読みやすくテンポもよい良作と思います。ご投稿ありがとうございました！

好きになった人が実は人外で……というありがちな設定の中でも、独自性を出すためにいろいろと工夫されていると思いました。

（この種のシチュエーションものを今後も考えていくつもりならば、もし未読でしたら、『ヴァンパイア男子寮』をご一読いただけるといいかもしれません。「転がる」設定について、クソマズい血を飲まされる吸血鬼を軸によく作り込まれています）

本作は、格闘場面への流れや、主人公だけが一方的にチョロい見せ方など、独自性もあり「うまいなあ」と感じるところもありました。

ジャンルとしてはキャラクターの成長を描こうとされているので少年漫画寄りかもと感じましたが、本作だけでは物語があまり動いていない（出発点に到達したところまで、という印象でした）ので、少しアピールに弱いきらいがあるようにも思えています。

場面場面のインパクトだけでなく、主人公がどう変化し成長すれば驚きを与えることができるか、もっと練った上で物語の「タテ筋」を考案いただければさらに良い作品になると思いました。
引き続き描かれた作品を読めること、楽しみにしております！