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ご投稿ありがとうございます。
衝撃作でした。
ノスタルジーを感じる郊外の風景に繋がっていない首輪をもった少女。
切ない名作だぞ…と読み始めたら完全に裏切られました。怪作でした。
野原を駆けまわる太郎君はどんな死に方をしたんだろう…とか
想像を膨らまさずにはいられない、読後に呆然としてしまうようなインパクトが
素晴らしかったです。
そして、そのオチにいきつくための
「フリ」としてのエモさやキャラの可愛さ。
それを描ける作画力・演出力・センスも素晴らしい。
描こうと思えばまっすぐに切ないものも描ける方なのだろうと思います。
なによりそれでもこの一ネタを描き切りたいという想いが素晴らしい!
ギャグではありながらもそこには「愛」があったんだな…とちゃんとセンチメンタルな気持ちにもなってしまいました。
惜しむらくはおじさんと太郎との関係性がはっきりとはわからなかったことです。
おそらくおじさんの息子が太郎なんですよね…?
そこを理解しきれなかったので、その後の駆け回る太郎の姿に衝撃を受けながらも
頭の片隅で「このおじさんは…」ということを考えてしまいました。
もう少しはっきりとおじさんと太郎の関係を示すか、もしくは思い切って
もう一人の登場人物は「犬を亡くした悲しい少女」だと思い込んでいる人でも良かったのかもと思います。
ぜひ、ふらさんの発想をもっとお聞きしてみたいです。
もしご興味ありましたら、担当させてください。
ぜひぜひ何卒よろしくお願いいたします!2023/09/08 20:54