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少し画面が窮屈な印象がありますが、展開が早く楽しく読みました。
ですがせっかくの設定を詰め切れていないのが惜しかったです。寿命はどうなるのか、記憶は持ってこれるようだが持ち前の能力はどれだけ持ってこれるのか、など、いろいろ気になってしまって楽しめませんでした。
教祖をどう倒すかというアイディアについても、先にそうした設定を詰めておけば、たまたま勝ってしまったかようなクライマックスにしなくても済んだのではないかと感じました。
キャラクターを練り上げるにあたって、何をさせたいのか、どんな欲望を果たさせたいのか、考えをめぐらせるのは楽しい作業だと思います。
まだまだやれることはあるようにお見受けしますので、今後の投稿を楽しみにしたいと思います。
今回は本当にありがとうございました!2022/09/04 23:50 -
面白かった……!
『リング』などのジャパニーズホラーの系譜を継ぐ、良い読み物ですね。終盤のたたみかける展開、好きです。
たしかに漫画歴が浅いなあ……と思わせる箇所はいくつかありました。(作画では背景の完成度、演出ではクライマックス前の大事な情報を噂話のフキダシの連続で済ませているところなど)
ですが、こうしたところは数を重ねていけばどんどん自分なりにこなれていくものなので、先を期待しております。
ホラーをやっていこうと考えるなら、もっと主人公に逃げ道を残さないよう、整合性を詰めてから描きはじめてほしいです。
読者に「ああすればよかったのに」と思わせないようにしよう、ということです。
沿おうなれば、読者も主人公と一緒に不可避な破滅に連れていかれることになるので、より怖がって読んでもらえるようになるはずです。
今作では、母親との対話や管理会社の利用法などで、最善の手を取ったのに逆にドツボにハマるような仕掛けを用意してくれれば、新人賞で上まで残るレベルに行ったのではと感じています。
ぜひ今後も頑張ってください。楽しみにしております!2021/12/20 03:03