さまざまな作品のご投稿、ありがとうございます。
短いページにダイナミックな展開が詰め込まれた野心作、面白く読ませていただきました！

本作に関しては、いいキャラクターの要素までは用意できているのに料理ができていない……というもったいない印象をいただきました。

・先輩は幼少期に自分の思念体を切り離せるという難事をやってのけたすごい人なのに、そのすごさを本作では楽しめなかった。
・先輩は自分の中で「怒」「哀」の感情を選択して残したはずなのに、本作ではどちらも出てこず、ただ感情の薄い人になっていた。

以上2点が気になり、設定を消化せず終わった漫画なのでは、と思えてしまったのです。

おそらく演出力やキャラクターデザイン力はプロの水準になっているのだと思います。あとはしっかりした「読み筋」の提示ができれば、つまりキャラクターに対して読者が抱いた期待感に対して「倍返し」できる展開を用意できれば、一気にこの先の展望が開けてくるのではないかと思いました。
楽しみにしております！