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全3話、見事な出来と思います!
一気に楽しく拝読しました。本作のバックボーンは分かりませんが、商業誌に近いレベルにまで作り込まれたものではないかと推察しました。
キリノスケの葛藤と、それを乗り越えるための頑張りがよく表現されていて、主人公の行動原理をきっちりと描き切るという意味では完成した作品だと感じています。
ただ、この作品がその先、メジャー少年誌の掲載作品として数百万の読者を得られるようには思えませんでした。すみません。
・論理的整合性を考えると、詰め切れていない箇所が多い。なぜ雷も満足に出せないほど弱った雷獣の能力を追って、わざわざ海を越えて化け物が来たのか、など。
・雷獣の恐ろしさに驚きがない。冒頭1コマすごい雷を出されただけでは、キリノスケが復讐のためにどのようなハードルを越え、どのような切り札を準備したのかわからない。
・クロトとドウジ、カラスと少年という組み合わせはものすごく目を惹き、コンビネーションに驚くべきアイディアがあるのだろうと期待させたが、本作では見せてもらえなかった。
などなど、「もったいない!」と地団駄を踏んでしまうところがいくつもありました。タイトルにもしている「鬼封師」という一番の発明を、どう見せたらムチャクチャに驚かれるか、どう表現したらサイコーにかっこいいか、もっともっと練り込んでください。
発明ができる時点で作家としての資質はあると思います。あとはその数を出し、その数だけ徹底的に練り込む作業の反復ができれば、と期待しています。
ご投稿、ありがとうございました!2020/09/21 01:19 -
ご投稿ありがとうございます!
「吸血鬼vsゾンビ」楽しく読ませていただきました!
オオハシ様がDAYS NEOに投稿されている漫画、Twitterに上げられている作品全てに共通していることですが、どの作品も「キャラクター」がとても良い……!(個人的にはアコちゃんが、めちゃくちゃ好きです!かわいい……!)
デザインはもちろんですが、各キャラの一挙一動…。それぞれに意外な一面(ギャップ)を加えることで、魅力的な人物にできていると思いました。
例えばルガード。
吸血鬼という設定ですが、そこに「グルメな」という捻りを加えられていますし、さらに孤高なイメージがある吸血鬼(僕だけかもしれませんが…)に真逆な「寂しい」「友達が欲しい」という感情を付与することで、かわいらしく愛されるキャラに仕上げられていると思います。
トキオであれば、ジメジメ暗〜いイメージを持たれるゾンビなのに、底抜けに明るい性格というギャップに、会話が出来るという面白い設定が与えられています。
登場するキャラクターの造形がしっかりしているので、どのキャラも愛せるし、楽しく読めるものに仕上がっています!
ただ1つ失礼ながら、言わせていただけるのであれば、「それぞれのキャラクターの物語内における役割を意識してみる」ということでしょうか。
現状でも面白い作品ではあるのですが、各キャラの面白さを個々で描いている印象が強く、物語として見た時、ややペースが早く感じられます。役割を与えることでキャラクター同士の結びつきを強めて、じっくりと物語を楽しめる構成を目指して頑張ってください……!!
色々と書いてしまいましたが、オオハシ様の漫画に魅力を感じたのは事実です!
もしよろしければ、作品創りのお手伝いをさせてください!
よろしくお願いいたします!2020/11/11 11:10