編集者メッセージページ

  • 和ちゃんを心から応援したいという気持ちに序盤からさせられ、最後までそのまま読むことができました!!

    おそらく、それは和ちゃんがとても素直だからだと思うんです。
    遊んでる友達を羨ましくなってしまう、成績が伸びなくても変になげやりになったりしない、そういう素直に頑張る人を描けるというのは武器だと思います。

    和の表情も素敵です。大げさに喜んだら悲しんだりしていないはずなのに、「悔しい」という思いがしっかりと伝わってくるところは見事でした。

    気になった点を少し上げますと、最後に和がカギを返すところにもう一捻り欲しかったです。
    なぜカギを返すのに至ったのか、そういう人に和が育った理由があると、もっと説得力が増すのではないでしょうか。

    2018/05/20 19:34
  • 朝一から学校で勉強して、好きなものを我慢して。
    通学時間まで努力している和ちゃんにはどうしようもなく応援したくなります。
    そんな彼女を成長させる(誘惑する)悪魔の男の子の登場。
    この二人の組み合わせに興味津々です。
    どの程度彼らを悪魔に見せたいか、人間のように見せたいかによりますが
    悪魔の持つアイテムが本物である描写(和ちゃんがいない場面での使用)や、
    明らかに人間とはちがう形の影、部位が発達しているなど
    もう少し彼らを悪魔として認識できるようなものがほしいな、と感じました。
    そしてもっと和ちゃんは切羽詰ったように友達にイラついたり、悔しがったりと
    心の余裕のなさを表してもいいのでは。

    2018/05/17 22:51
  • 目の描き方が凄く良いですね!
    “目だけで感情が分かるのが理想”とよく言われますが、それに近いくらいよく目を研究されていると思います。個人的にはP.8「行きたい」の時の目とP.10「くやしい」の時の目が特に好きですね。

    かなたさんの今後のため、僭越ながら一つアドバイスをさせていただくとすれば、めくり(右ページの上のコマ)がさらに上手く使えるようになると良いと思います。
    主に人を驚かせたい時や、印象的なシーンを作りたい時に使うのがこのコマですが、まだそこまで効果的には使えておらず、使えればさらにネームに強弱を付けられると思いました。

    今回の作品でめくりが使えそうなポイントを申し上げると、P.5の白髪(?)の悪魔の登場シーン、P.14の主人公の「要らないっ」あたりですね。特に後者のような、キャラクターが予想外のリアクションをするようなシーンでは、めくりが効果的です。
    Kindleみたいに1Pずつ読む形だとオールめくりみたいにはなるのですが笑、女性誌を志望されているということでお伝えさせていただきました。

    次回作も楽しみにしております!

    2018/05/18 05:23

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