吸血鬼は死にたがりへのメッセージ

死にたがりの吸血鬼と死なせたくない人間の画家。
画家からしたら、生涯をかけて描きたい題材に出会ったから
なんとしても生かしておきたいということですよね。
病みとエモさを感じる組み合わせです…！

最後の設定画に書かれている画家が吸血鬼にこだわる理由、
そして吸血鬼のキャラとしての魅力をストーリーに落とし込めたら、
より二人の関係性がより魅力的に光ったかと思います。
二人の出会いからストーリーを始めてみると、このあたりが表現できたかもしれません。
それと、視点キャラをどちらかに定めた方が内面もより深く掘り下げられたかと。

今作は少年誌の編集者の僕にもぐっさり刺さりました。
絵や演出力にも伸びしろを感じます！応援しています!!

鈴の音が聞こえるへのメッセージ

目力の強さに吸い寄せられました…！
瞳・髪の毛の描き込み、熱量がすばらしいですね！！
　
ストーリーも短いページにドラマが詰め込まれており、
これでもかと自分の伝えたいことを表現してくれた
力作だと思いました。
　
個人的には、もう少しページ数を増やして
主人公と男の子の感情の変化をゆっくり読みたかったです。
　
また、男の子が大学生という設定でしたが、
女子高生の主人公よりも年下に見えてしまいました。
　
等身のバランスを見直して、
大人っぽい男の子も描けるように練習してみてくださいね。
　
次作も熱いお話を期待しております！

君視点ボク目線へのメッセージ

あやういバランスで保たれていた3人の友情が、1人の行動をきっかけに変容していく…という緊張感が伝わってきました。男の子が3人ともかわいい＆性格の違いが見た目に出ているのもいいですね！気になった点は、雨宮くん＝雨で、読んでいて「これは下の名前だったっけ？」とちょっと引っかかってしまったところです。1～2ページ目の3人の関係性を表すシーンで、セリフの中で「君達」「彼」じゃなく名前を呼ぶなど情報量を増やしてもよいのではないでしょうか。
続きも楽しみにしております！

君視点ボク目線へのメッセージ

男子たちの表情がみんな印象的で目をひかれました。それぞれの瞳、目つきの描き分けがうまいですね。顔、瞳、表情へのこだわりと同じくらいの熱意で体や背景にも力を注げたら一気にうまくなりそうです。３人がこれからどうなるのかも気になるので、頑張ってたくさん描いてください！