜひヤンマガで描くことを検討していただけたら嬉しいです。

    2023/07/07 23:11
  • ご投稿ありがとうございます!
    とても面白かったです!!

    キレたセリフと、ハッタリの利いた演出がめちゃくちゃカッコよかったです。
    1p目からキレッキレで、あっという間に読み切ってしまいました…!!
    『ひゃくえむ。』『チ。』の魚豊さんにも似た才能をお持ちだと思います。

    また、こうした技術面もさることながら、
    ご自身の人や世の中の見方が面白いんだろうな、というのがとても伝わってくるネームでした。
    冒頭の主人公の「絶妙に面白そうで面白くない返し」とか、こういうのが描けるのはまさにkz86さんが面白い観点をお持ちだからだと思います。
    個人的にはそこに一番惹かれました。

    そんなご自身の観点と、高いスキルが合わさって生まれたこの主人公の見せ場は最高でした。

    「週刊少年マガジン」「マガジンポケット」「別冊少年マガジン」にご興味がありましたら、ぜひ一度お話しさせていただきたいです。
    ご検討いただけますと幸いです。

    何卒宜しくお願い致します。

    2023/07/03 22:15
  • 初めまして!
    月刊少年ガンガン編集部/ガンガンpixiv編集部
    森嶌(もりしま)と申します!

    コマの一つ一つ、セリフ一つ一つのどれもが
    どうしたら読者に刺さるかを考え抜いて形にされているような
    そんな熱意が伝わる素晴らしい作品でした…。

    序盤の語り口から谷崎をただ凡庸なサラリーマンに飽き飽きしている
    という描写をするのではなく、「会社員は思った以上に簡単だった」という
    セリフで彼のキャラや一筋縄ではいかない性格まで描いていくそのセリフ選び
    から度肝を抜かれます。

    柴のキャラも素晴らしく、
    喧嘩したばかりなのに心配する言葉をかけるなど
    短い描写でクセのある性質を見せてくるところも目を引きますね!

    個人的にはどこの層向けなのかが
    作品からもより伝わる作りだとより狙った層にとって
    「面白い」作品になると思います。

    「九十九ノ」は戦闘や世界観は少年漫画読み向けですが
    視点となる谷崎のキャラや漫画としての作りは20代中盤の
    青年向けになっているように感じます。

    自分は読者が「つまらない」と感じる時は
    大きく、「興味がない」と「理解できない」の二つに分かれると
    思っておりまして、前者はどの読者層に共感されて
    どのように刺しに行くか…から企画、設定を考えることによって
    調整していけるものだと考えております。

    是非kz86様の狙った層に確実にぶっ刺さる鋭い作品を
    読んでみたいと思い、担当希望させていただければと存じます。
    是非お話の機会をいただけますと幸いです。

    何卒よろしくお願い申し上げます。

    2023/07/03 21:06
  • ご投稿ありがとうございます!

    めちゃめちゃ面白かったです!
    主人公の葛藤やキャラのリアルな描写、そして最後のアツい展開…最高でした!
    P26の「知ってるよ」の主人公の演出や、柴くんの「貴方面白くない」のところのセリフのキレ、そしてクライマックスの爆発力、どれも完成度が高くとても面白かったです!
    投稿されている作品の中では主人公の物語として、一番キャラがわざとらしくなく描けていたこと、カタルシスが大きく個人的に面白かったことからこの作品にコメントさせていただきました。

    少年誌希望とありますが、「憧れ」や「夢」だけでなく、「葛藤」や「あきらめ」、そしてそれを乗り越えるヒューマンドラマを描ける作家さんだと感じたので、青年誌に非常に向いている作家さんだと思いました!

    既に素晴らしい作品ですが付け加えるとすれば、バトルものを描くのであればkz86さんのオリジナリティあふれる世界観をもっと提示することや、柴くん側の物語も描けるとストーリーにより厚みが出て面白くなると思いました!!(ページは増えてしまいますが…笑)

    一度、kz86さんの描きたい作品や今後の作品についてお話できると幸いです。
    連載を目指した具体的なお話ができればと思います!!

    担当希望出させていただきます!
    ご検討よろしくお願いいたします。

    2023/07/02 22:05

編集者メッセージ(いいね)

  • ご投稿ありがとうございます!

    めちゃめちゃ面白かったです!
    主人公の葛藤やキャラのリアルな描写、そして最後のアツい展開…最高でした!
    P26の「知ってるよ」の主人公の演出や、柴くんの「貴方面白くない」のところのセリフのキレ、そしてクライマックスの爆発力、どれも完成度が高くとても面白かったです!
    投稿されている作品の中では主人公の物語として、一番キャラがわざとらしくなく描けていたこと、カタルシスが大きく個人的に面白かったことからこの作品にコメントさせていただきました。

    少年誌希望とありますが、「憧れ」や「夢」だけでなく、「葛藤」や「あきらめ」、そしてそれを乗り越えるヒューマンドラマを描ける作家さんだと感じたので、青年誌に非常に向いている作家さんだと思いました!

    既に素晴らしい作品ですが付け加えるとすれば、バトルものを描くのであればkz86さんのオリジナリティあふれる世界観をもっと提示することや、柴くん側の物語も描けるとストーリーにより厚みが出て面白くなると思いました!!(ページは増えてしまいますが…笑)

    一度、kz86さんの描きたい作品や今後の作品についてお話できると幸いです。
    連載を目指した具体的なお話ができればと思います!!

    担当希望出させていただきます!
    ご検討よろしくお願いいたします。

    2023/07/02 22:05
  • 初めまして!
    月刊少年ガンガン編集部/ガンガンpixiv編集部
    森嶌(もりしま)と申します!

    コマの一つ一つ、セリフ一つ一つのどれもが
    どうしたら読者に刺さるかを考え抜いて形にされているような
    そんな熱意が伝わる素晴らしい作品でした…。

    序盤の語り口から谷崎をただ凡庸なサラリーマンに飽き飽きしている
    という描写をするのではなく、「会社員は思った以上に簡単だった」という
    セリフで彼のキャラや一筋縄ではいかない性格まで描いていくそのセリフ選び
    から度肝を抜かれます。

    柴のキャラも素晴らしく、
    喧嘩したばかりなのに心配する言葉をかけるなど
    短い描写でクセのある性質を見せてくるところも目を引きますね!

    個人的にはどこの層向けなのかが
    作品からもより伝わる作りだとより狙った層にとって
    「面白い」作品になると思います。

    「九十九ノ」は戦闘や世界観は少年漫画読み向けですが
    視点となる谷崎のキャラや漫画としての作りは20代中盤の
    青年向けになっているように感じます。

    自分は読者が「つまらない」と感じる時は
    大きく、「興味がない」と「理解できない」の二つに分かれると
    思っておりまして、前者はどの読者層に共感されて
    どのように刺しに行くか…から企画、設定を考えることによって
    調整していけるものだと考えております。

    是非kz86様の狙った層に確実にぶっ刺さる鋭い作品を
    読んでみたいと思い、担当希望させていただければと存じます。
    是非お話の機会をいただけますと幸いです。

    何卒よろしくお願い申し上げます。

    2023/07/03 21:06
  • ご投稿ありがとうございます!
    とても面白かったです!!

    キレたセリフと、ハッタリの利いた演出がめちゃくちゃカッコよかったです。
    1p目からキレッキレで、あっという間に読み切ってしまいました…!!
    『ひゃくえむ。』『チ。』の魚豊さんにも似た才能をお持ちだと思います。

    また、こうした技術面もさることながら、
    ご自身の人や世の中の見方が面白いんだろうな、というのがとても伝わってくるネームでした。
    冒頭の主人公の「絶妙に面白そうで面白くない返し」とか、こういうのが描けるのはまさにkz86さんが面白い観点をお持ちだからだと思います。
    個人的にはそこに一番惹かれました。

    そんなご自身の観点と、高いスキルが合わさって生まれたこの主人公の見せ場は最高でした。

    「週刊少年マガジン」「マガジンポケット」「別冊少年マガジン」にご興味がありましたら、ぜひ一度お話しさせていただきたいです。
    ご検討いただけますと幸いです。

    何卒宜しくお願い致します。

    2023/07/03 22:15
  • おおー…めっちゃ面白かったです。
    サラリーマンの、というか大人の人間を非常によく描けているので、青年誌を読む大人の読者にも受け入れられる才能をお持ちだと思います。
    僕はとても熱くなりました。
    ぜひヤンマガで描くことを検討していただけたら嬉しいです。

    2023/07/07 23:11
  • 外連味のあるネームづくりに魅力がありますね。
    そしてただはったりだけではなく人間の感情を恥ずかしがらずに
    真正面から描いているところにも好感が持てます。

    信念をもって人に嫌われることを言える人間というのは描けそうで描けないことだと思います。その点で柴はとても心に残るキャラでした。
    (こういうヤツ、お仕事漫画とかでいるとすごく物語を動かしてくれそう)

    「モノノフ」と「九十九ノ」、どちらも構造は同じネームですね。
    「現状に悩む主人公の前に、かつて下に見ていたやつが自分より先に答えを見つけている」。
    どちらが先かは分かりませんが「九十九ノ」のほうが読みやすかったです。
    「モノノフ」は世界観の説明と主人公の登場が同時にあるので視線が散らばり、
    なかなか物語に入れなかったですが「九十九ノ」は、
    一般人&そこをきっちり分けているので読みやすさが段違いでした。

    ただ一読者としての視点で「九十九ノ」を読むと、
    途中で読むのやめてしまいそうだなとも思えました。
    理由は「主人公が何をしたいか」分からないところにあるのかなと。
    二作品とも主人公が現状を憂いているだけで何もしていないので
    この先何を楽しむ漫画なのかを想像できずにいるのは
    読者にとっては読まない理由になってしまいます。
    こういう現状に憂いている主人公は「ブルーピリオド」などがありますが
    あの1話は冒頭と1話全体で物語の方向性はそれとなく示してあるのと
    「主人公が何かを探している」ことは分かるんじゃないかと思います。
    「天気の子」なんかもそうなんじゃないですかね。

    ただ読み切りは連載漫画と違って、カバーも帯もあらすじもなくどういう方向性かも全く分からないスタートから読者と向き合わなきゃいけないので何をしたいか分からない主人公はそれだけでマイナスになってしまうじゃないかと思います。

    アドバイスとしてはこんな感じでしょうか。
    色々書きましたがそれでもいいネームだったと思います。
    一度お話しできればうれしいです。

    2023/07/08 03:24
  • 伝えるべき情報の取捨選択がとても上手で、あまり説明していないにも関わらず世界観が分かりました。そしてネーム構成が素晴らしく、セリフも借り物ではない感じがしてとても面白かったです。ネームで出されておりますが、kz86さんのこれらからの作家人生を考えると時間はかかっても是非ご自身で描かれるのが良いと思います。あとは読者に応援してもらえる、好きになってもらえるキャラ作りが意識できれば良いと思います。自分が担当するとすれば、キャラの部分を重点的にやりたいです。

    2023/07/12 17:01
  • ご投稿ありがとうございます。

    全体的に流れがわかりやすく、構成がかっこいいですが一つ引っかかっているのは谷崎と柴がキャラとしてかぶっているところです。二人とも根暗でなんとなく仕事をこなしています。谷崎がサラリーマンを辞めても、柴が九十九ノを辞めても特に問題が起きなさそうです。また、似ているからこそ漫画的なコンビになるイメージがちょっと湧きにくいです。

    世界観も話の概念も良かったので、改善点があるとしたら、それは主人公により強く親近感を持たせてもらうこと、および彼の選択肢次第で状況が大きく変わる構図を作ることです。

    組ませたら面白い会話が生まれそうなコンビにしたり、より具体的な問題で後戻りのできない選択肢を責められる状況を作ったり、人間として好きになれる特徴をつけたりすることができたら盛り上がると思います。

    キャラ作りがよくなればきっと熱い物語が描けるでしょう。Kz86さんが今後どのような作品を発表するのか、大変興味があります。応援します!

    2023/07/13 00:55

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