編集者メッセージページ
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すらっと読めば「ただの杞憂」、
深読みすれば「もしかして実は怖い話?」。
いずれにせよ、紹介文にも書かれているように、ストーリー性には欠けていますね。
でも2人の兄弟が実際にこの世に存在するかのように自然なキャラクターとして「生きて」いますし、構図や台詞回しなどにセンスを感じます!
こういうふうに「人間」を描けるなら、
この兄弟の日常に、何かひとつ「非日常の大きな嘘」を入れてみるといいと思います。
明日世界が終わりだったら?
とつぜん家に爆弾が仕掛けてあったら?
帰ってきたら知らないおじさんが寝ていたら?
佐伯さんの趣味、嗜好、性癖、怒り、なんでもいいので「自分をさらけ出すようで恥ずかしい!」という「if」を、
キャラクターの住む世界に投げ入れてみてください。
きっと何か良い化学反応が起こるはず。
応援しています!
あとは以下のようなお話の考えかたもありますが、ご参考までに。
・主役に「具体的で大きな夢」がある。
・二人の欲望と欲望がぶつかり合う。
・1ページ目と最終ページで主人公の何か(気持ちなども含む)が変化している。
2018/04/20 00:18