編集者メッセージページ
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ご投稿ありがとうございます!
とても温かい話で最後まで読んでほっこりしました。
どの登場人物たちも心優しくて、とても癒されました。
そしてなにより、絵柄がとてもかわいい!
それだけでなく、全員が全員きちんと描きわけられていて、
オリジナリティに満ちた作風をお持ちだと感じました。
子どもならではの想像力、というところから着想を得られたのでしょうか、
どの人にも「ギフト」という特殊能力があること、
それ自体が子どもへの優しさに溢れている設定で、素晴らしかったです。
「ギフト」をそれぞれ卒業していく大人たちの受容の在り方もまた、
かつて子どもだった自分に対して、肯定的に見てあげるさまが見てとれ、
この作品の優しさを象徴しているなと思いました。
「ギフト」を卒業したあとの、ぬいぐるみへの主人公の姿勢を見て、
彼女の子どもが「ギフト」が継いでいく、という終わり方も、
親を見て子は育つのだ、ということを伝えらえているような気がしてじんわり温かい気持ちになりました。
マンガとしても、話の展開もスムーズでしたし、
それぞれのキャラも立っていて、心にストンと落ちるラストも含め、
大変完成度の高い作品でした。
欲を言えば、導入で、「ぬいぐるみが話す」という「ギフト」を
より不思議なものとして見せあげられると、読者をよりつよく惹きこめたのかもと感じました。
この作品もそうですが、『異星交遊』も独創性が大変ある作品だと思います。
高畠さんにしか描けない作品というものがあると思いました。
ぜひ、一度お話をお伺いできればと存じます。担当希望させていただきます。
何卒宜しくお願いいたします。2021/06/11 00:56