ホワイトテロリスト

海上自衛隊のカモメ中尉は、組織の腐敗を告発した。組織の官製談合、天下り腐敗しきっている。海上自衛官として正しいことを行なったが、告発後、イージス艦から、旧式護衛艦勤務を命じられる。いわば左遷だ。左遷された護衛艦「よるぎり」では密告者として、ひどい扱いを受けていた。護衛艦の航海中、肉体的、精神的においこままれていく中で、護衛艦内で大麻の栽培現場を偶然発見する。倫理観に苛まれながらも大麻の栽培を行なっていく中で、自分の野心を見し出し、豊富な資金と内部の隠蔽体質、護衛艦という特殊な環境を利用して邪魔な上層部を排除しつつ、海上自衛隊の頂点海上幕僚長を目指す。