編集者メッセージページ
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力作のご投稿ありがとうございます。
アドバイスご希望ということなので僭越ながら。
正直、11ページ目まで、材料は出てくるものの、つまるところ何の話なのかが全くわかりませんでした。
「あ、これは主人公が野球で活躍する話なんだな」とか
「これは主人公がヒロインに告白しようとする話なんだな」とか
【誰が何をしようとする話なのか】が早めにわかることが重要だと思います。
そうすることで作品に入り込むことができる上に、
「と思ったらサッカーやるのかい!」
「と思ったらヒロインから告白かい!」
のように【びっくり】もさせることができるからです。
情報を先へ先へ送るのではなく、
読者の理解を100%に近い状態常を保ちつつ、情報を足していくというやり方で、
進めていくほうが読みやすさが増すと思います。
ご参考までに。
追記ですが、
見開きの絵柄が、よく見ると細部までこだわっておられるのですが、
ぱっと見、何がどうなっているのかわからないことがありました。
まんべんなくではなく、視線がいくポイントを作り、そこが目立つような画面作りを心がけていただけると。
よろしくお願いします!2018/06/02 13:07 -
『アヤカシブレイク』など、ご投稿された4作品拝読させていただいた中でこれがいちばん可能性を感じたのでここにメッセージを書かせていただきます。
なぜいちばん可能性を感じたかというと「怖がらせたい」=「読者にこう感じてほしい」という「狙い」があるからです。
他の作品は、「描きたい」が先行するあまり、読者の心を動かすという狙いにやや欠けている気がしました。
少し既視感(夢野久作や江戸川乱歩など)がありますが、それでも怖かったですよ。
笑わせる、泣かせる、怒らせる、怖がらせる、など、心を動かすことをメインに据えると、キャラクターや展開もレベルアップするのかなと感じました。
もちろん「描きたい」はいちばん大事な気持ちです。「描きたい」から一歩進んで「読みたい」(書店にあったら絶対買う)作品を描こうとしてみてはいかがでしょうか。2018/05/12 07:43