ご投稿ありがとうございます！
ネームでも伝わってくるまつもとさんの高い画力による表現の豊かさもあいまって、楽しく読ませていただきました。とくに「お取り込み中でしたか？！」のシーンは笑いました笑。

「かわいそう」と「かわいい」は紙一重で、「笑える」が「笑うに笑えない」になってしまうかのさじ加減は難しいし、また人それぞれだとも思います。読んでいて、お月様のいいところが作中であまりにない故に、クレールの気の毒さがだんだん増してきて、本来クスッと笑えるはずの場面が自分の感覚ではちょっと笑えなくなってしまったところもあります。

『微妙に優しいいじめっ子』でいえば田村くんと木崎くんの関係だなと思いながら読んだのですが、木崎くんの微妙な優しさが、田村くんのいじめられっ子ぶりをコメディたらしめるように、お月様とクレールの関係に多面性をもたせると、「クレールがかわいそうだけど、ついつい笑っちゃう」のコメディ部分がより強化されるのではないでしょうか。