投稿作品
担当決定
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決定日:2022年05月31日
編集者メッセージ(新着)
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セブンへのメッセージ
ダイナミックなコマ割りと構図、眼力の強い女の子が読者の目をくぎ付けにする作品ですね! セリフもキレていて、最後まで一気に読ませる力がある作品でした。
これは気にならない人も多いとは思うのですが、主人公たちはもう少し筋肉質でもよかったかなと思います。もしくは、彼女たちが細身でも強い理屈がほしいです。主要キャラが超常的な力で戦っているのを見ると、「古武術は一間!」のハッタリが霞んでしまう気がします。せっかくのキメシーン「お陰で一層 武烈う成れ申しました」の説得力が薄く感じてしまったのは残念です。
とはいえ、狙い澄ましたインパクトのある絵、読者の心を射抜く強いセリフと魅力満載な作品だったと思います。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました! -
セブンへのメッセージ
車戸さんは傷だらけの子どもにフェチがあるんだな、と
ビシビシと伝わってきました…!!!
傷だらけでも覚悟を持って行動するという点に、
自己犠牲型キャラが好きな私は
「アツい…!」と大変グッときました。
しかし、
痛々しい傷を見せるだけでなく
その傷に打ち勝つほどの精神性(偏執性、変態性)が
どんなものなのかをもっと見たいです!
強い信念を抱き、
大きな傷をもろともせず、
ただひたすらに邁進する人間が
他人に優しくされたときにどんな反応をするかとか。
常人とはどれほどズレた価値観を持って生きているかとか。
「傷がある」ことを見せるだけでは読者への痛みの説得力が弱いです。
「傷がある人間が、どれほど他者とズレてるか」を見せることで
初めて読者はその傷の痛みや覚悟の深さを知ることができると思います。 -
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セブンへのメッセージ
「セブン」「MA!」とあわせて拝読させていただきました。非常に面白いです!自然と気持ちが盛り上げられて子供の頃に戻ったかのようでした。
「セブン」はもう導入から素晴らしいですね。大きく打ち出した「崩壊った」を「おわった」と読む一工夫で、この漫画の特異性が発揮されていてすぐ引き込まれました。話の筋はとてもシンプルですが、会話や動き1つでキャラの人間臭さ・人間らしくなさを見せつけており、重厚なドラマに仕上がっている作劇力に心を持っていかれました。
演出もまた圧倒的だと思います。シンプルなセリフに大きなコマという、まさにこれができればマンガの一つの理想と言えるようなコマ割りです。その中で決してあっさりと読ませるだけではない、目を止める絵が作れておりストーリーに重みを与えていると感じられました。説得力が段違いだと思います。
「MA!」につきましても見たことが無い設定で異質さがありつつ、読者が混乱し始めるだろうあたりでナレーションが入り、読者目線を失わない気遣いも感じられました。超常的な現象が起きているにもかかわらず、行動に納得ができて、そうなる必然性も感じられる、世界観に引っ張られてしまう作品です。今はまだ話の展開部分だと思いますので、ここからどう先に繋がっていくのか興味を引かれます。
僭越ながら気になるポイントとしましては、世界観が独特すぎるゆえに読者が圧倒されて終わってしまうかも…と思います。読者が「もしかして先はこうなるのかな」と大まかに想像できるお話ですと、気になって先を読んでいくことができますし、逆にその予想を裏切ることで印象的な展開を作れるのかなと思います。すると、読者が寄り添うことのできる世界観、読者の想像力の追いつく常識がもう少しだけ提示できると、作品の届く力がより増していくかもしれません。
今後どういった作品づくりを為されるか非常に楽しみで、その一助になれましたら大変うれしく思います!担当希望を出させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。 -
MA!へのメッセージ
DAYS NEO へのご投稿ありがとうございます! 期間限定でDAYS NEOに参加させていただいておりますスクウェア・エニックス ガンガンJOKER編集部の樋口と申します。『セブン』『MA!』それぞれ、大変楽しく拝読させていただきました!!
両作、大変面白かったです。1P先に何が起こるか想像ができず、夢中でページをめくってしまいました。
『セブン』は、予想を裏切り続ける展開とワードセンスに痺れました。姉妹間で殺し合うハードな世界観、下剋上上等のお礼参り、一触即発の立ち会い、そこから繰り出される圧倒的な斬撃シーン…。"武士道"の厳しさと、そこに真正面から挑む七姫の武勇を見届けたくなります。
『MA!』は、とにかく、続きが気になります!!! 3人の、時代も背景も違うスペシャルな主人公達が、どのように絡むのか、どう出会うのか、楽しみすぎますね。個人的には、普段弱気なように見えるマオの、時折覗かせる残酷さのギャップが好きです。
上記2作品の巨大な主題を支えているのが、車戸さんの「画力」だと思います。『セブン』の殺陣のスピード感、『MA!』の巨大な神的存在の圧力。現実では到底味わうことのできない体験が、ページをめくるたびに襲いかかり、これぞマンガの醍醐味…と噛み締めながら読みました。
編集者目線では、主人公と目的が1話で提示される『セブン』の方が、商業誌に向いている印象ではありました。見たこともない景色を読者に見せる…という意味で、車戸さんの非凡な才能と熱量は、この2作で痛いほど伝わります。ただ、未知なるマンガ体験は、読者も消化のためのエネルギーを使います。時には物語を見失いそうになることもあるかと思います。そんなとき、共感を見いだせる主人公や、思わず見届けたくなる目的があれば、"灯台"の役割となり、読者を先の物語に導いてくれるかと思います。
今後、車戸さんが読者に作品を届ける際、そういった"灯台"の役割をしてくれる、キャラクターや目的を意識されると、より多くの読者に届きやすくなるかもしれません。
さしつかえなければ、車戸さんと連載を視野にいれた作品づくりに関するご相談をさせていただきたく考えております。車戸さんの描く、誰も見たことのない漫画を、読者に届けるお手伝いができればと思います。ここではお伝えしきれなかった感想や、目指したい作品の方向性、レーベルのご紹介なども含めて、やりとりの機会をいただければ幸いです。どうかご検討くださいませ。
重ね重ね、衝撃的なマンガ体験をありがとうございました!!
編集者メッセージ(いいね)
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MA!へのメッセージ
DAYS NEO へのご投稿ありがとうございます! 期間限定でDAYS NEOに参加させていただいておりますスクウェア・エニックス ガンガンJOKER編集部の樋口と申します。『セブン』『MA!』それぞれ、大変楽しく拝読させていただきました!!
両作、大変面白かったです。1P先に何が起こるか想像ができず、夢中でページをめくってしまいました。
『セブン』は、予想を裏切り続ける展開とワードセンスに痺れました。姉妹間で殺し合うハードな世界観、下剋上上等のお礼参り、一触即発の立ち会い、そこから繰り出される圧倒的な斬撃シーン…。"武士道"の厳しさと、そこに真正面から挑む七姫の武勇を見届けたくなります。
『MA!』は、とにかく、続きが気になります!!! 3人の、時代も背景も違うスペシャルな主人公達が、どのように絡むのか、どう出会うのか、楽しみすぎますね。個人的には、普段弱気なように見えるマオの、時折覗かせる残酷さのギャップが好きです。
上記2作品の巨大な主題を支えているのが、車戸さんの「画力」だと思います。『セブン』の殺陣のスピード感、『MA!』の巨大な神的存在の圧力。現実では到底味わうことのできない体験が、ページをめくるたびに襲いかかり、これぞマンガの醍醐味…と噛み締めながら読みました。
編集者目線では、主人公と目的が1話で提示される『セブン』の方が、商業誌に向いている印象ではありました。見たこともない景色を読者に見せる…という意味で、車戸さんの非凡な才能と熱量は、この2作で痛いほど伝わります。ただ、未知なるマンガ体験は、読者も消化のためのエネルギーを使います。時には物語を見失いそうになることもあるかと思います。そんなとき、共感を見いだせる主人公や、思わず見届けたくなる目的があれば、"灯台"の役割となり、読者を先の物語に導いてくれるかと思います。
今後、車戸さんが読者に作品を届ける際、そういった"灯台"の役割をしてくれる、キャラクターや目的を意識されると、より多くの読者に届きやすくなるかもしれません。
さしつかえなければ、車戸さんと連載を視野にいれた作品づくりに関するご相談をさせていただきたく考えております。車戸さんの描く、誰も見たことのない漫画を、読者に届けるお手伝いができればと思います。ここではお伝えしきれなかった感想や、目指したい作品の方向性、レーベルのご紹介なども含めて、やりとりの機会をいただければ幸いです。どうかご検討くださいませ。
重ね重ね、衝撃的なマンガ体験をありがとうございました!! -
セブンへのメッセージ
車戸さんは傷だらけの子どもにフェチがあるんだな、と
ビシビシと伝わってきました…!!!
傷だらけでも覚悟を持って行動するという点に、
自己犠牲型キャラが好きな私は
「アツい…!」と大変グッときました。
しかし、
痛々しい傷を見せるだけでなく
その傷に打ち勝つほどの精神性(偏執性、変態性)が
どんなものなのかをもっと見たいです!
強い信念を抱き、
大きな傷をもろともせず、
ただひたすらに邁進する人間が
他人に優しくされたときにどんな反応をするかとか。
常人とはどれほどズレた価値観を持って生きているかとか。
「傷がある」ことを見せるだけでは読者への痛みの説得力が弱いです。
「傷がある人間が、どれほど他者とズレてるか」を見せることで
初めて読者はその傷の痛みや覚悟の深さを知ることができると思います。 -
セブンへのメッセージ
「セブン」「MA!」とあわせて拝読させていただきました。非常に面白いです!自然と気持ちが盛り上げられて子供の頃に戻ったかのようでした。
「セブン」はもう導入から素晴らしいですね。大きく打ち出した「崩壊った」を「おわった」と読む一工夫で、この漫画の特異性が発揮されていてすぐ引き込まれました。話の筋はとてもシンプルですが、会話や動き1つでキャラの人間臭さ・人間らしくなさを見せつけており、重厚なドラマに仕上がっている作劇力に心を持っていかれました。
演出もまた圧倒的だと思います。シンプルなセリフに大きなコマという、まさにこれができればマンガの一つの理想と言えるようなコマ割りです。その中で決してあっさりと読ませるだけではない、目を止める絵が作れておりストーリーに重みを与えていると感じられました。説得力が段違いだと思います。
「MA!」につきましても見たことが無い設定で異質さがありつつ、読者が混乱し始めるだろうあたりでナレーションが入り、読者目線を失わない気遣いも感じられました。超常的な現象が起きているにもかかわらず、行動に納得ができて、そうなる必然性も感じられる、世界観に引っ張られてしまう作品です。今はまだ話の展開部分だと思いますので、ここからどう先に繋がっていくのか興味を引かれます。
僭越ながら気になるポイントとしましては、世界観が独特すぎるゆえに読者が圧倒されて終わってしまうかも…と思います。読者が「もしかして先はこうなるのかな」と大まかに想像できるお話ですと、気になって先を読んでいくことができますし、逆にその予想を裏切ることで印象的な展開を作れるのかなと思います。すると、読者が寄り添うことのできる世界観、読者の想像力の追いつく常識がもう少しだけ提示できると、作品の届く力がより増していくかもしれません。
今後どういった作品づくりを為されるか非常に楽しみで、その一助になれましたら大変うれしく思います!担当希望を出させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。 -
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セブンへのメッセージ
ダイナミックなコマ割りと構図、眼力の強い女の子が読者の目をくぎ付けにする作品ですね! セリフもキレていて、最後まで一気に読ませる力がある作品でした。
これは気にならない人も多いとは思うのですが、主人公たちはもう少し筋肉質でもよかったかなと思います。もしくは、彼女たちが細身でも強い理屈がほしいです。主要キャラが超常的な力で戦っているのを見ると、「古武術は一間!」のハッタリが霞んでしまう気がします。せっかくのキメシーン「お陰で一層 武烈う成れ申しました」の説得力が薄く感じてしまったのは残念です。
とはいえ、狙い澄ましたインパクトのある絵、読者の心を射抜く強いセリフと魅力満載な作品だったと思います。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました!