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作品のアドバイス等参考にさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

編集者メッセージページ

  • あたたか味のある絵柄なのに、背筋が凍る結末に「ヒエッ…」となりました。少ないページ数ですが、読み応えのある作品。しかし、同級生の子も可愛いので、この結末は悲しかった…。

    少し気になったのはお姉さんが「鬼の角が宝石になっている」ことを知っている設定です。それを知った上で、ナズナ少年に宝石が好きなことを伝えるというのは、少し配慮が足りない気がしました。特に見せつけるように赤い宝石のアクセを身に着けているという同級生の証言が本当なら、これ黒幕はお姉さんなんじゃ…という邪推が生まれてしまいました。

    もしそれ(お姉さんが黒幕)が意図的であるなら演出としては不足だと思いますし、意図的でないならお姉さんは鬼の角の秘密は知らないという設定のほうがスッキリ読めたと思います。

    とはいえ親しみやすい絵柄ですし、制服や教室のデザインもよく見ると面白いアイデアが盛り込まれていて楽しく読ませていただきました。

    この度はご投稿いただき、ありがとうございました!

    2020/07/28 14:49
  • 最後のページの葉っぱの演出がとても素敵ですね!
    深夜2時過ぎに得体のしれない何かとセッションする設定も秀逸だと思いました。

    あと、これは私見ですが、「描かなくても良いものは描かない」というショートカットの技術がririo100さんは高いと思います。「もう一回コンコンしてみよう」みたいな無駄な言葉がなく、極力絵で見せようという意識が感じられました。あだち充先生のテンポ感を彷彿とさせます。

    一方で、「面白いけど、結局これなんの話だったの?」と言われてしまう可能性のある作品だなとも思いました。それは、主人公の中にどういう心の変化があったかも省いてしまっているからです。

    「主人公に変化が訪れる瞬間」は読み切りの中で最も大事ですが、現状それが訪れるP.9-10がちょっとわかりづらいです。ここだけはショートカットせず、このシーンにどんな意味があるのか、どんなことを主人公に伝えたいのかを具体化できると、ririo100さんはもっと上に行けると思います。

    あとは蛇足かもしれませんが、ほとんどの雑誌は左ページ始まり(いわゆる奇起こし)なので、めくりの意識を持つためにも、奇起こしの形に一度トライしてみると良いかもしれません。

    ririo100さんが今後どういう作品を描いていきたいのか、一度お話を聞かせていただきたいです。よろしくお願い致します。

    2020/07/30 16:37

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