フンドシ
作品詳細ページ
もくじ
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- 第1話
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公開日:2023年07月23日
★0
編集者メッセージ(新着)
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気持ちのいい作品ですね。
キャラクターを短いページで印象づけることに成功しているので、ストレスなく楽しむことができました。
(布施の名前を何で8ページまで出さなかったのには疑問ですが)
ですがギャグとストーリーを同時にやるのは難しいなあ……とも感じています。
本作でいうと、フンドシ野郎・布施の思考や行動は奇矯ではあるものの、現実にあり得る範囲で、つまりリアリティラインの範囲内に収まるよう、丁寧に描かれています。
なのにクライマックスの合体フンドシ強制技のところだけ、リアリティラインを大きく踏み越えてギャグをやっている。ですがこれは効果的ではないです。
つまり前フリなしで異常事態が示されたわけで、これでは多くの人は笑うのではなく引いてしまうでしょう。
現実世界でコントをやっている漫才コンビが、演じている途中で宇宙人に変じたりしたら、観衆は爆笑どころではなくドン引きからの阿鼻叫喚になるわけで、「唐突なリアリティラインの無視」をやっている本作は同じことになっているように思えるのです。
リアリティラインを破壊するなら徹底する、そうでないならルールを早めに読者と共有させる。
安心して笑える漫画は、最初にこうした足固めの作業ができています。このあたりを検討いただけたら嬉しいです。
いろいろ申しましたが、すでに高いレベルの作画と演出の技術をお持ちとお見受けしたもので、もう数段ランクアップできたらと願って以上を記した次第です。
ご投稿、ありがとうございました!2023/07/24 01:43
編集者メッセージ(いいね)
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気持ちのいい作品ですね。
キャラクターを短いページで印象づけることに成功しているので、ストレスなく楽しむことができました。
(布施の名前を何で8ページまで出さなかったのには疑問ですが)
ですがギャグとストーリーを同時にやるのは難しいなあ……とも感じています。
本作でいうと、フンドシ野郎・布施の思考や行動は奇矯ではあるものの、現実にあり得る範囲で、つまりリアリティラインの範囲内に収まるよう、丁寧に描かれています。
なのにクライマックスの合体フンドシ強制技のところだけ、リアリティラインを大きく踏み越えてギャグをやっている。ですがこれは効果的ではないです。
つまり前フリなしで異常事態が示されたわけで、これでは多くの人は笑うのではなく引いてしまうでしょう。
現実世界でコントをやっている漫才コンビが、演じている途中で宇宙人に変じたりしたら、観衆は爆笑どころではなくドン引きからの阿鼻叫喚になるわけで、「唐突なリアリティラインの無視」をやっている本作は同じことになっているように思えるのです。
リアリティラインを破壊するなら徹底する、そうでないならルールを早めに読者と共有させる。
安心して笑える漫画は、最初にこうした足固めの作業ができています。このあたりを検討いただけたら嬉しいです。
いろいろ申しましたが、すでに高いレベルの作画と演出の技術をお持ちとお見受けしたもので、もう数段ランクアップできたらと願って以上を記した次第です。
ご投稿、ありがとうございました!2023/07/24 01:43