女騎士がオークの群れを虐殺する漫画へのメッセージ

2作拝見しました。どちらも非現実な世界でしか描写できないテーマなようでいて、その実普遍的なところに落とし込んでいるあたりが素晴らしい。画面作りやキャラクターに癖はあれども、説得力あります。ご自身の表現に迷いがないからでしょう。一刻も早いデビューを願っております。

女騎士がオークの群れを虐殺する漫画へのメッセージ

哀しき豚鬼の習性、、、。

猟師の男の涙、、、。

その妹の末路、、、。

豚鬼の赤子の悲鳴、、、。

滅ぼすものの論理、、、。

滅ぼされるものの宿命、、、。

そして人間の悪徳、、、。

凄まじい熱量で描写された
十島さんの圧倒的世界に、
気圧されそうになりながらも、
都合三度拝読させて頂きました。

まず一読目は、
キャラや筋を追うのに精一杯で、
二読目でなんとか設定を理解し、
ようやく三読目で、
主人公を含む戦いの世界に
生きなければならない者たちの
勇気と悲哀を感じる事ができました。

もう１作の皆殺し機械も同様、
なみなみならぬ意気込みと
情熱を注ぎ込まれた
作品だと痛感いたします。

そう感じたうえで
敢えてお伝えするとしたら、
[読み切り]という形ではなく、
完全に連載の第１話目として、
豚鬼との戦いの始まりから物語を
紡がれてみてはいかがでしょうか。

話の全貌、キャラの背景、
描きたい本質的なテーマは、
一旦後ろに回して、
話が進み深まる度ごとに
表舞台に投入されていく手法を
試されては、、、と切に感じました。

何某かのご参考になれば幸いです。

主人公を巡る人間たちと、
強大な敵たちとの戦いを、
ぜひ誌面等で拝読させて頂ける日を
楽しみにしております。押忍！！！