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  • ご投稿ありがとうございます!

    設定、作画ともに魅力的で楽しく読ませていただきました。桃野さんの「こういうのが好き!」が詰め込まれているのを感じました!食欲と庇護欲の間で揺れる主人公…最高です。「麻薬」という設定が入ってくるのも物語の広がりを感じます。

    気になった点は、作品のつかみとして、スートが食べられる様子やスートが食用に選ばれて喜ぶ様子などは方序盤にしっかりと絵で見たかったという点でしょうか。またこれを連載の1話とした場合、かなり情報量が多く追うのに体力がいる印象がありました。

    情報量と見せ方を整理すればさらに魅力的でヒキのある作品になる、未来を感じさせる素晴らしい作品だと思います!担当希望させていただきます。モーニング・ツー、コミックDAYSなどに興味がありましたら、ぜひ一度お話を伺わせてください!

    2023/01/18 05:23
  • 読みごたえありますね!
    最初は「『食糧人類re:』?」と思ったもののそんなことはなく、オリジナリティのある世界を作れていると思います。

    課題はおそらく情報の出し方でしょう。
    この設定を一気に出しても読み手は理解できないから、順番に出していくスタイルにしているのはいいと思います。
    ですがそれでも急ぎすぎで、「順番に情報を出していく」はずが、読み方によっては「ストーリーに合わせてつじつま合わせのように情報が出てくる」ように見えてしまう懸念があると思います。

    連載企画にするなら、もっとキャラクターに何をさせるかを絞り込んで、情報がもっと小出しでもしっかり楽しんで見られるように設計する必要があるかと感じました。

    ここから、仮にラヴィが主人公だとして進めます。

    たとえば、スートを適切に出荷する仕事を主人公がしているなら、いちど「加工」までつきあって見せ、その上で主人公が何をしたくなったのかをタテ筋として示す、くらいの情報量が1話目ではせいぜい盛り込める上限かと。

    そうなると、楽しませるためには主人公をもっとキャラとして「起てる」必要があると思います。腐った人を目撃する回想はいい感じの場面でしたが、まだまだ読者が主人公を好きになるには足りないでしょう。

    設定も情報も大事ですが、私たちが漫画を読む動機はキャラです。ぜひ主人公を、読者と一緒に設定や情報を引っ張り回せるよう、起たせて動かしていただければと存じます。

    いずれにせよ3作とも面白く拝読しております。
    ご投稿、ありがとうございました!

    2022/12/25 22:20

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