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トキ

伊原達矢

★8 3,848

最新話公開 2018年05月17日 第1話公開 2018年05月17日

漫画onWeb主催「第7回ネーム大賞」で準入選をいただいた投稿ネームの完成原稿版です。
漫画制作にあたり、実際の昭和の産婆さんや助産師さんに取材をさせていただきました。
主人公の産婆さんは僕の祖母(故人)がモデルですが、ストーリーの7割は僕の創作です。

もくじ

  • 第1話

    公開日:2018年05月17日

    ★10

編集者メッセージ(新着)

  • はじめは、昭和の産婆さんのお話ということで、自分とは関係のない遠い世界のお話かと思って読んでいました。が、読み進めていくうちに、どんどん作品世界との距離が縮まり、終盤にいくにつれ、次第に他人事だったものが自分事になっていく感じがしました。変えるべきも・守るべきものに想いを馳せながら、失われゆく伝統と技術革新の間で揺れている様は、我々が今まさに直面している状況と同じですし、トキさんというプロフェッショナルを通して、「家族」というものの普遍性を描いていたからだと思います。 いぶし銀漫画と言いますか、どうしても渋さと敷居の高さで人を選んでしまう作品な気はするのですが、このテーマでここまで描けるなら、何を描いても人の心を打つものを描ける作家さんなのではと思いました。

    2018/05/19 02:54
  • 綿密な取材、精密な筆致、緻密な心情描写。
    料理にたとえるならば味ではなく出汁で勝負するかのような、手間暇を惜しまぬ誠実な作品で、こちらも姿勢を正しさずにはいられません。
    新しさはないが、だからこそ決して古びることのない、いつの時代に読んでも心に響く作品だと思いました。

    手軽さやインパクトを求める若い読者層にはやや重めかもしれませんが、ぜひ読んでいただきたいです。
    そのためには、テーマ(目的、主張)を変えずにストーリー設定(手段)を変えるというのもひとつの選択肢かもしれません。
    大河ドラマのように旬の俳優を使うのか、もう少し味付けをしてみるのか、色々な「読みたい!」と思わせるアプローチがあると思います。

    編集者としても学ぶべきところが多くありました。
    ご投稿ありがとうございます!

    2018/05/18 23:27
  • 女なら胎を括れ!

    胸に突き刺さる名言、
    ありがとうございました。

    伊原さんの努力と執念が
    こつこつと結実した力作に、
    朝から胸を打たれました。

    正直、昨夜に拝読しようと
    したのですが、、、
    こりゃさらさらと
    軽々に読めないなと、
    一旦、断念いたしました。

    決して敷居が高いとは
    申しませんが、、、
    読み手にもやはり、
    それ相応の気合いが
    必要な作品だと感じます。

    どれだけ時代が変わろうとも、
    決して変わってはならぬもの。
    どれだけ時代に消されていこうとも、
    決して消え去ってはならぬもの。

    そんな確かな魂が
    今作の底流に脈脈と流れ、
    トキ先生の人生に、
    しかと刻み込まれていたと思います。

    伊原さんのお祖母様を
    モデルにされた創作との事。
    月並みな言葉で申し訳ないですが、
    ひとりの助産婦さんの
    ひたむきな生き様に、
    とても感動させていただきました。

    そして同時に、
    こういうテイストの作品を
    より多くの若い読者の方々に
    読んでもらうために、
    編集側も作家さん側も
    どんな表現方法や演出が必要か、
    改めて考えさせられる
    契機をいただいた気がしてます。

    この度はご投稿
    ありがとうございました。
    伊原さんの創作活動を
    陰ながら応援いたしております。

















    2018/05/18 06:44

編集者メッセージ(いいね)

  • 女なら胎を括れ!

    胸に突き刺さる名言、
    ありがとうございました。

    伊原さんの努力と執念が
    こつこつと結実した力作に、
    朝から胸を打たれました。

    正直、昨夜に拝読しようと
    したのですが、、、
    こりゃさらさらと
    軽々に読めないなと、
    一旦、断念いたしました。

    決して敷居が高いとは
    申しませんが、、、
    読み手にもやはり、
    それ相応の気合いが
    必要な作品だと感じます。

    どれだけ時代が変わろうとも、
    決して変わってはならぬもの。
    どれだけ時代に消されていこうとも、
    決して消え去ってはならぬもの。

    そんな確かな魂が
    今作の底流に脈脈と流れ、
    トキ先生の人生に、
    しかと刻み込まれていたと思います。

    伊原さんのお祖母様を
    モデルにされた創作との事。
    月並みな言葉で申し訳ないですが、
    ひとりの助産婦さんの
    ひたむきな生き様に、
    とても感動させていただきました。

    そして同時に、
    こういうテイストの作品を
    より多くの若い読者の方々に
    読んでもらうために、
    編集側も作家さん側も
    どんな表現方法や演出が必要か、
    改めて考えさせられる
    契機をいただいた気がしてます。

    この度はご投稿
    ありがとうございました。
    伊原さんの創作活動を
    陰ながら応援いたしております。

















    2018/05/18 06:44
  • 綿密な取材、精密な筆致、緻密な心情描写。
    料理にたとえるならば味ではなく出汁で勝負するかのような、手間暇を惜しまぬ誠実な作品で、こちらも姿勢を正しさずにはいられません。
    新しさはないが、だからこそ決して古びることのない、いつの時代に読んでも心に響く作品だと思いました。

    手軽さやインパクトを求める若い読者層にはやや重めかもしれませんが、ぜひ読んでいただきたいです。
    そのためには、テーマ(目的、主張)を変えずにストーリー設定(手段)を変えるというのもひとつの選択肢かもしれません。
    大河ドラマのように旬の俳優を使うのか、もう少し味付けをしてみるのか、色々な「読みたい!」と思わせるアプローチがあると思います。

    編集者としても学ぶべきところが多くありました。
    ご投稿ありがとうございます!

    2018/05/18 23:27
  • はじめは、昭和の産婆さんのお話ということで、自分とは関係のない遠い世界のお話かと思って読んでいました。が、読み進めていくうちに、どんどん作品世界との距離が縮まり、終盤にいくにつれ、次第に他人事だったものが自分事になっていく感じがしました。変えるべきも・守るべきものに想いを馳せながら、失われゆく伝統と技術革新の間で揺れている様は、我々が今まさに直面している状況と同じですし、トキさんというプロフェッショナルを通して、「家族」というものの普遍性を描いていたからだと思います。 いぶし銀漫画と言いますか、どうしても渋さと敷居の高さで人を選んでしまう作品な気はするのですが、このテーマでここまで描けるなら、何を描いても人の心を打つものを描ける作家さんなのではと思いました。

    2018/05/19 02:54

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