森　ツバサ

地球の人間が外宇宙に広がっていった時代―― 銀河の彼方のある星の人々が、彼らが崇拝する神々から奇妙な預言を受け取った ”この星に「侵略者」が現れる・・・大いなる力「黒神」を復活させよ” ちょうどその時、地球の人々はまだ未開であったその惑星に2つの隊を送り込んだ その2隊の目的は、星の人々と接触し円満な惑星開発を行うことであった 星に降りた隊のうちL.T隊はすでに出発したが、R.T隊と呼ばれる彼らの出発は遅れていた 地面に開いた大穴の中で作業していた彼らは、その時ふいに穴にこの星の人々が集まっているのに気づいた そしてシンヤが悪い予感に襲われた瞬間、なんと一人の人間が彼らがいる大穴に身を投げた！ シンヤはとっさに人類が宇宙に広がった原動力、「マキナ」と呼ばれる人型の巨人を起動させその人物を助けることに成功したのであった それは一人の少女であった そしてR.T隊の四人は助け出した少女アムウから、この星の恐るべき習慣について知らされることとなる・・・ 未知の文明との間に繰り広げられる、価値観の違いによる悲劇的な衝突を描いたSF物語