トリッキングの漫画(ネーム)
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最新話公開 2022年12月31日 第1話公開 2022年12月31日
トリッキング得意女子中学生とダメなおじさんの漫画(ネーム)です。
編集者メッセージ(新着)
-
ご投稿ありがとうございます!
コメディセンスがすごくいいなあ~と思いながら、読ませていただきました。
4ページの佐藤さんを不審者だと思って驚く下地さんをはじめ、コメディシーンが全般に亘っていいだけに、「弁えるだなんて子供が使う言葉じゃない」といったシリアスなセリフのシーンもまた際立ちます。
他にご投稿いただいている作品もそうですが仕上げまでして下さっているページのキャラの活き活きとした表情、それにトリッキングという意欲的な題材をエンタメに昇華できている点も好感を持ちます。
とてもいいところのいっぱいあるネームだという前提で、下地さんというツンデレな女子中学生に、佐藤さんというおじさんを掛け合わせたことのキャラの相乗効果がうまく起こしきれていない印象もしました。
たとえばメールで送らず紙で資料を取り引き先に届けに行く、シニア層も9割スマホを使っているご時世にスマホを使えないとまでなると、佐藤さんの中年男性としての冴えなさがさすがに作為的に思えます。
佐藤さんのパーソナルな部分が語られず、既婚なのか、未婚なのか、既婚なら家庭ではどんな扱いを受けているのかなど不明なままなのも、主人公としての掘り下げ不足に感じました。読者が佐藤さんのことを掴みかねるまま読み進めていかざるをえない展開になっていませんでしょうか。
佐藤さんがこの作品における主人公だったはずが、最後は完全に応援するという体で傍観者側に回ってしまっているのも、惜しい気がします。スポーツでいうと、目で追っていた選手がフィールドからいつのまにかベンチ、もっというと観客席にまで行ってしまったような。
『黄昏流星群』の大ファンの自分としては、いっそ佐藤さんを定年退職した年齢で、仕事一筋で生きてきて第2の人生をどう過ごせばいいのか悩んでいる人にして、思春期の下地さんに対して、人生の春夏秋冬の冬の時季に来た佐藤さんといった対比の設定にすることで、下地さんは人前でトリッキング、佐藤さんはトリッキングをする下地さんを動画にとることにやりがいを見い出すといったご提案をしたくなります。2022/12/31 23:59
編集者メッセージ(いいね)
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ご投稿ありがとうございます!
コメディセンスがすごくいいなあ~と思いながら、読ませていただきました。
4ページの佐藤さんを不審者だと思って驚く下地さんをはじめ、コメディシーンが全般に亘っていいだけに、「弁えるだなんて子供が使う言葉じゃない」といったシリアスなセリフのシーンもまた際立ちます。
他にご投稿いただいている作品もそうですが仕上げまでして下さっているページのキャラの活き活きとした表情、それにトリッキングという意欲的な題材をエンタメに昇華できている点も好感を持ちます。
とてもいいところのいっぱいあるネームだという前提で、下地さんというツンデレな女子中学生に、佐藤さんというおじさんを掛け合わせたことのキャラの相乗効果がうまく起こしきれていない印象もしました。
たとえばメールで送らず紙で資料を取り引き先に届けに行く、シニア層も9割スマホを使っているご時世にスマホを使えないとまでなると、佐藤さんの中年男性としての冴えなさがさすがに作為的に思えます。
佐藤さんのパーソナルな部分が語られず、既婚なのか、未婚なのか、既婚なら家庭ではどんな扱いを受けているのかなど不明なままなのも、主人公としての掘り下げ不足に感じました。読者が佐藤さんのことを掴みかねるまま読み進めていかざるをえない展開になっていませんでしょうか。
佐藤さんがこの作品における主人公だったはずが、最後は完全に応援するという体で傍観者側に回ってしまっているのも、惜しい気がします。スポーツでいうと、目で追っていた選手がフィールドからいつのまにかベンチ、もっというと観客席にまで行ってしまったような。
『黄昏流星群』の大ファンの自分としては、いっそ佐藤さんを定年退職した年齢で、仕事一筋で生きてきて第2の人生をどう過ごせばいいのか悩んでいる人にして、思春期の下地さんに対して、人生の春夏秋冬の冬の時季に来た佐藤さんといった対比の設定にすることで、下地さんは人前でトリッキング、佐藤さんはトリッキングをする下地さんを動画にとることにやりがいを見い出すといったご提案をしたくなります。2022/12/31 23:59