ご投稿ありがとうございます。コミックアース・スターの藤本です。
「子羊たちへ贈る讃歌」楽しく拝読させていただきました。

最初から最後まで作画の安定感が素晴らしかったです！
またノエルにデービット、ギャリーたちの表情も豊かで、キャラクターたちの気持ちがわかりやすく描かれていたのが印象的でした。
顔だけでなくどのポーズであっても身体の描写に全く違和感なく、もりた様の画力の高さに驚かされました…！
顔・身体ともにしっかり描ける実力をお持ちなので、アクション漫画も拝読してみたいな、と勝手に想像してしまいました。

ストーリーも犯人は誰なのかという謎が織り込まれていて、読者の手を止めない良い展開でした。
ストーリーだけでなく、コマ割りも読者がページをめくりたくなるような工夫が徹底されていれば、さらにお話の中に引き込まれるものになったと思います。
例えばいきなりキスをされそうになるシーンや「人をいじめるやつを助けたくない！」と逃げるノエルのシーンなど、読者が先が気になるシーンを左ページ最後に持ってくるということを終盤だけでなく、序盤から常に意識したコマ割りだとテンポよく読んでもらえるはずです。

またノエルが誰かの言葉を受けて変わる場面が作中に何度も出てきたため、途中で心情の変化を追いきれなくなったように感じました。
ページ数の関係かと思いますが、人間が変わるにはそれなりのきっかけと出来事がないと説得力が弱くなってしまうので、決定的な変化を一つに絞るのも手かと思います。

この度は素敵な作品を投稿してくださり、ありがとうございました。
これからももりた様の作品を楽しみにお待ちしております。

ご投稿ありがとうございます。コミックアース・スターの藤本です。
楽しく拝読させていただきました。

ゲームが好きな理由が、何度も死ぬことができるからという主人公がとてもよかったです。
自分の願望をゲームで疑似的に体験できるというのは、実況動画が流行っている現代において、読者が共感しやすい絶妙なキャラ設定でした。

また自分の人生がゲームに出てきているのではというジワジワくる恐怖によって
読者は、首を吊ってしまうのか、そしてそれは現実に起こってしまうのかという緊張感をもち、最後まで飽きないストーリー展開だったと感じました。

一方で作画の面では主人公の表情が最後の一コマ以外あまり変化がない、バストアップが多いなど画面上に動きが少なかったので、そこは読者が離れる要因になってしまうかもしれません。
恐怖という感情にも種類はたくさんありますので、そこを絵で表現できれば漫画家としてとても強い武器になるはずです。

ぜひともクマヤ様の描きたいもの、好きなものを漫画にするお手伝いをできればと考えております。
担当希望を出させていただきましたので、もしよろしければ一度お話しできたら幸いです。

ご投稿ありがとうございます。コミックアース・スターの藤本です。
楽しく拝読させていただきました。

八時ななころ様の他作品すべて、設定に独自性があって素晴らしかったです！
読者を楽しませるぞという気持ちをすごく感じられました。

そして女の子がとにかく可愛い！！
表情だけでなく、瞳や髪の毛までも丁寧に描かれていることで、よりミナの魅了が引き上げられていました。
せっかくこれだけ女性キャラを素敵に描かれるので、冒頭の人魚に噛まれるシーンだったり、ミナが実はオタクであることなど、文字で説明していた部分を絵で伝えられたら、さらに読者の印象に残る作品になったのではないかなと思います。

またラストも八時ななころ様が作品に込めた思いはここだと伝わってきてよかったです！
ただｐ３１以降のミナのセリフに若干言わされている印象を受けました。
前半でミナが今の偽りの生活に苦しんでいる描写があると、読者がミナに感情移入して、このセリフに説得力を感じられたのではないでしょうか。

この度は素敵な作品を投稿してくださり、ありがとうございました。
これからも八時ななころ様の作品を楽しみにお待ちしております。

ご投稿ありがとうございます。コミックアース・スターの藤本です。
楽しく拝読させていただきました。

授業中、隣の席のクラスメイトとの二人だけの世界……
大人になってはあまり味わえない、学生だからこそのシチュエーションがとても素敵でした。
最後の「秘密」とつぶやく手科くんには、多くの読者がキュンときたに違いありません！

ただこの隣の席の男女という設定で、男子が手品をやっているというだけでは、既視感から抜け出せていない印象でした。
手科くんという最重要人物を読者に「この子一体何者なの！？気になる！」と思わることがまずは大切かなと感じました。
トキワ様の好きが込められたキャラクターを作ることができれば、設定が似ている作品ともきっと差別化の１歩になるはずです。

ぜひともトキワ様の描きたいもの、好きなものを漫画にするお手伝いをできればと考えております。
担当希望を出させていただきましたので、もしよろしければ一度お話しできたら幸いです。

ご検討お願いします。

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
『ツキコインクローゼット』楽しく拝読させていただきました。

言動はキツめだけど“友達”にこじらせているツキコが可愛くて、個性はありつつ読者に受け入れられる主人公が作れているなと感じました。
千晃の登場シーンも只者じゃない感が出ていて、こんな二人の出会って何を引き起こすのか、読者の期待感がしっかり高められた良い導入でした！
ただ導入が良かっただけに、その後に読者を驚かせる展開が出てこなかったので、
キャラクターが活かしきれていないように感じてしまいました。

個性的なキャラクターたちがどう動けば読者を驚かせたり、楽しませたりできるかという視点をもつことができれば、さらにエンタメとしてレベルが上がると思います！

これからも踊り場様が作る魅力的なキャラクターたちがどんなお話を作り出すのか楽しみにお待ちしております。
この度は素敵な作品を投稿してくださり、ありがとうございました。

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
「紙舟で海へ」とても素敵な作品でした。

高校生の頃、将来の夢や親との関わりで誰しもが感じたであろう悩みや反発心が
とてもリアルに描かれていて、学生の時の自分が思い出されました。
チビが部屋まで来てくれたときの「ママんとこに行きなよ」というセリフもとても印象的でした。
本当は傍に来てくれて嬉しいけれど、正直に言えず突き放してしまう。でも嬉しい。
そんな複雑な心情が手に取るようにわかって、個人的に好きなシーンでした。
他にも他人に心を明け渡す恐怖心や誰も自分を選ばないという孤独など絶妙な心情を
見事にすくえていらっしゃって素晴らしかったです。

ただ終始キャラクターの表情が固かったりパターン化しているように感じてしまったので、セリフだけでなく表情からも感情を伝えられると、かおる様の才能である感情表現がさらに磨かれるかと思います。

次回作も楽しみにお待ちしております。
この度は素敵な作品を投稿してくださり、ありがとうございました。

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
ほん様の作品楽しく拝読させていただきました。

冒頭３ページから物語に引き込まれる秀逸な導入でした…！！
詫びの言葉を三回唱えるという部分だけで、ほん様独自の世界観がすでに広がっていて、そしてそれに対する「何がやねん」というセリフ！
謎の存在が自虐的な関西弁をつぶやく…わたしはここまでで既にタヌ神様が好きになりだしていました。
読者に気になると思わせる世界観とキャラクターを作れるほん様の才能を強く感じました。

ｐ２６やｐ３７・３８のページの使い方もとても印象的で、
読者にページをめくらせるようしっかり配慮されているのだなと感じました。
逆にタヌ神様の過去や佐藤の「兄妹３人が揃った」というセリフなど、
読者がすぐに理解できず、手を止めてしまう要素があったので、
そこは伝えたいことを絞ったり、早めにネタバラシをするとしっかり物語のスパイスとして機能すると思いました。

ぜひとも才能あるほん様と作品作りをご一緒したく、担当希望を出させていただきました！
もしよろしければ一度お話伺わせていただけますと幸いです。

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
小丸様の「盲目少女とハンディーボーイ」拝読させていただきました。

冒頭の２ｐだけで二人の性格や関係性がわかる、とても良い始まり方でした！
そしてそこから盲目のアイボリーに、音楽を通して色を教えるという流れも素敵でした。
ただその素敵なシーンがあっさり終わってしまったので、個人的にはもっと見たかったです…！
ここが二人の立場・状況だからこそ生み出せる展開なので、大ゴマを使って印象的にしたり、色と音楽のイメージを小丸様なりに可視化してみると、より二人だけの世界観が読者にも伝わると思います。

また今回のお話はアイボリーとエボニーの二人ともが主人公として進んでいきます。
おそらく小丸様が二人とも大好きで思い入れが強いからだと思います。
それだけの魅力を持ったキャラクターではあるのですが、アイボリーとエボニーどちらのお話も消化不良感が残ったように思いました。
おそらく場面転換が多かったり、キャラクターたちの心情を伝えきれていなかったりが理由の一つにあるのではないでしょうか。
ページ数の関係もありますが、思い切って主人公をエボニーくんだけに絞って、アイボリーを通して前を向くお話とするのもアリかと思います。

小丸様はキャラクター同士の関わりから、感情や感動を生み出せる素晴らしい才能を持っていらっしゃいます。
そんな小丸様の次回作を読めるのを楽しみにお待ちしております。
この度は素敵な作品を投稿してくださり、ありがとうございました!

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
栗崎様の「魔女の鳥かご」楽しく拝読させていただきました。

リオとレインの可愛らしさが全面に出ていて、どのコマを見ても眼福でした！
また伏線の張り方も絶妙で、内側からは開かない門や魔女であること以外忘れてしまったリオなど、セリフだけでこの子にはなにかありそうだな…とうまく読者を誘導させるのも素晴らしかったです！

ストーリーがとても読みやすかったのですが、逆に展開に既視感があり、次を予想しやすかったように思います。
またせっかく可愛い少女たちが出てきているのに、ストーリーに都合よく動かされてしまっているように感じましたので、キャラクターたちをもう一度深堀りしてみると、その子らしいセリフや動き、それに伴った展開が見えてくるはずです。
そこがオリジナリティになるので、作品に組み込めると、読者の印象に残る作品になるかと思います。

少しでも栗崎様のお役にたてていれば幸いです。
この度は素敵な作品を投稿してくださりありがとうございました！

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
楽しく拝読させていただきました。

まずはちー様がとってもかわいい！緊張していたり、怯えたりとちー様のいろんな表情が見れて癒されました。
瞳がとても丁寧に描き込まれていて、思わず引き込まれます。
これだけちー様が表情豊かな子であれば、どうしてその表情をしているのかが描かれていなかったのがとても勿体ないと感じました。
例えばドングリを大人に届けるのはどれだけ危険なことなのか、どういう意味があるのかなどです。
またどうしてそれほどこの男の子に固執しているのかなどの背景がはじめに語られていると必死にドングリを渡そうとするちー様に、より一層読者が感情移入してくれると思います！

少しでも保坂様の作品の糧になれば幸いです。
素敵な作品を投稿してくださりありがとうございました！