編集者メッセージページ
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主役の特殊能力は面白い発想ですね!
おそらく主役のすごさを見せつけることで、もっと作品のすごさが引き立つと思うので、
彼に驚いてあげる人間を視点人物としてすると良かったかもです。
たとえば冒頭の「名前が見えるんだ」というん部分、掴みとして機能しているのですが、
その人の名前が見えるのかなと誤読(誤解)を招きかねないのと、誰がその能力を有しているのかがわからないので、実は複雑にしてしまっています。
依頼人を視点人物にして、そこで主役が「~さんですか?」と教えてもいないのに言い当てるシーンを作れば、
冒頭の掴みを削りつつ、ナレーションもなくしつつ、もっと驚けたかもしれません。
ご検討くださいませ2018/03/22 11:39 -
読後感のいいショートですね!
作者がキャラクターを愛せるいい人なんだろうな……と嬉しく読みました。
ですが、出来のいいショートではないです。魔女は国王と因縁があったから娘に呪いをかけるために再訪したはずなのに、その因縁がわからないからです。
13年後に呪いに来るというからには、12年くらいで幸福がピークに達する何かいい感じの魔法をかけ、娘を呪うことでその魔法が解けるのが常道かと思います。
あるいは『王様ランキング』で描かれたような、国王の自己中心的な願望を叶えるための取引だったのかもしれませんが、それならばラストの魔女の選択が国王に打撃を与える「何か」につながらなければオチにならないです。
おそらくは王女を救済するというシーンを描きたくて本作に挑まれたのだと思いますが、そのシーンを見た人に最大限なインパクトを与えてこその漫画ではないかと。
いろいろ申して失礼しました。
ですが人間の善性を読者に信じさせようとする作風は正直申して大好きなので、今後も楽しみに拝読したいと思います。
ご投稿、ありがとうございました!2024/02/25 01:35