ギャンミスというタイトルにインパクトがあり、「やや」が口癖の主人公も面白かったです。トリックの内容もよく考えられており構成の巧みさを感じました。数学の黒田もちゃんと嫌なやつで良い悪役でした。主人公は弱いふりをして何を得ようとしていたのでしょうか？弱いふりをして大きなギャンブルに勝つ、ギャンブル漫画か、普段、頭が良くなさそうなふりをして実は名探偵なのか、もう少し主人公の動機を整理してみても良いかもしれませんね。

誰もいなくなった世界でお互い嫌いな人間と二人きり…と思いきや、実はお互いが好き！という設定の妙を感じる作品でした！とても良いキャラクターの配置だと思います。このままお互いのことを嫌いだと思いながらぜひ甘々なサバイバルしてほしいですね。やや表情や描写が淡白に感じてしまうので絵柄を工夫してみてはいかがでしょうか！

めちゃくちゃバトっているのに「バトりません！」とはこれ如何に！？と、とても興味を引く冒頭になっていました！自分達の作風をめぐるメタ的なネタも面白かったです。次作はぜひキャラクターや世界観を広げて、更に笑えたり、続きが気になったりできるものも期待しております！

二人の気持ちに寄り添った、気持ちの良い作品でした。星に二人を重ねているところがオシャレですね！「こんな作品を描きたい」「こんな気持ちで読んでほしい」という美学を感じる一方で、それにまだ画力や描写が追いついていない印象です。悲しいシーンをもっと悲しく、熱いシーンをもっと熱く描けるように表情やシーンの練習を重ねてもらえると良いのではないでしょうか！

不穏な夢の中に迷い込んでしまったような孤独や心許なさがよく表現されていると思います！奇妙さというのは日常的なものとのギャップによって感じることが多いと思うので、ぜひ日常的な街並みや風景、人間をよく観察してそれを描写する力を上げていってほしいと思います。うてぃー先輩と二人三脚で頑張って下さい！

二人のしみじみとしたやり取りが雰囲気のある作品でした！一方で会話が中心となっているので読者のテンションが最後まで維持できないかもしれません。なるべく主人公の行動で話が進んでいくようにするか、会話が中心になる場合はコマ割りやシーンで飽きさせない工夫をしてみてはいかがでしょうか！

きちんと4コマ目でオチがついており、会話も軽妙で楽しかったです！描線がシンプルなので、表情などもう少し描き込むことで画面を見る楽しさが増される思います。

印象的なイラストが多く、雰囲気がありました！セリフや動きをつけることで、もっとキャラやストーリーが読者に伝わると良いですね！

「星の描き方」と友情を組み合わせるという発想が良かったです！もっと二人の友情が深まっていく様子が見られると、別れのつらさや、時間が経っても忘れない絆の深さが感じられたと思います。

残酷な習慣の村…怖いですね！主人公が能動的に行動できるようになるともっと読み応えが増すと思います。村の中の人でも、村の外から来た人でもいいので残酷なことに立ち向かえる人間模様に期待しました。