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それはDAYS NEOから始まった #15 『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』きくちくらげ先生×担当編集インタビュー (2023.04.07) マンガ

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マッチング型マンガ投稿サイト「DAYS NEO」から連載に繋がった作者の作品を紹介する「それはDAYS NEOからはじまった」、第15回!

『蟻は甘い蜜の上で踊る』の投稿でなかよし編集部とマッチングし、マンガアプリPalcyで『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』の連載を開始した、きくちくらげさんと担当編集のくりさんにインタビューをさせていただきました!!

 

 

 作品紹介

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』/きくちくらげ
Palcyで好評連載中!!

出稼ぎ先を探すために上京してきた鈴(すず)は、由緒あるお屋敷で女中として働けることに。 明るく一生懸命に頑張る鈴は、屋敷の中で偶然、とてつもなく綺麗な男性と会い───。 勝ち気で元気な鈴と、冷たく何を考えているのかわからない旦那様の、何もかもが正反対の大正シンデレラストーリー!!

 

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』 チームの紹介

きくちくらげ
講談社《Palcy》(なかよし)にて「大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~」連載中
◇白泉社《マンガPark》様「寝取られ令嬢の王子様」(小説:高宮咲先生)コミカライズ担当 全4巻
◇コンパスコミックス様「とりかえ姫」各電子配信中。

 

なかよし編集部・くり
幼いころから大好きなマンガにたくさん背中を押してもらってきたので、
今度はいち編集として皆さんの「好き」や「大切な想い」を
誰かに届けるお手伝いができればと思っています! 
是非一緒に胸が高鳴るような作品作りができたら嬉しいです…! 

 

 

今までの創作、漫画歴、DAYS NEOに投稿しようと思ったきっかけを教えてください

きくちくらげ今までは趣味の範囲でポツポツと描くだけで、漫画家になりたいという夢はあったものの、自分なんかには無理だろうと思っていました。ですが、ずっとどこかにしこりがありこのまま時を重ねたら死ぬ時に「漫画家になりたかった人生だった」と思いながら死ぬんだろうなと思い、ダメ元でもいいから投稿してみようと思いました。




DAYS NEO投稿作品 『蟻は甘い蜜の上で踊る』

 

DAYS NEOは私も親しんでいた雑誌やアプリの名前もたくさん羅列され、編集部の方に見ていただけるチャンスが限定的ではなく多いように感じたのと、アップロードするだけで簡単なのでチャレンジする事にしたんです。最初はマッチングなんてもらえたらラッキー、という期待半分くらいの気持ちでした。

 

 

DAYSNEOを使用してみての感想、担当が決まったときの心境はどうでしたか?

きくちくらげしばらくは担当希望のお声がけはなく、やはりダメだったな…と思い、そんな折に別の出版社での連載が決まり準備に勤しんでいたのでこの頃は頭から離れてしまっていました。ありがたいことに、その後担当希望をいただいた時は驚いて二度見してしまいました。

 

「なかよし」という私も子供の頃から大好きだった雑誌ということもありましたし、また、私が少々大人向けの内容を書いていたので、大丈夫かな?宛先間違ってないかな…? と最初は信じられない気持ちでした。でも私の好きを詰め込んだ思い入れのある作品を褒めてくださって、本当に嬉しかったです。

 

たくさん素晴らしい投稿作品がある中でお声がけいただいたこと、心から感謝しております。

 

 

マッチングしてから連載立ち上げに至るまでの経緯を教えてください

担当くりマッチング後に初めてお打ち合わせをした際に、「蟻は甘い蜜の上で踊る」の男女版で描いてみたいというお話をご提案頂きました。DAYS NEOで作品を読んだときから、先生の描く男性の艶やかでミステリアスな雰囲気にとても惹かれていたので、とてもいいなと思ったことを覚えています。

 

企画のベースを元に、どんな関係性だったら二人は惹かれ合うのか? 旦那様ってどんな性格? というところからお話を重ね、ネームを部署の企画会議に提出して連載が決まりました!

 

別の連載をされていてる中で、この企画にも時間を沢山割いて向き合ってくださったことに、感謝しかありません。


 

打ち合わせの頻度や形式を教えてください。どのような話をして進めていいますか?

きくちくらげ企画の話がはじまった当初は私が別連載を行なっていたので、打ち合わせ頻度は月1など、ゆっくりとさせていただいておりました。いつもこちらのスケジュールを加味して無理なく進めさせていただいていたので、大変ありがたかったです。

 

いつもお電話がものすごく楽しく、担当さんが私の萌ツボど真ん中突いてくるので電話越しに変な声が出てしまうくらいです。いつも本当にありがとうございます。




きくちくらげ先生の作業デスク

 

担当くり先生が別の連載をされていた時は、大体月1ペースくらいでお電話でお打ち合わせをし、連載開始以降は、チャットや電話などで密にご連絡を取らせて頂いています。(話の最初の打ち合わせはお電話で、その後細かいご相談はチャットを活用することが多いです)

 

先生とはときめきポイントが完全に一致しているので、お話の流れは勿論ですが、「こんな事言われたいですよね!」「旦那様にこれされたら絶対好きになりますよね!」といったキャラの行動の話で盛り上がることが多いです…! いつも楽しくキュンキュンしながら打ち合わせをしております!

 

少女漫画のキャラクターの作り方についての質問です。今回の主人公である女中の鈴、美しくも妖しい雰囲気を持つ旦那様が生まれたエピソードを教えてください

きくちくらげ始まりのきっかけはマッチングのきっかけになった「蟻は甘い蜜の上で踊る」の世界観を男女版で描きなおしたいと私が企画を出した所からなので、少しその雰囲気が投影されていたりもしますが(本作とは全くの別物です)、一言で言うと、鈴は私の理想の女性像です。

 

 

逆境を乗り越え、突き進んでいく強さがある子って憧れますし、女性が生きづらい時代の中ならなおさらだなって。そしてそんな主人公に救われるヒーローを描いてみたいと思いました。

 

旦那様のキャラは最初はなかなか定まらなくて苦労しました。いまだに王道王子様路線から逸脱している彼の素っ頓狂な行動を考えるのにとても苦労しますが、担当さんに「旦那様らしい行動」をよく軌道修正していただいています。本当に彼は担当さんと二人三脚で作り上げたキャラクターだと感じますし、私一人の頭では作れなかった、担当さんと一緒に作れたからこんなにも私自身大好きなキャラクターになったんだなと常々感じています。「かっこいいな~」と思いながら毎日楽しく描いています。

 

 

『大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~』の魅力を教えてください

担当くりまず何よりの魅力は、鈴と旦那様のキャラクターだと思います。勝ち気で真っすぐな鈴と、どこか冷めた目で世の中を見ている旦那様は身分も性格も正反対ですが、そんな二人がだんだんと相手を知って、理解して恋をしていく様子は、「人を好きになるということ」の尊さや嬉しさに溢れていてとってもステキだと感じています。さらに大正時代ならではの文化や背景もしっかり描かれているので、世界観にどっぷり浸かりながら読める点も魅力ポイントです。

 

 

きくちくらげ先生から最後にメッセージをお願いいたします!

きくちくらげ今作は私の2作目の連載であり、オリジナルでは初めての連載となります。お手に取っていただき少しでも楽しんでいただけましたら、この上ない幸せです。よろしくお願いいたします!

 

大正カンタレラ~冷たく甘い旦那様~(1)は4月13日発売!


 

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