投稿作

NOVEL DAYSユーザー投稿作品

トレイン、トレイン

  • 一般小説

    学園,バンド,ドタバタ,ギャグ,コメディ,80年代,関西弁,長編

    作品タイトル:トレイン、トレイン
    エピソード名:【最終話】 僕達は聖者になんてなれやしないだろう。
    作者名:mamorunchi
    学園・青春 | 完結 | 19話 | 72,330文字
    楽器ビギナー中学生、無謀にもブルーハーツよりかっこいいバンドを目指す。

    第2次バンドブーム前夜、バブル熱で浮かれる1988年。
    14歳の墨田少年と松木、高本といった連中はどこにでもいる普通の中学生。ずば抜けて勉強ができるわけでもなく、これといった特徴も突出した才能があるわけでもない。多くの同年代の少年達と同じく、馬鹿でエロくて怠け者。そしてきらびやかなロックバンドの熱に浮かされながらも、心から熱くなれるものがなかなかみつからず、茫漠とした気持ちのままで喧嘩に趣味に明け暮れる日々を怠惰に過ごしていた。

    そんな中、墨田と松木はラジオから偶然流れてきた、ザ・ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」を聞く。はじめて聞くブルーハーツの世界に、墨田は一瞬で魅了される。半年後には通例の校内行事「卒業生お別れパーティー」が行われるという。
    自らのバンドを組み、このパーティーで、ザ・ブルーハーツの曲を演奏したい。一念発起した墨田は松木・高本と即席の素人バンドを組み、半年後のパーティーの為に猛練習を開始するが……。

    バカバカしくもせつない、モラトリアム中学生達の青春遁走曲。

この作品を見る

TOP