さよなら、ダ・ヴィンチ ~モナリザの解剖~
作品詳細ページ
最新話公開 2018年03月06日 第1話公開 2018年03月06日
モナリザを愛したある男性のお話です。
日の目を浴びなかったので、こちらに投稿させていただきます。
____________
もったいないコメントありがとうございます!
ある新人賞に応募するために36ページぐらいで考えていた話ですが、締切に間に合わなくなりそうだったため急遽18pにまとめたものです。
短ページにした分、伝えたい部分が削れてしまったのだなと反省しています。
足りなかった部分を具体的にご指摘頂いたので、次回作で活かしたいと思います。
機会があれば、当初やろうとしていた礼太郎と妻の出会い〜出産までをちゃんと描いてみたいなと思っています。
担当決定済み
もくじ
-
- 第1話
-
公開日:2018年03月06日
★11
編集者メッセージ(新着)
-
作品世界に引き込まれ、18ページとは思えぬ読み心地でした!過去回想のシーンからは「照れ」や「逃げ」を感じず、真っすぐな人間ドラマを描ける方だと思いましたし、画面構成もとても上手いです。
一方で、他にも指摘があるように主人公の描き方にはやはり疑問が残ります。
・彼女の喪失を埋めようと解剖を続ける悲しい男の物語 なのか
・彼女ですら満足できずに解剖を続けるマッドな男の物語 なのか、
そのあたりがはっきりしないので礼太郎には「結局何がしたいの?」という気持ちしか起きませんでした。おそらく、目を引く冒頭を優先したことでキャラクター自体を十分に吟味できていなかったのではないでしょうか。「この人の今後も見たい!」と思われる主人公が描けていれば、より強い印象を残す作品になっていたと思います。
次回作を楽しみに待ちたい作家さんだなと思いました!2018/03/11 19:08 -
お上手な絵だなと思いながら読み始めて、4Pの女性の絵で、グッと作品世界に引き込まれ、夢中になって拝見させていただきました。とても完成度の高い作品ですね。
以下は細かい指摘にはなってしまうかもしれませんが、記載してみます。
(演出についての指摘として)6P1K目の礼太郎さんから、不気味さを感じさせたかったのかしれませんが、読んでいて礼太郎の「狂気」や「畏怖」のようなものを感じ取れず、ここで「???」という気持ちになってしまいました。もしここで「ぞっとさせたい」としたら、もっと読み手に「狂気」を印象付ける方法があるかもなと思いました。
(キャラクターについての指摘として)最後まで読んでもやや腑に落ちなかったのは、礼太郎は「モナリザと同じ受胎の喜びをたたえた女性を解剖して描くことに執着してるのか」
「愛する妻を失ったことを悲しんでいるのか」
どちらが礼太郎にとって大切なことなのか、両方なのか、両方だとしたら、なぜ解剖が必要なのか?とか、そのあたりの礼太郎の動機づけとか、やってることの必然性をもっと知りたかったなとは思いました。
とは言え、とても漫画力が高くて素晴らしいと思いました。2018/03/06 13:36 -
非常にレベルが高い作品ですね!
絵と構成はほぼ満点なのではないでしょうか。
だからこそ目立つのがストーリーとキャラの「詰め」です。
・礼太郎の「美」への執念を描くには、まだまだ描写が足りない。
・回想で語られるあの女性でも未だに満足せず解剖を続けている理由がわからない。
・視点人物である甥の存在意義が希薄
という3点を感じました。
ここからはいち読者としての欲望ですが「読んでよかった」と思える何かがほしいです。
たとえば礼太郎をダークヒーローとして好きになれたら、この作品のファンになるのになと惜しく思いました。
いやー、でも、すごい作品です。
2018/03/06 12:47
編集者メッセージ(いいね)
-
作品世界に引き込まれ、18ページとは思えぬ読み心地でした!過去回想のシーンからは「照れ」や「逃げ」を感じず、真っすぐな人間ドラマを描ける方だと思いましたし、画面構成もとても上手いです。
一方で、他にも指摘があるように主人公の描き方にはやはり疑問が残ります。
・彼女の喪失を埋めようと解剖を続ける悲しい男の物語 なのか
・彼女ですら満足できずに解剖を続けるマッドな男の物語 なのか、
そのあたりがはっきりしないので礼太郎には「結局何がしたいの?」という気持ちしか起きませんでした。おそらく、目を引く冒頭を優先したことでキャラクター自体を十分に吟味できていなかったのではないでしょうか。「この人の今後も見たい!」と思われる主人公が描けていれば、より強い印象を残す作品になっていたと思います。
次回作を楽しみに待ちたい作家さんだなと思いました!2018/03/11 19:08 -
非常にレベルが高い作品ですね!
絵と構成はほぼ満点なのではないでしょうか。
だからこそ目立つのがストーリーとキャラの「詰め」です。
・礼太郎の「美」への執念を描くには、まだまだ描写が足りない。
・回想で語られるあの女性でも未だに満足せず解剖を続けている理由がわからない。
・視点人物である甥の存在意義が希薄
という3点を感じました。
ここからはいち読者としての欲望ですが「読んでよかった」と思える何かがほしいです。
たとえば礼太郎をダークヒーローとして好きになれたら、この作品のファンになるのになと惜しく思いました。
いやー、でも、すごい作品です。
2018/03/06 12:47 -
お上手な絵だなと思いながら読み始めて、4Pの女性の絵で、グッと作品世界に引き込まれ、夢中になって拝見させていただきました。とても完成度の高い作品ですね。
以下は細かい指摘にはなってしまうかもしれませんが、記載してみます。
(演出についての指摘として)6P1K目の礼太郎さんから、不気味さを感じさせたかったのかしれませんが、読んでいて礼太郎の「狂気」や「畏怖」のようなものを感じ取れず、ここで「???」という気持ちになってしまいました。もしここで「ぞっとさせたい」としたら、もっと読み手に「狂気」を印象付ける方法があるかもなと思いました。
(キャラクターについての指摘として)最後まで読んでもやや腑に落ちなかったのは、礼太郎は「モナリザと同じ受胎の喜びをたたえた女性を解剖して描くことに執着してるのか」
「愛する妻を失ったことを悲しんでいるのか」
どちらが礼太郎にとって大切なことなのか、両方なのか、両方だとしたら、なぜ解剖が必要なのか?とか、そのあたりの礼太郎の動機づけとか、やってることの必然性をもっと知りたかったなとは思いました。
とは言え、とても漫画力が高くて素晴らしいと思いました。2018/03/06 13:36