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彼女はトンボの肉の色

ハミ山クリニカ

★2 2,285

最新話公開 2021年03月02日 第1話公開 2021年03月02日

お母さんや男の子に負けないくらい強くなりたかった女の子が罪のないトンボを殺してしまう話です。

担当決定済み

もくじ

  • 第1話

    公開日:2021年03月02日

    ★2

編集者メッセージ(新着)

  • 真に迫る語り口に引き込まれ、ドキドキしながら読みました。
    マリコの覚えた罪悪感が、こちらの心を抉ってくるような感覚がありました。
    ハミ山さんは気持ちの分析がとても丁寧な方だと感じます。

    一方で子供のマリコが一瞬怖いと感じる部分もありました。
    トンボを捕まえることを「楽しそう」と思う小学生が、いきなりトンボを引き裂くのは唐突な気がします。トンボを素手で捕まえるだけでよかったはずです。
    ここだけはマリコに別の人格が乗り移ったように感じて怖かったですね。

    ただ、トンボを裂く演出はこの作品において最重要だと思いますので、
    たとえば、

    男の子たちが捕まえたトンボの翅を毟って見せる
    →男子「こんなこと女の子にはできねーだろ!」(挑発)
    →マリコ「で、できるもんっ」(うっかり本体まで裂いてしまう)

    といった感じにすると、男の子たちから無茶ぶりされた結果…
    という形になるのでマリコの怖さが和らぎます。

    マリコは男の子のような遊びがしたい女の子ではあるけれど、「ムキになると何をしでかすかわからない危険な女の子」ではないと思うので、言葉は悪いですが”イカレてる”ような印象にならないように気をつけてあげたほうがよいかなと思いました。

    もしマリコの「怖さ」が意図的だったとしたら、これらのアドバイスは聞き流してください。ただ、マリコは負けん気の強い普通の子(女の子、ではなく)として描いた方が、読後感はよくなるのではないかと思います。

    子供のころ庭にあった蜘蛛の巣を片っ端から蜘蛛ごと棒で巻き取り、焚火にくべたことを思い出して、罪悪感に包まれながら感想を書きました(苦笑)。

    この度はたくさんの作品をご投稿いただき、ありがとうございました。

    2021/03/03 16:34

編集者メッセージ(いいね)

  • 真に迫る語り口に引き込まれ、ドキドキしながら読みました。
    マリコの覚えた罪悪感が、こちらの心を抉ってくるような感覚がありました。
    ハミ山さんは気持ちの分析がとても丁寧な方だと感じます。

    一方で子供のマリコが一瞬怖いと感じる部分もありました。
    トンボを捕まえることを「楽しそう」と思う小学生が、いきなりトンボを引き裂くのは唐突な気がします。トンボを素手で捕まえるだけでよかったはずです。
    ここだけはマリコに別の人格が乗り移ったように感じて怖かったですね。

    ただ、トンボを裂く演出はこの作品において最重要だと思いますので、
    たとえば、

    男の子たちが捕まえたトンボの翅を毟って見せる
    →男子「こんなこと女の子にはできねーだろ!」(挑発)
    →マリコ「で、できるもんっ」(うっかり本体まで裂いてしまう)

    といった感じにすると、男の子たちから無茶ぶりされた結果…
    という形になるのでマリコの怖さが和らぎます。

    マリコは男の子のような遊びがしたい女の子ではあるけれど、「ムキになると何をしでかすかわからない危険な女の子」ではないと思うので、言葉は悪いですが”イカレてる”ような印象にならないように気をつけてあげたほうがよいかなと思いました。

    もしマリコの「怖さ」が意図的だったとしたら、これらのアドバイスは聞き流してください。ただ、マリコは負けん気の強い普通の子(女の子、ではなく)として描いた方が、読後感はよくなるのではないかと思います。

    子供のころ庭にあった蜘蛛の巣を片っ端から蜘蛛ごと棒で巻き取り、焚火にくべたことを思い出して、罪悪感に包まれながら感想を書きました(苦笑)。

    この度はたくさんの作品をご投稿いただき、ありがとうございました。

    2021/03/03 16:34

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