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あいせき

こばやし少女

★8 3,757

最新話公開 2018年03月12日 第1話公開 2018年03月12日

担当様決めさせて頂きました。こちらにも貴重な感想やアドバイス、担当希望本当に有難うございました。
8p 百合 荒い所多しです。

もくじ

  • 第1話

    公開日:2018年03月12日

    ★4

編集者メッセージ(新着)

  • 相席居酒屋という設定と、男のだんだん壊れていく感じに惹きつけられました。個人的に惜しく感じたのは、女性二人の描き分けが甘かったことです。オチに繋げるため、わざと似せて描いたのかもしれませんが、そこが少しもったいないと思いました。せめて目(瞳)の描き方をそれぞれ変えるだけでも、かなり印象は違ってくるはずです。

    あと今作は、なんとなく駕籠真太郎先生の影響を受けていらっしゃるのかな‥と思いました。まぁ、私が勝手にそう感じただけですが。でも、先にasashima1先輩がメッセージに書かれてるように「一人の影響を受けるだけだとオリジナリティにつながっていかない」という意見は私も全く同感です。いろんな作家・作品(漫画に限らず)の影響を恥ずかしがらずに出して、それが混ざり合って昇華された状態が最終的にはこばやし少女さんの個性になると思います。

    そういった意味では、『小鮫ちゃん』の方がハイブリッド感があって好きです。いずれにせよ、漫画歴が浅いというのがにわかには信じられないような演出力の持ち主だと思いました。次作も期待大です。

    最後に余談ですが、アイコンに描かれている女性が絵柄的に一番好きです。

    2018/03/14 04:30
  •  絵柄と描きたいテーマがよくマッチしてる。こういう世界観が好きなんだなあ、というのが伝わってきて素晴らしいです。アニメやゲームが無料でいつでもどこでも楽しめる時代。漫画でプロになるには、それらにはない種類の魅力を提供できることが最低限の条件になってきます。こういう世界観は、けっこう漫画(静止画)ならではのものだと思います。勝ち目を感じます。
     だが、現状はもちろんまだまだプロで通用するほどの世界観にはなっていません。世界観をつくる上で何より大事なのはとにかくたくさん「栄養」を摂ることです。漫画に限らず、とにかくいろいろな作品に触れまくることが大事です。誤解を恐れずに言うと、創作とは、ある意味「パクリ」に近いものなのではないでしょうか。つまり、いろんな作品、作者の世界を吸収して、自らの血肉にすることです。オリジナリティを出すために、他人の影響をできるだけ受けないようにする新人さんをたまに見ますが、逆です。こばやし少女さんは、雰囲気はあるんだけど、他人の影響が見えない感じがして、そこが物足りないと思うのです。
     妙な話なんですが、圧倒的な個性を感じさせる人というのは、背後に誰かの影響を感じさせるものなのです。「あ、この人は誰々や何々の影響を受けるとこから始まってるな」と感じさせるような人の方が、オリジナリティの高みに達する場合が多いのではないでしょうか(たとえば村上春樹さんとか)。
     こばやし少女さんも、もちろん誰大好きな作家さんがいるはずですが、もっとその人の影響を堂々と出していっていいのでは。影響を受ける相手は多ければ多いほどいいです(というか、一人の影響を受けるだけだとオリジナリティにはつながっていかない)。ジャンルも多岐にわたっていた方がいいと思う。
     まず●●さんが好きだったら、その●●さんが影響を受けた××さんの作品世界にも触れてみるといいです。そしてまたその××さんの影響を受けたものも見てみる。そうやってどんどんといろんなものに影響を受けていってはどうでしょうか。漫画や映画などのヴィジュアルなものばかりではなく、是非とも文字(小説)からも吸収してほしいです。
     あとは、もっともっと一コマずつに「こんな絵が描きたい!」という気持ちが横溢していくといいとも思います。世界観はそういうことの積み重ねで出来てくるものです。「小鮫ちゃん」も拝見しましたが、あっちの方が一コマ単位の面白さはあったかも。鏡にうつった横顔を通じて女の子がトイレに入ったところを描写するコマとか、とてもよかったです。

    2018/03/13 19:46
  • 『小鮫ちゃん』も読ませていただきましたが、
    二作品とも、冒頭から読み手の不安をあおる空気が立ち込めていて
    「読み進めるのがどきどきする…でも気になる…!」と
    引きこむ力がすごかったです。
    「もっとキスが見たいです」には、笑いました。
    こばやしさんの、強烈な世界観に浸からせていただいた心持ちです。

    二作とも予想のはるか斜め上を行くオチでスッと終わってしまった感がありますが
    まだまだ引き出しのある方なのではと思います。
    もう少しページ数を使ったストーリー漫画を、ぜひ読みたいです!
    ご投稿ありがとうございました。

    2018/03/13 19:13
  • 一転して、という感じですが、
    基本構造として予想を飛び越えてびっくりさせる、という点では成功していますね!

    僕は漫画が、遊園地にあるものに喩えられるなら(人々がお金を払って楽しむものなので)アリだと思っていて(もちろんそれ以外のものもありますが)、
    恐怖を与えるという意味ではお化け屋敷やジェットコースターがありますから、
    この作品の狙い自体は支持します。

    ただし、読者として、感情の沸点に達しなかった面もあり、それで、ややもやっとしたものが残りました。

    もっと山場を鋭くして「カタルシス(=スッキリ)」を与えられたら良かったかなと思います。

    その意味では『小鮫ちゃん』のほうが僕は好きです。

    とはいえ心を動かす作品を描こうとする姿勢に好感持ちまくりです。

    2018/03/12 12:15

編集者メッセージ(いいね)

  •  絵柄と描きたいテーマがよくマッチしてる。こういう世界観が好きなんだなあ、というのが伝わってきて素晴らしいです。アニメやゲームが無料でいつでもどこでも楽しめる時代。漫画でプロになるには、それらにはない種類の魅力を提供できることが最低限の条件になってきます。こういう世界観は、けっこう漫画(静止画)ならではのものだと思います。勝ち目を感じます。
     だが、現状はもちろんまだまだプロで通用するほどの世界観にはなっていません。世界観をつくる上で何より大事なのはとにかくたくさん「栄養」を摂ることです。漫画に限らず、とにかくいろいろな作品に触れまくることが大事です。誤解を恐れずに言うと、創作とは、ある意味「パクリ」に近いものなのではないでしょうか。つまり、いろんな作品、作者の世界を吸収して、自らの血肉にすることです。オリジナリティを出すために、他人の影響をできるだけ受けないようにする新人さんをたまに見ますが、逆です。こばやし少女さんは、雰囲気はあるんだけど、他人の影響が見えない感じがして、そこが物足りないと思うのです。
     妙な話なんですが、圧倒的な個性を感じさせる人というのは、背後に誰かの影響を感じさせるものなのです。「あ、この人は誰々や何々の影響を受けるとこから始まってるな」と感じさせるような人の方が、オリジナリティの高みに達する場合が多いのではないでしょうか(たとえば村上春樹さんとか)。
     こばやし少女さんも、もちろん誰大好きな作家さんがいるはずですが、もっとその人の影響を堂々と出していっていいのでは。影響を受ける相手は多ければ多いほどいいです(というか、一人の影響を受けるだけだとオリジナリティにはつながっていかない)。ジャンルも多岐にわたっていた方がいいと思う。
     まず●●さんが好きだったら、その●●さんが影響を受けた××さんの作品世界にも触れてみるといいです。そしてまたその××さんの影響を受けたものも見てみる。そうやってどんどんといろんなものに影響を受けていってはどうでしょうか。漫画や映画などのヴィジュアルなものばかりではなく、是非とも文字(小説)からも吸収してほしいです。
     あとは、もっともっと一コマずつに「こんな絵が描きたい!」という気持ちが横溢していくといいとも思います。世界観はそういうことの積み重ねで出来てくるものです。「小鮫ちゃん」も拝見しましたが、あっちの方が一コマ単位の面白さはあったかも。鏡にうつった横顔を通じて女の子がトイレに入ったところを描写するコマとか、とてもよかったです。

    2018/03/13 19:46
  • 一転して、という感じですが、
    基本構造として予想を飛び越えてびっくりさせる、という点では成功していますね!

    僕は漫画が、遊園地にあるものに喩えられるなら(人々がお金を払って楽しむものなので)アリだと思っていて(もちろんそれ以外のものもありますが)、
    恐怖を与えるという意味ではお化け屋敷やジェットコースターがありますから、
    この作品の狙い自体は支持します。

    ただし、読者として、感情の沸点に達しなかった面もあり、それで、ややもやっとしたものが残りました。

    もっと山場を鋭くして「カタルシス(=スッキリ)」を与えられたら良かったかなと思います。

    その意味では『小鮫ちゃん』のほうが僕は好きです。

    とはいえ心を動かす作品を描こうとする姿勢に好感持ちまくりです。

    2018/03/12 12:15
  • 『小鮫ちゃん』も読ませていただきましたが、
    二作品とも、冒頭から読み手の不安をあおる空気が立ち込めていて
    「読み進めるのがどきどきする…でも気になる…!」と
    引きこむ力がすごかったです。
    「もっとキスが見たいです」には、笑いました。
    こばやしさんの、強烈な世界観に浸からせていただいた心持ちです。

    二作とも予想のはるか斜め上を行くオチでスッと終わってしまった感がありますが
    まだまだ引き出しのある方なのではと思います。
    もう少しページ数を使ったストーリー漫画を、ぜひ読みたいです!
    ご投稿ありがとうございました。

    2018/03/13 19:13
  • 相席居酒屋という設定と、男のだんだん壊れていく感じに惹きつけられました。個人的に惜しく感じたのは、女性二人の描き分けが甘かったことです。オチに繋げるため、わざと似せて描いたのかもしれませんが、そこが少しもったいないと思いました。せめて目(瞳)の描き方をそれぞれ変えるだけでも、かなり印象は違ってくるはずです。

    あと今作は、なんとなく駕籠真太郎先生の影響を受けていらっしゃるのかな‥と思いました。まぁ、私が勝手にそう感じただけですが。でも、先にasashima1先輩がメッセージに書かれてるように「一人の影響を受けるだけだとオリジナリティにつながっていかない」という意見は私も全く同感です。いろんな作家・作品(漫画に限らず)の影響を恥ずかしがらずに出して、それが混ざり合って昇華された状態が最終的にはこばやし少女さんの個性になると思います。

    そういった意味では、『小鮫ちゃん』の方がハイブリッド感があって好きです。いずれにせよ、漫画歴が浅いというのがにわかには信じられないような演出力の持ち主だと思いました。次作も期待大です。

    最後に余談ですが、アイコンに描かれている女性が絵柄的に一番好きです。

    2018/03/14 04:30

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