お話のまじめさとコメディ感の塩梅がちょうどよく、テンポよく読めました。素人が経験者に煽られ（見守られ）ながら山を登っていく姿が微笑ましくて、主人公の気持ちに共感できますね。最終的に３人のキャラを好きになることができました。

課題は山登り漫画に必須の、背景の画力になると思います。せっかく風景の美しさを伝える内容の漫画なのですから、写真の取り込み背景では少し味気なく感じてしまいます。いわば山の背景はこの漫画の主役ですから、写真はあくまで資料として、自然の風景を漫画の絵としてどう描けば読者に美しさが伝わるのか、研究を重ねていただきたいです。

その他、源次郎くんがなぜ登山に詳しいのか、路と御影さんの因縁はなんなのか、男坂と女坂の差がどれくらいあるのか大山を知らないのでわからない…など、細かい部分で気になるところはありましたが、「山登りの話」としてはドラマも織り込んで読み応えのある話に仕上がっていると思います！

いいですね…！！ 山登り！！
自分が学生時代に良く行っていた山が舞台で、余計にワクワクしながら読ませて頂きました。

まずは内容ですが、絵もお話も少年誌感があって素晴らしかったです！！
背景やキャラクターに実在感があって、テーマと合った表現をされていると思いました。

お話も、山を登ることの楽しさをまっすぐ表現しようとされている印象で、とても気持ちが良いものでした。ところどころにあるコメディのバランスもちょうどよく、全編を通して楽しく読めました。

キャラクターの配置と描写に関してはまだ工夫の余地があると思いますが、かなり即戦力に近い実力をお持ちだと思います。

シマさまの今後のご活躍がとても楽しみです！！！