投稿作品
担当決定
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決定日:2018年12月20日
編集者メッセージ(新着)
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悪夢紀行へのメッセージ
「他人の夢の話を聞かされることほど退屈なことはない」という人もいますが、この夢のお話は面白く最後まで読めました。
夢の中の不思議な感覚を、しっかり絵で表現しようという姿勢が伝わってきます。背景の力の入れ方からもそれが感じられました。細かいですが主人公の「手」の演技も繊細で、素晴らしかったです。
欲を言わせていただけば、夢がとりとめもない羅列になってしまっていて、この作品で何を伝えたかったかが分からなかったのが残念です。夢のエピソードを取捨選択し、最後に読者に「ああ、作者はこの一見なんの脈絡もない夢の羅列によって、こういうメッセージを伝えたいのだな」と感じさせることができれば素晴らしいですね。 -
大きな涙の降る下でへのメッセージ
うるっと来てしまいました。。。!
自覚もあったろうに、ギリギリまで堪えてた女の子、その絵の通りの大粒の涙がズシンと重かったです。
主人公はもちろん、出てくる登場人物それぞれの気持ちがちゃんと伝わるように描けていてすごいです!
的確でみやすーい画面構成と、説得力のある絵の賜物だと思います! 素晴らしいです。
さらっとした日常会話のようなやりとりの中に、毒っ気も含めて、ご自身の言いたいことを的確に入れられているのはすごいこと。
もちろん、この設定自体、ちゃんと昇華できているのもすごい。
がっつり恋愛ど真ん中、をのぺさんならどんな作品にするのだろう。すごーくみてみたくなりました!
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大きな涙の降る下でへのメッセージ
ラストがとても印象的な作品でした…。このサイズの髑髏は、国芳の『相馬の古内裏』のガシャドクロ以来じゃないでしょうか?(そんなことはない) この作品の素晴らしいところは、人間が生理的・本能的に気になってしまう要素を、うまいこと作品内にぶち込んでいることかと思います。単純に、圧倒的にデカイものとか、ドクロとか、解剖とか、人間の身勝手さ・薄っぺらさとか。なので先が気になります。そしてもっと素晴らしいところは、本来恐ろしいと思ってしまう巨大ドクロを、美しいもの・切ないものと感じるように読者の価値観を逆転させたことかと思います。ラストシーン、このページだけで見るのと、漫画全体を通して見るのでは感想が全然違う。これがストーリー・物語の力だと思いました。 演出で言うと、ずっと天候が一定(天候を感じさせない)なのがちょっと残念な気がしました。雨が降って、大木さんが雨に打たれりしたら、すごく情感たっぷりなシーンになった気がします。 とても良い作品なのに見落としていました…。 ヨクサル先生の講評生配信のおかげで気づけたので良かったです。
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編集者メッセージ(いいね)
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大きな涙の降る下でへのメッセージ
巨大化してしまった女の子の繊細な感情を描いた本作。ただ、感情のちょっとした歪みをあっさりと描きすぎているため、登場人物が「今どんな感情なのか?」がわかりにくくなってしまっているのが惜しい・・・!巨大化した女の子でも普通の女の子みたいに傷つくんだという視点はすごくいいので、傷つく演出はしっかり工夫することを忘れないでください。さらに、巨大化した女の子の骨格標本が展示品(見世物)になるというのは、結構ブラックだけど現実的でよいアイディアだったので、巨大化した女の子へ周囲からの下卑た対応ももっと入れ込めるとより良かったと思います!そうするとリアリティレベルがあがるので、読者も「もし自分の前に巨大化した幼馴染がいたらどういう対応をするかな?」と考えるお話にレベルアップしていきます。
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大きな涙の降る下でへのメッセージ
ラストがとても印象的な作品でした…。このサイズの髑髏は、国芳の『相馬の古内裏』のガシャドクロ以来じゃないでしょうか?(そんなことはない) この作品の素晴らしいところは、人間が生理的・本能的に気になってしまう要素を、うまいこと作品内にぶち込んでいることかと思います。単純に、圧倒的にデカイものとか、ドクロとか、解剖とか、人間の身勝手さ・薄っぺらさとか。なので先が気になります。そしてもっと素晴らしいところは、本来恐ろしいと思ってしまう巨大ドクロを、美しいもの・切ないものと感じるように読者の価値観を逆転させたことかと思います。ラストシーン、このページだけで見るのと、漫画全体を通して見るのでは感想が全然違う。これがストーリー・物語の力だと思いました。 演出で言うと、ずっと天候が一定(天候を感じさせない)なのがちょっと残念な気がしました。雨が降って、大木さんが雨に打たれりしたら、すごく情感たっぷりなシーンになった気がします。 とても良い作品なのに見落としていました…。 ヨクサル先生の講評生配信のおかげで気づけたので良かったです。
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大きな涙の降る下でへのメッセージ
うるっと来てしまいました。。。!
自覚もあったろうに、ギリギリまで堪えてた女の子、その絵の通りの大粒の涙がズシンと重かったです。
主人公はもちろん、出てくる登場人物それぞれの気持ちがちゃんと伝わるように描けていてすごいです!
的確でみやすーい画面構成と、説得力のある絵の賜物だと思います! 素晴らしいです。
さらっとした日常会話のようなやりとりの中に、毒っ気も含めて、ご自身の言いたいことを的確に入れられているのはすごいこと。
もちろん、この設定自体、ちゃんと昇華できているのもすごい。
がっつり恋愛ど真ん中、をのぺさんならどんな作品にするのだろう。すごーくみてみたくなりました!
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大きな涙の降る下でへのメッセージ
彼女の指先分くらいでしかない花束、でもそこにある想いは全然小さくないよね…とウルウルとしながら読んでいたら、最後も花束持っていてウルウルで済まなくなりました(ホロリ)。そう、構成のボタンにかけ方や、行動がキャラの自覚度を超えて物語として意味してしまうものの表現の仕方とても素敵でした。
今のままでもなんとなくある程度の満足感をもって読み終えることはできるのですが、もう少しこの巨大化してしまった女の子と、通う男の子との間にある感情、そしてそれぞれの人間としての人生に対しての価値の持ち方に形を持たせて表現できていれば最後に骨の前にいた彼を感情移入しながら見つめられたかなと思いました。
とはいえ、とてもいい作品でした。作品に出会えて幸せな夜になりました。