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扉の向こう(ネーム)

しほ

★2 1,512

最新話公開 2021年12月22日 第1話公開 2021年12月22日

「17才の夏、私は彼と身体に傷をつけた

人の悪意しか信じない渡瀬と
そんな彼女に想いを寄せる羽澄。

自分の好意を信じてもらうために
羽澄は渡瀬の身体に傷をつけることになる。

もくじ

  • 第1話

    公開日:2021年12月22日

    ★2

編集者メッセージ(新着)

  • 作品を読ませていただきました。ご投稿ありがとうございます!

    読み終わった後の満足感がすごかったです!小説を1冊一気読みしてしまったような。
    渡瀬さん自身の心境の変化と、渡瀬さんの周りの環境の状況をうまく巻き込ませられていて、よりリアル感がありました。とても深く心にグッとくるお話だったなと思います。

    1つだけ気になったことは、コマ割りです。結構細かめだったかなと思います。細かいのが良くないというわけではないのですが、「扉の向こう」は伝えたいシーン魅せたいシーンがとてもはっきりしているところもすごく良いなと思ったので、コマ割りの強弱があるとより作品の惹きこまれるかなと!
    「扉の向こう」の世界観(エモい感じ)にもっと浸かりたいと思ったので、こちらのアドバイスをさせていただきました。

    これからのしほさんの作品もとても楽しみです!
    ご投稿、お待ちしております!

    2022/03/21 09:41
  • 人の「好意」を信じることに臆病になった少女が、他人からの好意を受け止められるようになるまでのお話。傷をつけることによって交流する男女という、倒錯した人間関係が緊張感を生んでいる作品でした。

    どうなることかと固唾をのんで読み進めましたが、いやはやハッピーエンドでよかった…。読後感はとても爽やかでした。

    ただ、改めて読むと渡瀬さんの思考には少し理解できない部分もあり、たとえば33ページや最後のモノローグは、彼女の行動や心変わりとかみ合っていないような気もしました。

    羽澄君との「悪意ごっこ」をすんなり受け入れたのは、きっと渡瀬さんに「人の好意を信じられるようになりたい」という願望があったからなのだろうなぁ…と思ったりしました。彼に証明してほしかったんでしょうね。

    欲を言うなら、羽澄君の心情も掘り下げて「どうして渡瀬さんが好きになったのか」という”好き”の具体性があるとよかったかもしれません。現状ですと女友達に嫌われてるところとか、強気なところとかが可愛いというのはわりと表面的な”好き”なので、そりゃ渡瀬さんも不信に思うし、読者もそうです。渡瀬さんのヒネ方は経験に基づくものですが、羽澄君はナチュラルに好みが倒錯しているような…。爽やかなラストと書きましたが、「羽澄君ふらっと居なくなりそう…」という不安感も覚えます。

    1年間も好きな人に会わずに「もう踏ん切りをつけられて別の彼氏とかできてたらどうしよう…!?」という葛藤や焦りが、再会時のしれっとした彼の表情からは読みとれず、「お前……さては完全に渡瀬さんの心を摑んでいるの確信してるな!?」とあまりのイケメンムーブに嫉妬してしまう心の醜い読者が私です。

    コマ割りは斜め線が少し多めで、女性向けの漫画という雰囲気を感じます。男性読者にとっては、少し読みづらいと感じるかもしれません。

    ネームの状態とはいえ読み応えのある読み切りをご投稿いただき、ありがとうございました。

    2021/12/23 02:44

編集者メッセージ(いいね)

  • 人の「好意」を信じることに臆病になった少女が、他人からの好意を受け止められるようになるまでのお話。傷をつけることによって交流する男女という、倒錯した人間関係が緊張感を生んでいる作品でした。

    どうなることかと固唾をのんで読み進めましたが、いやはやハッピーエンドでよかった…。読後感はとても爽やかでした。

    ただ、改めて読むと渡瀬さんの思考には少し理解できない部分もあり、たとえば33ページや最後のモノローグは、彼女の行動や心変わりとかみ合っていないような気もしました。

    羽澄君との「悪意ごっこ」をすんなり受け入れたのは、きっと渡瀬さんに「人の好意を信じられるようになりたい」という願望があったからなのだろうなぁ…と思ったりしました。彼に証明してほしかったんでしょうね。

    欲を言うなら、羽澄君の心情も掘り下げて「どうして渡瀬さんが好きになったのか」という”好き”の具体性があるとよかったかもしれません。現状ですと女友達に嫌われてるところとか、強気なところとかが可愛いというのはわりと表面的な”好き”なので、そりゃ渡瀬さんも不信に思うし、読者もそうです。渡瀬さんのヒネ方は経験に基づくものですが、羽澄君はナチュラルに好みが倒錯しているような…。爽やかなラストと書きましたが、「羽澄君ふらっと居なくなりそう…」という不安感も覚えます。

    1年間も好きな人に会わずに「もう踏ん切りをつけられて別の彼氏とかできてたらどうしよう…!?」という葛藤や焦りが、再会時のしれっとした彼の表情からは読みとれず、「お前……さては完全に渡瀬さんの心を摑んでいるの確信してるな!?」とあまりのイケメンムーブに嫉妬してしまう心の醜い読者が私です。

    コマ割りは斜め線が少し多めで、女性向けの漫画という雰囲気を感じます。男性読者にとっては、少し読みづらいと感じるかもしれません。

    ネームの状態とはいえ読み応えのある読み切りをご投稿いただき、ありがとうございました。

    2021/12/23 02:44
  • 作品を読ませていただきました。ご投稿ありがとうございます!

    読み終わった後の満足感がすごかったです!小説を1冊一気読みしてしまったような。
    渡瀬さん自身の心境の変化と、渡瀬さんの周りの環境の状況をうまく巻き込ませられていて、よりリアル感がありました。とても深く心にグッとくるお話だったなと思います。

    1つだけ気になったことは、コマ割りです。結構細かめだったかなと思います。細かいのが良くないというわけではないのですが、「扉の向こう」は伝えたいシーン魅せたいシーンがとてもはっきりしているところもすごく良いなと思ったので、コマ割りの強弱があるとより作品の惹きこまれるかなと!
    「扉の向こう」の世界観(エモい感じ)にもっと浸かりたいと思ったので、こちらのアドバイスをさせていただきました。

    これからのしほさんの作品もとても楽しみです!
    ご投稿、お待ちしております!

    2022/03/21 09:41

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