が、学校の課題で、この完成度を…！？
平成生まれで、6年前でこのクオリティとは、
いったい今はどんな作品を描かれているのでしょうか。
とてもとても気になります。

久しぶりに帰省したら、妹がおっきくなっていて……という設定も、
妹が市電について語りまくる理由も、とても巧みで技量を感じました。

本作は課題にこたえきっていてすでに完成されていますが
ストーリー漫画としては「ここから」のもうひと押しが、楽しいですよね。
ぜひほかの作品を、読ませてほしいです！

自治体か地元企業からお金取れるんじゃないの？っていうくらい（笑）、
鹿児島市電の魅力を伝えられていると思います。

しかも課題で「ただ地元のこと描くだけじゃつまらない」と思ったのか、ちゃんと人間関係の縦筋も入れているあたりが良いですね。

漫画では「何を描かないか（＝何を省略するか）」が重要な要素だと思っているんですが、
この作品は冗長になることなく、飽きさせず読ませます。

取材力も、省略力も、エンタメ志向もあるとなると、強いですね。
みどり子さんには、相当な漫画力があると思います。

ぜひ違う作品も読んでみたいですね。

浦島太郎現象を「地元の変わりっぷり」と「大きくなった妹」を絡めて巧みに演出してますね。お見事です！

なんだかんだ骨抜きにされてしまうというのもトンチがきいていてまたズルイ。

そして何より！「地元鹿児島がテーマ」というだけで、この読み味までもっていけたのは凄いと思いました。脱帽です。