さいごのゆうれい
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最新話公開 2023年01月05日 第1話公開 2022年12月22日
おいていく きみのこと
※「ネームで即デビュー!」向けに、第2話に作画の作画参考を追加しました。
もくじ
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- 第1話
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公開日:2022年12月22日
★0
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- 第2話
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公開日:2023年01月05日
★0
編集者メッセージ(新着)
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これは素晴らしい読み切りですね…。たった16ページなのに世界観の魅力と驚きが詰まっていて、切ないラストにグッときました。
プロフィール文で「文化と人間を描くのが好き」と仰っていますが、まさに人間が描けている作品だと思います。「あはっ、なんかわかる気がする」など、主人公の一つ一つのリアクションが全く予定調和ではなく、実際にこのキャラクターが生きているような感覚がありました。「家は仙台だよ」とか「じゃあ茨城寄っていい?」とか、具体的な地名を交えてセリフを作っているのも効いてますね。これだけキャラが描けている上で、SFの世界観まで入れているのが凄いと思いました。
この作品はすでに素晴らしい作品ですが、今後さらに読者の感情を揺さぶる作品を描いていくのであれば、もう少し主人公の葛藤を読者に冒頭で示しても良いかもしれません。「この物語は主人公がこの葛藤を解決するお話なのです」というのがわかれば読み筋が立ちますし、読者としても、悩みに立ち向かう主人公を応援しやすくなります。
今回のお話は「自分がなぜ弔いロボットのお世話になっているのか。自分は何者なのか」という謎を解いていく構成で、きちんと読み筋が立っているのがとても良いのですが、主人公は別に悩みがあるわけではないので、感情移入して読むというよりは近くから眺めているような感覚です。そのため、最後に自分がやったことに気づいてからの主人公の感情に少しだけついて行きづらい部分がありました。
茶さんはキャラを描くのが上手なので、もっと内面の変化も描けるようになるとより強力な武器になるはずです。主人公が物語の中で学ぶことは読者も学ぶことなので、そこで学べるテーマをもっとわかりやすくできると、より読者の共感を呼べるかなと思います。最もテーマを読者に伝えやすい三幕構成の形で一度読み切りを作ってみるのも手だと思いました。
長々と申し訳ありません。茶さんが今後どのような作品を描いていきたいのか、ぜひ一度お話を聞かせていただけますと幸いです。ご検討よろしくお願いいたします。2022/12/23 01:57
編集者メッセージ(いいね)
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これは素晴らしい読み切りですね…。たった16ページなのに世界観の魅力と驚きが詰まっていて、切ないラストにグッときました。
プロフィール文で「文化と人間を描くのが好き」と仰っていますが、まさに人間が描けている作品だと思います。「あはっ、なんかわかる気がする」など、主人公の一つ一つのリアクションが全く予定調和ではなく、実際にこのキャラクターが生きているような感覚がありました。「家は仙台だよ」とか「じゃあ茨城寄っていい?」とか、具体的な地名を交えてセリフを作っているのも効いてますね。これだけキャラが描けている上で、SFの世界観まで入れているのが凄いと思いました。
この作品はすでに素晴らしい作品ですが、今後さらに読者の感情を揺さぶる作品を描いていくのであれば、もう少し主人公の葛藤を読者に冒頭で示しても良いかもしれません。「この物語は主人公がこの葛藤を解決するお話なのです」というのがわかれば読み筋が立ちますし、読者としても、悩みに立ち向かう主人公を応援しやすくなります。
今回のお話は「自分がなぜ弔いロボットのお世話になっているのか。自分は何者なのか」という謎を解いていく構成で、きちんと読み筋が立っているのがとても良いのですが、主人公は別に悩みがあるわけではないので、感情移入して読むというよりは近くから眺めているような感覚です。そのため、最後に自分がやったことに気づいてからの主人公の感情に少しだけついて行きづらい部分がありました。
茶さんはキャラを描くのが上手なので、もっと内面の変化も描けるようになるとより強力な武器になるはずです。主人公が物語の中で学ぶことは読者も学ぶことなので、そこで学べるテーマをもっとわかりやすくできると、より読者の共感を呼べるかなと思います。最もテーマを読者に伝えやすい三幕構成の形で一度読み切りを作ってみるのも手だと思いました。
長々と申し訳ありません。茶さんが今後どのような作品を描いていきたいのか、ぜひ一度お話を聞かせていただけますと幸いです。ご検討よろしくお願いいたします。2022/12/23 01:57