ひとつ、ふたつ。へのメッセージ

これはいいおねショタかもしれない……！
星ふたつの場面、ちょっとグッときました。

漫画としてもこなれていて、新人賞で何かに残る水準の読み切りではないかと感じでいます。

以下「アドバイス」タグに対応します。

・描かれている場面が分かりにくいです。雨宿りで商店の軒下に避難した、ということは再読してようやく分かりました。このままでは友人が買い物を済ませようとする場面で、多くの読者がわけが分からなくなります。他にも少し、読解力の低い読者を脱落させそうな箇所がありました。情報量を整理して、「この場面ではこの情報を読者に自然に伝えられているか」という所を吟味してほしいです。

・プロットの整合性が弱いです。先生のせいで怖い奴だと思われてしまっていることが問題の根源であったのだから、魔女のアドバイスでそこまで乗り越えられないか、もっとアイデかを練る必要があります。そもそも近江くんは最初怖がられても隣席の女子に話しかける勇気は持ち合わせていました。次に話しかけるべき相手が話の合う相手だったら、より勇気は出やすくなるわけで、魔女の介在は実は大きなインパクトがないのでは、とも読めてしまうのです。

という具合に、1本のエンタメ作品としては、もっと作り込めたのに、と惜しく感じるところがあった次第です。
ですがグッときたのは、繰り返しますが正直な感想でもあります。つまり「人の心を動かす」という描き手として大事な資質はすでに持ち合わせているわけで、さらに今後に期待している所存です。
今回はご投稿、ありがとうございました！