編集者新着メッセージ
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はじめまして!
月刊少年マガジン編集部の市原と申します。
『青と夏』拝読いたしました。
島育ちの空気感、寮の空気感がそれぞれよく伝わり、心地よい空間が広がっており、
その先を一緒に追っていきたいと思わせる1話でした。
ネーム状態で十分読みやすかったですし、キャラをどういうふうに見せたいのかがよくわかりました。
ご自身でも自信を持っていらっしゃる魅力的な少年少女を、見せ方を工夫しながら描いていくと、
より内容を充実感のあるものにしていけるのではないかと感じました。
個人的にも、絵のタッチが非常に好みです。この作品を読みたいとなお思わされます。
構想段階の設定も一通り拝見しました。
確かに私も、1話を読んだ限りでは、夏希と律夏が寮での生活を中心として、
どのような人間的成長をしていき、どのように二人の関係が変化していくのかに関心が惹かれたので、
学校での称号のようなものを巡る話になると、少し想像しづらくなります。
良い意味で世間知らず感があり、純粋な二人の魅力を最大限生かせる形を模索していければと感じました。
担当希望を出させていただくとともに、ぜひ一度、作品についてもっとお話をする機会をいただければ嬉しいです。
何卒よろしくお願いいたします。 -
DAYS NEO へのご投稿ありがとうございます。スクウェア・エニックス ガンガンJOKER編集部の藤澤と申します。『青と夏(ネーム)』拝読いたしました…!
キャラの軸を説明する導入(今回で言うと主人公の人となり)、そんな主人公がどんな環境でどんなキャラクターに囲まれて過ごしていくのか…。そういった過程に期待する心地よい始まりだった…と感じております!
キャラクターの人間性・機微を大事にするコマが多く、「このキャラはこういうことしそうだな、こういうものが好きそうだな」といった印象を感じる描写が多く読んでいてとても楽しかったです。(噛み噛みのところが一番好きです)
その半面、「説明したい要素が多い為の情報過多」「キャラクターごとの目的(長期・短期目標)は一体なにか」の2点が気になっております。
例えば序盤、お母さんにとても大事にされていた過去をもつ主人公、この主人公が母と離れこの新生活を過ごすにあたって「どんな生き方」をしていきたいのか。なにか大目標があって、それを達成する為にどんな心持で日々を過ごしているのか。そういった主人公の根底が垣間見えるような描写を是非見てみたいなと感じました。
現状はそれ以上に、メインキャラとの出会い/当たり障りのない日々が主軸になり過ぎていて、目的が分かりづらいまま第一話が終わってしまったかも…と感じています。
上記のような地盤を固めるだけでも、よりこの世界観に深みが増すと思いますし、何より濱田様の武器がより一層光ると思っております。
(ご自分でもおっしゃっている、女の子や中性的な男の子をかわいく魅力的に描けることが自分の強み…というお話、大変素敵です)
もしよければなのですが、一度通話にて打ち合わせの機会をいただけないでしょうか。世界観を膨らませる道筋作りを是非ご一緒したいと考えております。
何卒宜しくお願い致します。 -
面白すぎる…。女の子同士のキラキラした友情モノかと思ったら、残酷なほど「才能」を描いた作品で、心が動かされっぱなしの72ページでした。特に「私、変わりたいの」のシーンで、花のキラキラした泣き顔にゾッとする演出は素晴らしかったです。花が真っ直ぐで眩しいほど、圭の闇が濃くなっていく。おそらく花を主人公にしてもめちゃくちゃ良い作品になるのですが、あえて圭を主人公に置く発想が秀逸で、映画『アマデウス』を観たときのような切ない気持ちになりました。
細かい部分ですが、「嵐の予感のような、息苦しさすら感じるのだ」で一気に不穏な空気にするシーンや、小塚賞の結果発表ページを見開きで破る演出も非常に効果的でしたね。最後、花が『RED』という作品を当てて圭への気持ちを伝えるラストも圧巻でした!
プロ志望とのことですが、努力次第ですぐに連載を取れるくらいの実力をすでにお持ちだと思います。ぜひ一度なめこさんのお話を聞かせていただけると嬉しいです!よろしくお願いいたします。 -
せ…切ない…!華族のお嬢様と使用人の儚い恋にグッときました…。冒頭が手紙のような語り口になっているのも素敵でしたね。後半の二人で踊るシーンは素晴らしかったですし、「現世で一緒になれないならせめて最期は」のフリからの「ねぇ、一緒に行こう?」のシーンはドキドキしてめちゃくちゃ良かったです!非常に好きな世界観の作品でした。描き込みも緻密で、とても漫画歴浅めとは思えなかったです。
すでに完成されている作品ですが、あえて言えば、お嬢様と幸枝の顔の描き分けがもう少しされていると読みやすさは増すかなと思いました!特に目は重要なので、目だけで誰かわかるようなキャラ作りを目指していくとグッと描き分けが上達していくと思います。
芦田さんが今後描いていきたいものにつきましても、是非一度お話を聞かせていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします! -
鳥居志門様
投稿ありがとうございます。
虚界読ませていただきました!
おもしろかったです!!!
まず、1発目の見開きで度肝を抜かれました!
「天魚」の迫力がすごかったです!
人間と比較した際の大きさはもちろん、魚のどこを見ているか分からない不気味さが滲み出てて、そこの恐怖を絵からひしひしと感じました。最後の不気味な登場シーンや天魚が通るシーンなど緊張と緩和の絶妙でした。
また特殊な世界観でありながら、そこの説明を極力抑え絵や会話で見せていく手腕も発揮されていて鳥居様の演出の上手さがうかがえます!
短いページ数にも関わらずキャラの関係性を描いていた部分も素晴らしいと思います!
ぜひ続きを読ませていただきたいです!
一度お話をさせていただけないでしょうか?
締め切りまでの期間は1か月ほどになってしまいますが、弊社にも漫画の賞がございます。
一緒に連載を狙えたらと考えております。
担当希望を出させていただきますので、ご検討いただけますと幸いです。
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なめこ様
ご投稿ありがとうございます!一気に読みました!めちゃくちゃ面白かったです。
とても良質な短編映画をみたような気分です。
誰もが経験したことがあるような挫折と成功のリアリティを膨らませたドラマ。そこにこめられた熱量にぐいぐい引っ張られました。
モノローグや構図、間の使い方、キャラの表情。
どれも上手く、作品の根幹となる感情描写に活かされてますね!
原稿を破る見開きはとても良かったです!
多分あえて描かれていない春風さん側のドラマも見てみたいなーと思っちゃいました。
「超新星少女めてお」も読ませていただきましたがとても幅が広い作家さんで興味がすごくわいております。
才能は素晴らしいので今後、連載を見据えた時になめこさんが熱意を向けられる題材が何なのか、など一度聞いてみたいです。
そのテーマが読者さんたちの市場にうまくハマるかの判断や調整を一緒にできればうれしいです!
担当候補としてご検討いただければ幸いです。
頑張ってくださいませ! -
はじめまして。
月刊少年マガジン編集部の市原と申します。
『春のあらし』拝読しました。
すべての成り行きと感情描写に飛躍も無理も感じられず、
自然に心に沁み入る物語でした。
何が良いとか、理屈以前にたいへん素晴らしい作品だと思いました。
短い物語のなかで、赤井さんの過去を含めた心理だけでなく、
内的描写のない春の真っ直ぐさ、そして
本当に嫌いになる赤井母の身勝手さ、
どれも十二分に描き切れていることが物語の完成度をぐんと引き上げ、
決してシナリオだけのものではなくしていると感じました。
ペン入れ無しでのこの読みやすさから、画力も間違いないと思います。
あとはどんな作品の方向性を目指していくかというところですが、
なめこ様の好きなジャンル、描いてみたいものなど、
非常に興味があります。
担当希望を出させていただくとともに、
そういった部分のお話をする機会をまずいただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。 -
なんでこれだけの描写で「花という人間の天才性」が判るのだろう‥‥
まさに刹那で魅せる天才を描くのがものすごく上手いなと思いました!
人物描写と関係性だけで「その人の才能」を描くのってものすごく難しいとおもうのですが、それが見事に描けていると思います。本当にすごい!
少なくともこの作品はペン入れをしてどこでもいいので発表したほうが絶対にいいと思います。
1ページあたりの密度から考えると、Webやアプリなどスマホで見られる媒体と相性がいいのではと思いました。
(69pあるとは思えない読みやすさと、69pあるからこそ出来るコマ割りの大胆さを兼ね備えとているのがとっても良かったです。)
なめこさんがプロフィールに書かれていた「連載(プロ)漫画家としての可能性」ですが、僕としてはもちろん可能性があると思っています。
ただ男性を描くのはあまり得意ではないので登場させていないのではと感じました。
その点はもちろんマイナスではあります。ただ、とにかく人間の熱量を描くのが上手いとも思っているので、「スポ魂」「音楽」「職業もの」などのような熱量を描ける作品をあえて女性同士で描いていくと活路があるのではと思いました。
(それこそ『きらら』でやっていらっしゃった経験が活きてくると思いますし、逆に『きらら』ではやれなかったような人間描写や重い話をやることで、なめこさんとしての独自性が生まれてくるのではと思います。)
ぜひ一緒に作品づくりできればと思いますのでよろしくお願いいたします! -
良い漫画は「漫画を読んでいる」ということ忘れさせてくれます。
ネーム運びがとにかく上手いです。
緻密に、真剣に、何度も推敲したであろう苦労も見せず、軽やかに描き切っておられて、心底感動しました。
すばらしい作品をご投稿いただきありがとうございます。
雑誌で連載され、多くの人々の心を動かすであろうそう遠くない日を待ち遠しくお待ちしています。