平成さいごの話へのメッセージ
読みやすく味のある絵柄で
興味深くじっくり拝読できました。
こうなってほしくないという予感が当たってしまい、ある意味で予想どおりのお話でした。
悪い予感が的中すると、なんともいえない悲しい気持ちになりますね。
それが諸行無常や悲しみを読者に与えようとした、しろ味さんの狙いだと思うので、作品としては成功しています。
読者に予想や願いをさせる力量もあります。
ただ悲しさだけを残すのみではない、
読後に「読んでよかった」と思えるバッドエンドもあると思うのです。
それを追求していくと、さらなる高みへ行けるのではないでしょうか。