DAYSNEOへの投稿ありがとうございます！
他者との関係というものに対する解像度がはちゃめちゃに低いメカのαが、非合理で非効率的と見下していた人間のソレを知ることで、自分の「好き」の解像度を上げていく、という構成が大変良かったです。読んでいて、αと一緒になって「好き」というこのくすぐったくてもどかしい気持ちの輪郭をしっかり確かめなおしているような気持になりました。
前作と比べても分かりやすくなっているなとは感じましたが、ただ、それでもまだ「分かりにくい」と言わざるを得ません。
一つ一つのシーンがどんな状況なのか、何を伝えたい何を目的にして描かれたシーンなのかが読んでいてハッキリ伝わってこないままどんどん次のシーンへと移り変わっていく。そのために「わからない」が積もり重なったまま物語が進み、終わってしまう。その最大の原因は説明不足にあると感じています。主人公とα…というよりほぼαのペースで話が進むので読者が置いてけぼりになっていると言い換えても良いかもしれません。二人の会話がイマイチ噛み合ってないのも一因かなと思います。冒頭の「僕には～親兄弟などない」→「そういやより強い無人機開発のために～」辺りは完全に独り言状態ですし、その後も少し会話が成立したらαが人間を馬鹿にして主人公がキレるの流れになってしまい、一つ一つのシーンにオチがついていないまま流れたような感覚になります。こういった細かい部分を丁寧に描いてあげることで、わかりにくさは相当改善されるように思えます。
前作も踏まえて、きっとご自身の好きなもの、描きたいものをしっかりお持ちなのかなと拝察いたしますが、
ぜひ一度お話を聞かせて頂けますと嬉しいです！担当希望を出させて頂きますので、よろしくお願いいたします。