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あなたがいなくなっても

小菊えりか

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★2 465

最新話公開 2023年11月30日 第1話公開 2023年11月30日

長年連れ添った妻と別れるまでの話。

担当決定済み

もくじ

  • 第1話

    公開日:2023年11月30日

    ★1

編集者メッセージ(新着)

  • こちらの作品、Xでも拝読させていただきましたが、読み終えてホロリと胸が温まるお話で素敵でした…!
    頑固なおじいさんが、おばあさんが離婚を考えているかも…という不安になって、不器用にも喜ばせてあげようと奮闘する姿は、それがうまくいかなくてもおじいさんの愛情を感じられてほっこりしますね。
    ケーキ屋さんで、どっしり腰を据えて眉間にしわを寄せながらケーキ選びに迷っている姿の浮きっぷりも、そんな不器用な愛情を感じられて愛らしいです!

    長年連れ添った夫婦でも、いつかどちらかが先に逝ってしまって遺される人間が出てくるというのは、確かに心細く寂しいですね…。
    しかしこうして死に別れる前に歩み寄って、おばあさんのためにアルバムを作ることが出来たのは、おじいさんとしても悔いなく送り出すことができてこれからの余生の支えになるのだろうなと、どこか前向きさも感じられる読後感の良いエンディングにも感じました。
    最後の「お前が先で良かった」という台詞にも、寂しがりなおばあさんを遺さずに見送れて良かったというおじいさんの愛情を感じられて、アルバムを作ってから亡くなるまで仲の良い夫婦だったことが伝わってきてグッときました…!

    個人的にはお話で重要なアイテムとなるアルバムは、もう少しどんな内容になっているか見てみたいな…と感じました!
    娘のアルバムを見て「えらいチカチカしてるな」とおじいさんが言っているので、おじいさんなりに何か飾りつけをしてあったりしても、ただ写真を貼り付けるだけじゃないおじいさんの愛情が感じられそうで良さそうですね。
    また、おじいさんの性格としては自分のことはあまり写真にとらずに、おばあさんのことばかり撮影していたんじゃないかと思いますので、おばあさんに強引に腕を引かれて一緒に写っている若い頃の写真など、2人の関係性やキャラクターが伝わるショットなんかも素敵だと思います!

    また、最後の若い頃の2人の回想シーンが「心配性で寂しがり」というおばあさんの性格を表すには、少しどういう状態だったのか想像しづらく不安な心境に共感しきれない印象を受けました。
    こちらは回想の入りにおじいさんのモノローグを入れてつながりをわかりやすくしていただいたり、若き日のおばあさんが心配そうに時計を見ている時間経過の場面を挟む、もしくは若き日のおじいさんが「今日は早く帰ると言っていたのに、こんなに遅くなってしまった…まぁもう寝てるだろう」といったように予定より遅く帰って心配させた状況が分かるようにする…などできると、最後の回想が一層おばあさんの性格を思い出すエピソードとして、感情移入できるものになると考えました!

    登場人物の不器用な愛情がしっかり伝わってきて、読んでいる側としてもキャラクターへの情が湧くお話を描かれる魅力を感じ、是非一度お話させていただけたら嬉しく思います。
    担当希望をお送りさせていただきましたので、是非ご検討いただけますと幸いです!

    2023/11/30 18:02

編集者メッセージ(いいね)

  • こちらの作品、Xでも拝読させていただきましたが、読み終えてホロリと胸が温まるお話で素敵でした…!
    頑固なおじいさんが、おばあさんが離婚を考えているかも…という不安になって、不器用にも喜ばせてあげようと奮闘する姿は、それがうまくいかなくてもおじいさんの愛情を感じられてほっこりしますね。
    ケーキ屋さんで、どっしり腰を据えて眉間にしわを寄せながらケーキ選びに迷っている姿の浮きっぷりも、そんな不器用な愛情を感じられて愛らしいです!

    長年連れ添った夫婦でも、いつかどちらかが先に逝ってしまって遺される人間が出てくるというのは、確かに心細く寂しいですね…。
    しかしこうして死に別れる前に歩み寄って、おばあさんのためにアルバムを作ることが出来たのは、おじいさんとしても悔いなく送り出すことができてこれからの余生の支えになるのだろうなと、どこか前向きさも感じられる読後感の良いエンディングにも感じました。
    最後の「お前が先で良かった」という台詞にも、寂しがりなおばあさんを遺さずに見送れて良かったというおじいさんの愛情を感じられて、アルバムを作ってから亡くなるまで仲の良い夫婦だったことが伝わってきてグッときました…!

    個人的にはお話で重要なアイテムとなるアルバムは、もう少しどんな内容になっているか見てみたいな…と感じました!
    娘のアルバムを見て「えらいチカチカしてるな」とおじいさんが言っているので、おじいさんなりに何か飾りつけをしてあったりしても、ただ写真を貼り付けるだけじゃないおじいさんの愛情が感じられそうで良さそうですね。
    また、おじいさんの性格としては自分のことはあまり写真にとらずに、おばあさんのことばかり撮影していたんじゃないかと思いますので、おばあさんに強引に腕を引かれて一緒に写っている若い頃の写真など、2人の関係性やキャラクターが伝わるショットなんかも素敵だと思います!

    また、最後の若い頃の2人の回想シーンが「心配性で寂しがり」というおばあさんの性格を表すには、少しどういう状態だったのか想像しづらく不安な心境に共感しきれない印象を受けました。
    こちらは回想の入りにおじいさんのモノローグを入れてつながりをわかりやすくしていただいたり、若き日のおばあさんが心配そうに時計を見ている時間経過の場面を挟む、もしくは若き日のおじいさんが「今日は早く帰ると言っていたのに、こんなに遅くなってしまった…まぁもう寝てるだろう」といったように予定より遅く帰って心配させた状況が分かるようにする…などできると、最後の回想が一層おばあさんの性格を思い出すエピソードとして、感情移入できるものになると考えました!

    登場人物の不器用な愛情がしっかり伝わってきて、読んでいる側としてもキャラクターへの情が湧くお話を描かれる魅力を感じ、是非一度お話させていただけたら嬉しく思います。
    担当希望をお送りさせていただきましたので、是非ご検討いただけますと幸いです!

    2023/11/30 18:02

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