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最新話公開 2018年07月22日 第1話公開 2018年07月22日
全1巻を想定した物語の、第一幕(三話分)のみです。【2018年7月制作】
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立場も境遇も違うシャン・ウーとリンズが出会うイントロに引き込まれました。
そして人間がいい!
主人公のシャン・ウーは派手な魅力を持った男の子ではありませんが、リンズの髪を結ってあげるところもそうですし、「嫌がる女の子の髪を切るなんて……」と、なんのためらいもなく折角もぐりこんだ公主の家を出るところも素敵でした。
これから降りかかってくる難関を2人がどう切り抜けていくのか、とても楽しみです。
2018/08/01 18:59 -
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ネームがとっても読みやすく、キャラクターに好感を持てるのがとてもいいなと思いました。まっすぐな主人公というのはそれだけで物語を明るくしますね。
それから、歴史もの的な世界観の情報がうるさくなく、きちんと入っているのもとてもいいです。そういうネタもお好きそうなので、もう少し入れても厚みが出たかと思います。
お話的には欲をいえば、冒頭のひきから公主様に会うまでが長いので、読者が忘れてしまわないうちに出あわせた方がよいかなと思いました。
それから、公主様が髪を切りたくない理由が、公主様なりの国の行方への想いと絡んでいれば、もっと盛り上がったのではないかなと。強大な権力を持つものに対して、髪を切らないで国を守るとしたら、どんな方法があるのか?そこが面白いところになるのではないかと思います。
他の作品も拝見してみたいです。楽しみにしています!
2018/07/31 16:04 -
「貴い!」
『描語記』(読み切り版・連載版)含めて、投稿されているものを全て読ませていただいた感想です。ご自身で考えられた世界や、キャラクターのことを、本当に大事にされていらっしゃいますね。
お話の中で持たされたキャラクターそれぞれの役割に「ひとりもモブにしないぞ!」という疎乃内さんの気概を強く感じました。皆の行動への動機も明確で、悪役含めて、ひとりひとりに共感しながら読むことができました。
私が好きなキャラクターは、本作『天女の髪が伸びる頃』の主人公シャン・ウーです。彼は素敵な男の子ですね! 本作を読んでいて、不器用な彼をいつの間にか応援していました。
好きなシーンは、シャンがリンズの髪を結ってあげるところです。深読みかもしれませんが、女の子であるリンズは、初めてのオシャレが嬉しかったのではないでしょうか。
年頃の女の子が、確固たる理由があるにしろ、髪をずっと伸ばし放題でボサボサにしているだなんて…。
せっかくの床屋の技術があるシャンですので、(読者含めた)男の子代表として、女の子を喜ばせてあげてほしいな、リンズが喜ぶシーンをもっと見たいな、と願ってしまいました。
それこそ「少年マンガ」の醍醐味じゃないでしょうか。
疎乃内さんは、素敵な少年マンガを創れる作家さんに、きっとなる人だと思います。
是非、シリウスで一緒に何かできれば幸いです!
2018/07/31 20:29 -
他の作品も拝見させていただきました。
どれも作品の世界観をしっかりと持ち、ネームのテンポもよく、読者を引き込んでくれます。
なにより、主人公にはそれぞれしっかりした矜持をもたせており、登場人物たちのセリフ回しには、作者の教養が感じられます。(←これ大事!)
作品作りにおいて、高い底力を持っておられる方だと思います!2018/08/01 03:46 -
面白い。引き込まれます。
緻密に構成されたネームが凄いです。
無駄なく、無理がない。
だから読んでいる側はこの不思議な世界に
自然に引き込まれていくんだと思います。
個性的で好感度が高い絵柄も素晴らしいです。
そのうちさんにしか描けない作品を描いている。
それが何より大事だと思います。
ただ一方で、この作品は漫画ビジネスの本流からは少し外れたところに位置していると思います。どうしたらこの作品を多くの人に届けることができるか、が勝負だと思います。
そのお手伝いをヤングマガジンはできると思います。
2018/08/08 14:37 -
こちらも、『それでも神はブタを授けた』と
同じくらい面白かったです。
2話の「床屋の仕事は髪を切るだけじゃない」というセリフがとても印象に残りました。
それまでシャンが「髪を切る」ところだけを見せられてきたので
3話目を読んだときのハッとした驚きと、リンズとその髪を結うシャンという関係性にとても萌えました。構成がとても上手いです。
何より9Pのリンズがめちゃかわいい。
疎乃内さんの作品は、どれも主人公&ヒロインのの関係性の萌えレベルが高いですね。
DAYSNEO以外の作品も見させていただいて、疎乃内さんはキャラの関係性が確実に作れる方だなと。なので、一話目で、どんな2人の話か一発で分かるテーマさえできれば連載は間近ではないでしょうか。
下のミムラも書いているとおり、是非ヤンマガで連載を目指していただきたいです。
よろしくです!2018/08/09 00:21 -
おもしろい!!
作家井上ひさしさんの「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」を思い起こしました。
暗く深いテーマを、高度な知性を以て、あえて「やさしく」描かれている姿勢に感服です。
レベルが高いのであえて要求するとすれば「お金を払ってでも読みたい」(=「所有したい!」)と思ってもらうためには、もうひとつふたつ「クセ」「トゲ」があれば...と思いました。
これが史実の何かと関わっているなど、なにか「もう一歩」この作品をブラッシュアップする鍵がある気がします。
これからも追いかけさせていただきます!2018/07/29 20:08