素敵な作品の投稿、ありがとうございました。こんな男の子のふとした瞬間がカッコいい！というときめきが伝わってきました。この気持ちを描きたい、漫画にしたい、という熱意が画面のそこらじゅうに現れていて、10代のころのつんとした気持ちが瑞々しかったです。

ただ、作品全体がモノローグで進んでいたのは残念でした。どうしても絵ではなく、モノローグを読み進めないとお話がわからなくなります。こ主人公のモノローグは、本当はこう思っているのに、でもそれが表情や台詞に出せない時にこそ使ってもらえれば、もっと効果的に響きます。

絵も一作の中でどんどん上手くなっていて、期待しかありません。もしご興味があればデザートに投稿してください！今後の作品も楽しみにしております。

表紙の色合いがすごく好きです。カラーがとてもお上手だなと思いました。
本文の線も非常に繊細かつ物語の世界観に適した絵柄で、大変引き込まれました。
欲を言えば、こういった耽美系のファンタジーは、
キャラ絵だけではなく吹き出しや文字の大きさも含めた一ページがまるごと一つの芸術品になっていた方が
より魅力的になるものなので、そこを意識して描くことができたら、もっとよくなるかもしれません。
そういった視点から見ると、せっかく素敵な絵なのに、この作品には「間」というものが少し足りないなと思いました。
間は想像の余地を生みます。たとえば心は絵にはできないので、間であえて表現する作家さんもいらっしゃいます。ぜひ既存の人気作品の、コマ割りおよび空間の取り方をじっくり見てみてください。
そのうえで、ぜひめめこさんの好きなものをとびっきりおしゃれに美しく描いてほしいなと思いました。
これからの作品も楽しみにしております。